Football × Journey = Pura Vida!

Pura Vida!とは中米コスタリカの挨拶でよく使われる「素晴らしい人生だよ!」の意味。

その感覚を。

 

コーチとして関わらせてもらっている

県立講倫館高校サッカー部の選手権予選、

福岡県一次予選の初戦を 12対0 、二回戦を 3対0 、

勝戦は延長の末 2対1 で勝ち抜き、

二次予選に進出することができました!

 

しかも、

シード校を含めた24チームで行われるこの二次予選、

講倫館高校としては初めての進出なんだそう

 

いやぁ、ほんっと嬉しい・・・

 

インターハイ、県リーグ( 2部に所属 )と

なかなか結果がついてこなかった不安感と

3年生にとってはラストの大会というプレッシャー、

それらに押しつぶされることなく、

伸び伸びとやれたことが一番大きかったと思います。

 

大勝した初戦では、

これまでトップチームのゲームには

ほとんど出ることのできなかった3年生が途中から出場。

 

スタメンの選手たちは

何度も何度も彼らにボールを集め、

結果その3年生2人も期待に応え、2ゴールずつをゲット。

 

ベンチ、応援を含めたチーム全体が大盛り上がり!

 

6日間で3試合を勝ち抜かなければいけない短期決戦なので、

ここでチームに生まれたポジティブな雰囲気は

間違いなく大きな大きな影響を与えてくれました。


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延長にもつれ込んだ決勝戦では、

「 どうしても勝ちたい 」

という想いが溢れ出していて

それがプレーにも思いっきり表現されていました。

初めて見る彼らの「 むき出し 」の姿でした。

 

自分の心の奥底にある想いを、自分自身で爆発させること。

 

それができたときの感覚って

本当に本当に大事にしていってほしいです。

サッカーだけじゃなくて、これから生きていくうえで

自分自身の味方になっていってくれるはずだから。

 

二次予選は、10月の中旬から。

この約3か月でどんな成長を見せてくれるのかまた楽しみです。

 

 

 『 人間っていうのはもう自分の心の中の力だけなんですよ 』

                     安藤忠雄( 建築家 )

 

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半分は。

 

糸島に移住して、4か月ちょっとが経ちました。

 

ありがたいことに、

サッカーでは「 県立講倫館高校サッカー部 」と

糸島のクラブチーム「 エリア伊都 」小・中学生の

指導に関わらせてもらい、それ以外でも、

福岡フットボール映画祭 」の各映画上映後の

ミニトークショーのMCをやらせてもらったり、

九州朝日放送のラジオ番組に出演させてもらったり、

映画「 コスタリカの奇跡 」の

トークショーのゲストに呼んでもらったり、

いろいろな面白いことに巻き込んでもらっています。

 

これも元を辿るとすべて人との繋がりから!

移住してから「 出逢い 」は加速するばかりでして。

こっちの人たちと話しをしていると、

ピンと来た人を教えてくれ、

すぐに繋いでくれたりするのです。

( その場で電話してくれることも多く・・・ )

 

「 人 」への好奇心が強いからなのかなぁ。

まぁ、なんにせよ、

自分的には最高に心地いい空気感です。

 

そう、作家の “ よしもとばななさん ” が、

 

 

 『 人生が全部自分の気持ちや

   目標でできていたら

           息苦しくて生きていけないし、

   どんなエピソードも入ってきてはくれない。

   半分は向こうから来てくれるから、

   それに反応するものごとが動いて、

   人はなんとか生きていけるのだ 』

 

 

ということを言っていましたが、

糸島に住むようになってから余計にこの

「 半分は向こうから来てくれる 」

を嬉しく実感することが多い日々です。

 

で、自分の中に「 半分 」のスペースを

空けられていることが前より多いのはやっぱり

自然に囲まれている影響かもしれないです。

 

移住してよかったなと思う気持ちは高まるばかりっす。

 

 

 『 結局は自然にかなわない。

   時間のスパンさえ

           多く見ることができたら、

   自然が解決することばかりが

           この世のほとんどで、

   急ぐのも人間の都合だし、とにかく、

   人間なんてなにもしてないんです。

   よくこの世にいさせてもらえる

           っていうくらいです 』

         よしもとばなな( 作家 )

 

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ボールの上に座る。

 

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ボールの上に座ることって、昔から好きなんです。

 

小学生のときなんかは特に、

サッカーが終わった後に

みんなでそれぞれのボールに座っては

さっきまでのサッカーのことや学校のことなんかを

ただただ笑いながら話していました。

 

あのときの解放感や、みんなとの連帯感、

もうたまらなく幸せな時間だったんですよね~

 

「 ボールの上に座る 」という非日常が

プレゼントしてくれた「 自由 」だったんだろうな

と今となっては思います。

 

なので僕自身は

ボールの空気が抜けてしまったり、

形が変形してしまう可能性があったとしても、

ボールの上に座ることは反対ではなく、むしろ大賛成です。

ボールに対しての愛情だって湧くだろうし。

 

で、指導者になってからは写真のように

子供たちの前でボールの上に座ることもあるのですが、

これはボールに助けてもらってる感じがありまして。

 

自分が何かを伝えないといけない状況で

その場所の空気感や子供たちの心を緩ませたいときに

ボールの上だからこその「 自由 」をお借りする。

 

このときは指導で関わる中学生たちとの

ファーストコンタクトな上に挨拶のみという

向こう的にちょっと構えてしまうような状況でした。

 

なので、少しでも緊張感を和らげて

フラットな関係になれたらより伝わるかなぁと、

ボールの上に座って話しをすることにしました。

 

終わってから帰ろうとすると

中学生たちがゾロゾロと話しに来てくれたので、

このときは少しはいい方向にいったのかなと思いますが、

伝えるって本当に本当に難しいