Football × Journey = Pura Vida!

Pura Vida!とは中米コスタリカの挨拶でよく使われる「素晴らしい人生だよ!」の意味。

素敵な体験。

 

この日の

エリア伊都 」の小学5年生~中学2年生は

フットサル場での練習を終えるとそのまま

レベルファイブスタジアムへ移動して、

アビスパ福岡 vs 愛媛FC 」の試合観戦へ。


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試合は残念ながら、0対1 でアビスパ敗戦。

 

ここ数試合

なかなか勝てない状況が続いていますが、

まだ自動昇格圏内の 2位 をキープ。

来シーズンは J1 で観たい!


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今回みんなで一緒に来てみて思ったのは、

子供たちのスタジアム観戦はやっぱいいなと。

 

プロ選手のプレーを

生で観られるのはもちろんのこと、

スタジアムの熱気を全身で感じられたり、

普段はあまり食べることのできない

スタジアムグルメを味わうことができたり。

 

今回うちの子たちも、

試合が盛り上がってきた後半に

ゴール裏の応援団のところに入っていっては、

一緒に応援してめっちゃ盛り上がってたんですが、

知らない人たち、特に知らない大人たちと

そんな空気感を共有できるっていうだけでも

彼らにとっては素敵な体験ですよね。

 

きっと、子供たちが

スタジアムで学んでいけることはいっぱいある。

 

学校の授業として、

サッカーや野球などの試合の

スタジアム観戦とかあったらいいのになぁ。

 

しかし試合中

うちらの座席あたりに

サソリが出現したことはマジでビックリ!!

 

試合そっちのけで大騒ぎになったことも

いい思い出になっていくんでしょうねー

 

 

 『 宝島なんてないと思ってる

   子供たちがたくさんいる。

   だけど、本当はそう思い込んで

   世界を狭くしてるだけじゃないのかなぁ。

   出会えたら素晴らしい人とか、

   心打たれる風景はたくさんある。

   出会う前、見る前に諦めちゃいけない 』

              宮崎駿( 映画監督 )


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実現したいこと。

 

昨日アップした

「 糸島合宿 」についてのブログを書いてるとき、

 

tetsufootball.hatenadiary.jp

 

イカれたメンバーたちとのことを書いた

昔の記事を探していると、2年ほど前の

「 31年目の新発見 」という記事に辿り着きました。

 

ボールを蹴り始めて

31年目にして初めて発見したこと、

について書いたものなのですが、

あらためて読み返してみたら、

自分がサッカーコーチとして

日本で実現したいことが言葉になっていたので

忘れないようにの思いも込め

全文そのまま再掲載させてもらいます。

 

 

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小学校3年生のとき、
いつものように野球をやりたかったのに、
なぜかその日は「 サッカーやろうよ! 」
と誰かが言いだし、みんなもそうだそうだと。


オレは

スイッチヒッターの練習をしたかったのに、
( ビジュアル的に
     カッコいいんじゃねえかという理由で )
渋々そのサッカーに付き合うことになったのでした。


で、これまた「 なぜか 」で、
渋々ではあったんですが、
反対はしなかったんです。

当時いつも遊んでた仲間のなかでは、
あれしよう、これしようという
仕切りたがり役だったのに。

サッカーがしたいなんて
1%も思ってなかったのに。

というか、
サッカーがそもそもよくわかってなかったのに。


校庭ではなく、
団地前の小さな道でやることになりました。


友だちが
ネットに入れてきたボールを道に転がして、
なんとなく始まったんです、
ただ蹴り合うみたいな形で。


そして、ボールはオレのところに。
思い切って「 えいっ 」って
蹴っぽってみたんです。




「 !!!!!!!!!!!!!!!!!! 」




身体中に衝撃が。

「 何なんだ、この楽しさは!! 」

っていう衝撃。

大げさでなく、
このひと蹴りで人生が変わったのです。
サッカー、サッカー、サッカーに。
( 途中ファミコンに移り
     サッカーやってませんでしたが・・・ )


それから30年ちょっと。
相も変わらずにボールを蹴ってるわけですが、
いまだに初めて知ることがあるんです。


先週参加させてもらった、
愉快な仲間たちとのフットサル。


この日は
身体とココロがなかなか一致していたので、
自分とボールの一致感もなかなかにありました。


そのなかで、めっちゃ嬉しいプレーがふたつ。


ひとつは、アシスト。
ゴール前で受けた縦パスをズラして
シュートと見せかけ、
オレの背後を走ってきた仲間に
ヒールキックでパス → ゴール


もうひとつは、ゴール。
後ろの選手がボールを持ったとき、
相手DFラインの裏に抜けたんです、
右斜め方向に。
そこに後方から浮き球のロングパスがきたのですが
それが走ってるタイミングと合っていたので、

「 GKが出てきてるのとか
     見えないけど打っちゃえー 」

と思い、ダイレクトでボレーシュート → ゴール


どっちも日常では味わえない快感に包まれて、
たまらなーい幸福感でいっぱいになれたのでした。



数日経って、
その時に撮ったフットサル映像が
YouTubeにアップされたので見返してみると
( 毎回撮って
     毎回アップしてくれているのです!)
ちょっとした疑問が湧き出してきました。




 「 この2つのプレーで感じた喜びって、

   それぞれ何か違う気がする・・・ 」




両方とも嬉しいことに間違いはないんだけども、
なんかその熱量みたいなものが違うというか。


で、そのことを、あれこれ考えていました。


アシストのプレーは、
自分が描いたイメージをピッタリとやれた、
イメージを完遂できた喜び。


「 思考 」がすごく喜んでいる気がしました。


かたやゴールの方は、
自分ではイメージできていないことを
身体が勝手にスムーズに反応して出来た、
イメージを越えられたことの喜び。


「 感覚 」がすごく喜んでいる気がしました。


そして前者は

「 それまでの自分を肯定できる喜び 」

で、

「 自分を満たせたことの喜び 」

後者は

「 これからの自分を肯定できる喜び 」

で、

「 自分を壊せたことの喜び 」

なのかなぁと。


前に mf のイベントで、
南米サッカーの柔らかなご意見番
 
“ ワタリタカシさん ” から、


「 向こうでは 
     “ ひとつのきっかけ ” で急激に成長して、
  スターダムに伸し上がっていく
     選手がいるんですよね 」


というお話を聴いて、
ああ、確かに日本ではなかなないよなと。


右肩上がりの
直線的なイメージではなくて、
なだらかーな上昇から
急激に上がっていく曲線的なイメージ。


で、思ったのは、
こういう選手たちの
“ ひとつのきっかけ ” って、
ボクが感じることのできた後者の喜び


「 感覚の喜び 」
「 これからの自分を肯定できる喜び 」
「 自分を壊せたことの喜び 」


を感じられる
ワンプレーだったりするんじゃないかなーと。


誰もがビックリするような、
スーパーゴールだったり、
ルーパスだったり、
ヘディングでの競り合いだったり、
ボール奪取だったり、
ドリブル突破だったり、
ビッグセーブだったり。


だとしたなら、
そういう喜びが生まれやすい環境があれば・・


そのヒントは、
愉快な仲間たちとの
フットサルにある気がしました。


おそろしくざっくり言うと、




 「 無我夢中になっちゃう空気感 」




振り返ってみると、
ブラジルやコスタリカ
プロの練習でも草サッカーでも、
そんな空気感に包まれているのが
当たり前でした。


でも残念ながらそれは、
日本ではなかなか感じることのできない空気感。


無我夢中だらけな環境さえあれば、
人は勝手に、自分でも気づかないうちに
どんどんと成長していくんだと思います。


サッカーだけじゃなくて、
日本中をそんな環境でいっぱいにしたいよなぁ。


 『 楽しんで学べる “ 教育 ” よりも、
   気がついたら学んでいるような 
           “ 娯楽 ” を与えたい。 』
          ウォルト・ディズニー


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こうして振り返ってみると、

小学3年生のときの衝撃から、

糸島合宿をブログに書いたことまで

ありとあらゆることがつながってきてるんだなぁ。

 

それって、めっちゃスゴイ。とんでもなくウレシイ。

 

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糸島合宿。

 

だから、

フットボールはやめられないんだよなぁ。

  

9月に入ってすぐ、

東京のフットボール仲間

「 f.c.A 」のメンバーが糸島へ。

 

この仲間は、

毎週月曜日の夜にフットサルをやっていたり、

 

blog.canpan.info

 

年に一回、

建築関係の素敵すぎる大会に出場したり、

 

tetsufootball.hatenadiary.jp

 

で、今回は、

 

 「 よし、じゃあ、今回は、

   テツさんが移住したし糸島で合宿しよっか

   サンセット( 音楽フェス )もあるしね 」

 

という声からあっという間に決まり、

東京だけでなく、名古屋、岡山からも参戦、

結局、13人ものメンバーがやってきたのでした。

 

みんなバラバラで福岡入り、

そこからそれぞれで博多近辺を観光して

試合会場の「 フットボールセンター 」に集合。

 

僕がコーチをやっている

「 県立講倫館高校 」の

Bチームとの試合を20分×3本ほど。


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終了後は、

みんなはサンセットライブへ行き、

僕は夜に合流して、貸し切りで対応してくれた

古民家ゲストハウス「 いとより 」で楽しき宵。


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翌朝は、

美味しいパン屋で朝ご飯を買い、

海辺でみんなで朝食。


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チェックアウト後は、

糸島のオススメポイントをいくつか案内をして、

僕はここでみんなとお別れ。

 

ほんっとに楽しかったー!!

いや、楽しいという以上に嬉しかったー!!!

 

大好きな仲間が糸島にボールを蹴りに来てくれて、

しかも、みんなが糸島を気に入ってもくれて。

 

今回の合宿に快く協力してくれた

「 講倫館高校 」の先生や選手&マネージャー、

「 いとより 」のご主人にはただただ感謝です、

本当にありがとうございましたー!!

 

今年の3月、

移住前ラストとなった月曜フットサルの後、

みんなと撮った写真と共に、僕はこんな言葉を

フェイスブックにアップしていました。


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ラストの月曜日フットサル!


いろんな人に会えて、

めっちゃ嬉しかったー!!!


遊びにとことん夢中になれて、

じつは仕事もスゴい、カッコいい大人たち


ボールを蹴っていたら、

こんな素敵な人たちに出逢えました


これまでの人生で、

ボールがきっかけとなって、

いったい何人の人たちと出逢えたんだろう


で、その出逢いから、

自分の人生がどれだけ

楽しくなっていったんだろう


フットボールはこれまで、

何ひとつだって奪うことなく、

様々なものを与えてきてくれました


だから、やっぱりそれを、

自分のところに留めておかないで、

子供たちにじゃんじゃん渡していきたい


こんなにも楽しいんだぜって

こんなにも素晴らしいんだぜって


そんな「 こんなにも 」を伝えていきたい


ボールを蹴ろう、自分で在ろう

フットボールから始まる人生がある


みんな本当にありがとうでした!また!


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一緒にボールを蹴った高校生たちが

何かを感じてくれてたらめっちゃ嬉しいわ〜


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遊びも仕事も本気な

ちょっとイカれた「 f.c.A 」のみんな、

マジでサンキューでした。

 

うん、だから、

フットボールはやめられないんだよなぁ。

 

 

 『 失敗も成功もない、

   ただチャレンジし、

   そしてそれを支え合う仲間がいる。

   下山するたびにそう思う。

   それだけで幸せだ 』

           栗城史多( 登山家 )


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そのタイミングを。

 

2か月ちょっと行けてなかったフットサルへ。

 

フットサルでもサッカーでも

久しぶりのときにはいつも思うように

身体の各部分同士や、身体と心と頭、

それぞれがまったくもって「 一致 」しておらず。

 

で、一致していない分、動きが一瞬遅れて、

ルーパスミドルシュートインターセプト

「 タイミング 」を逃しまくるという・・・

 

まずは何より、自分自身を一致させねば!


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そう、フットボールのピッチの中には

それこそ無数のタイミングが漂っていますが、

それをどれだけキャッチできるかっていうのは、

( 選手個人としても、チームとしても )

いいプレーをするうえで、勝利するうえで、

ものすごく重要な部分だと思うんです。

 

いつもフルパワーで必死にやっていたら

見えるところや感じられるところは

どんどんと狭くなっていって

タイミングを見極めること自体が難しくなるし、

いざ見極められたとしても

そこに爆発的なパワーと技術を投入するのも

それまでに力んでしまっている分、困難になる。

 

だから、

柔らかくタイミングを見極めて、

爆発的にそのタイミングをつかみにいく。

 

そう、

今回のフットサルに行く前に見た

W杯ヨーロッパ予選の

「 スペイン vs イタリア 」

この動画のなかの最初のプレー

イニエスタ ” のスルーパス

まさにそんな感じでした。

 

この試合に関しては

“ イスコ ” がだいぶヤバかったですが・・・

特に “ ベラッティ ” を股抜きしてからのスルーパス

( 周辺の選手たちの動きも素晴らしかった!! )

 

 

www.youtube.com

 

 

自分自身を一致させて、

柔らかくタイミングを見極め、

爆発的にそのタイミングをつかみにいくこと。

 

きっとこれって、日常でも出来ることだなぁ。

 

 

 『 MVPに輝くためにプレーしてるわけじゃない。

   幸せになるためにプレーするんだ 』

        サッカースペイン代表 イニエスタ

 

悪くはない違和感。

 

千葉県での合宿後は、

 

tetsufootball.hatenadiary.jp

 

東京・神奈川・埼玉に4日間ほど滞在。

 

トークイベントを開催した他は、

主に、家族や友人たちと会っていました。

 

東京から離れて、まだ半年弱。

 

僕のなかでの半年という時間は

「 まだ 」という感覚なのですが、

今回いろいろなところを

訪れたなかで感じていたのは

「 まだ 」ではありませんでした。

 

かといって

「 もう 」という感じでもなく。

 

ただ、

それまでとは確実に違ってはいたんです。

 

決して悪くはない「 違和感 」があったんです。

 

それはもしかしたら、

「 時間の長さ 」がどうこうってことではなくて、

「 関係性 」が変わったからかもしれないですね。

 

東京という街との関係が

「 生活する → 訪れる 」へ変わったことで。

 

そういえば、15年ほど前

コスタリカでのフットボールライフ中に

10日間ほど一時帰国したときも

同じような感覚になっていました。

 

生まれ育ってきた東京に感じる「 違和感 」。

 

これまでと違って見えるって本当に嬉しい!!

 

糸島に帰ったら

さらにワクワクしている自分がいました。

 

 

 『 物事を見すぎることで、

   それが持つ意味が

   まったく見えなくなることを僕は怖れる 』

     アンディ・ウォーホール( アーティスト )

 

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小学生合宿@千葉県。

 

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ゲストコーチとして参加させてもらった

東京のクラブチーム「 INAC多摩川 」の千葉県合宿。

 

あれやこれや、

とーーーっても有意義な2日間となりました。

 

まず宿泊した宿「 サンセットブリーズ 」。

海の目の前という

絶景フットサル場も併設していて、

部屋はもちろんオーシャンビュー!


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で、練習&試合をしたグラウンドは、崖ビュー!


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ポルトガル「 ブラガ 」の

スタジアムを思い出したなぁ。

 

今回の合宿に向けての僕の役割として

チーム代表の佐藤さんから

この3つをお願いされていました。

 

 

 ① 選手の観察、また観察の中で、

  「 伝えたいことを

             伝えたいように伝えて 」ください

 

 ② 夜のミーティングで、

   今の有坂さんが思うこと、

         想うことを話してください

 

 ③ 3年生、また5年生の実技指導

  ( これは状況によると思いますが )

 

 

実際にやらせてもらって

感じたこと、思ったこと、考えたこと、

それについて合宿後に

佐藤さんへ送ったメールを

そのまま掲載してみようと思います。





合宿に呼んでいただき
ありがとうございました!

僕個人としましては、
2学年だったことで違いがハッキリと見え、
それが思考するきっかけにも繋がった、
とてもとても有意義な合宿でした。

5年生は、
みんなの前でも話したように前回と比べ、
明らかに「 逞しさ 」が増したことを
感じました。

ボールの奪い合いの場面での
「 逃げない姿勢 」や「 連続性 」、
攻撃時のプレーでの「 決断力 」に
そこが表れていると思いました。

様々な経験から「 自信 」と「 自覚 」が
上乗せされたのかもしれませんね。

特にセイヤの成長には目を見張りました。

ボールを持ちながら
相手の動きを見極める繊細さと、
ゴール前に入っていくときやシュートのときの
ダイナミックさが両立されているところが。

終わってから
「 コーチから見て
     どのゴールが一番よかった?」
と聞かれたので、
あえて左足のパンチあるシュートではなく
「 他の選手が打ったシュートをGKが弾くのを
     予測して長い距離を走って詰めたゴールは
     とにかく最高だったよ!」
と話しました。

ボールを持ったときにしか
仕事ができない選手にはなってほしくない
と思ったので。

あと
「 中に切れ込んだら切り返して
     左足のシュートも悪くはないけど
     右足のシュートも思い切って
     チャレンジしてみなよ 」
と種を蒔いておきました。

その後に一本チャレンジしていたので
心には届いてると思います。

あとは、ユウダイに
「 ゴールを奪える選手に
    どんどんなっていってな 」

アキラに
「 相手から奪ったボールの先に
    人がたくさんいるなら
    逆のスペースに展開することで
    みんな楽にプレーできるよ 」

アレクサンダーに
「 一方的に攻めていて
    ボールがあまり来ない試合で
     1・2回くるピンチのときに
    しっかりと守れるGKこそ
    本当に素晴らしいGKだから
    それを目指してな 」

と種蒔きしてあります。

3年生は初めて見ましたが、
子供らしい「 野性味 」にあふれていて
大きな大きな可能性を感じました。

2日目までの練習に身が入らない光景と、
最終日の朝練で先に出てきて
みんなでボールを蹴っていた光景の
一番の違いは、
前日夜のミーティングで
キャプテンを決めたり
試合に向けての話しをしたことで
「 チームで試合に勝ちたい 」という
「 ワクワクした欲求 」が
生まれたことだったのかなと思います。

それを指導者側が
どれだけ生み出してあげるか、
は今の彼らには特に大事かもしれませんね。

その気持ちで試合をやったら
新たなワクワクした欲求
どんどん湧き出してくると思うし、
そこからやっと
「 サッカーに対しての姿勢 」
へのアプローチは
スタートできるんだと思います。

朝練で
リョウタコーチがコートに入ったとき、
子供たちが自然と彼の周りに
集まってきたこと、
リョウタコーチにはそこを目指して
やっていってもらえたらなぁと。
本人には帰り際、その話しはしました。

相手のやり方を見ながら
自分たちのフォーメーション等を
子供たちに話して、変化させていた
佐藤さんのアプローチは
本当によかったと思いました。

実際、試合中に子供たちは、
相手をその角度からよく観察していて、
試合の中でも話しをしていました。
個人的にもすごく参考になりました!

あと前の合宿と比べて全体的に
「 説明 」より「 質問 」が多かった印象です。
だからか、子供たちの動きが
前よりも「 自然 」に見えました。

気になったのは、
これは僕が関わっている
福岡のチームでもそうなのですが、子供たちが
「 あらゆることにコーチの許可を求めてくる 」ことです。

それはやっぱり
「 やりたいか、やりたくないか 」より
「 やっていいか、いけないか 」
が考えの根本に
なってしまっているからなんだと思います。

特に5年生にそこを強く感じました。

それは成長していく上で
決して悪いことではないと思いますが、
これが強くなればなるほど
「 生きるエネルギー 」は
どんどんと低下していってしまうんですよね…。

日本の社会や日本の大人の多くが
「 やっていいか、いけないか 」を
子供たちに求めてしまいがちな今の時代、
子供たちのエネルギーを湧き立たせていくために
「 サッカーの現場だからこそできること 」
があるんだろうなということを
ずっと考えていて、
合宿が終わった今も考えています。

まずは
「 子供のやりたがる気持ちを
     指導者が封じ込めないこと 」
なのかなと思います。

例えそれが失敗に終わると予測できても、
面倒くさいことになると予測できても。

最終日の朝練ミニゲーム
3連勝チームにアイスクリームプレゼント、
を始めた後に5年生たちが
かなりムキになって野性味があふれたのには
ちょっと安心しました。

ミーティングでうちの母親の話しをして、
みんなにもそれぞれ考えてもらったのは、
親元を離れた非日常の環境の中で、
日常にある幸せを実感してくれたらなと
いう理由からでした。

その実感は心を透明にしてくれるだろうし、
そうなることでサッカーもまた
当たり前なものではないんだ
ということを小さくでも
感じてもらえたらいいなぁと。

で、それを親御さんにも伝えられたら
その透明感の輪が広がるかなと思い、
紙に書いて提出
という形を取らせてもらいました。

でも使うかどうかは
佐藤さんが判断してください。
まったく変な気は使わないでください。
よろしくお願いします!

以上になります。

またお会いできることを
本当に楽しみにしています!

どうもありがとうございました!!



 

外部のコーチだからこそできること、

それをずっと考えていて、

実際どこまでできたかはわかりませんが、

みんなが何かを感じてくれていたら嬉しいなぁ。

 

佐藤さん、スタッフのみなさん、

素敵な時間を本当にありがとうございましたー!!

 

 

 『 どの子供も天才です。

   でも “ 狂気 ” も持ちあわせている天才です 』

                永六輔( タレント )

 

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夏の日々。


本日より関東へ。


ゲストコーチとして参加する

INAC多摩川 」の合宿で千葉県へ、

実家にちょっと帰省で神奈川県へ、

主催するトークイベントで東京へ、

友人に会うために埼玉県へ。


今月末までいるので、

九州&福岡&糸島で過ごす初めての夏は終了です。


いやぁ、暑かった!!


35度オーバーの日が結構あったし、

グラウンドは照り返しがあってさらに暑いし。


でもやっぱり緑が多いので

気持ち悪い暑さではなかったです、

それはほんと嬉しかったなぁ。


サッカーキッズたちとの夏の日々。


サッカーでの接点が

まったくなかったこの土地で

現場に関われていること、

子供たちをはじめとした

たくさんの人たちに出逢えていること、

それはもう幸せとしか言いようがない〜


そう、キッズと夏の相性は抜群だと思います。



  『 目の前の子供に

       ” 生まれてきてくれてよかった ”

       って言いたい気持ちがあるから、

       映画を作ろうって思うんです 』

                                     宮崎駿( 映画監督 )


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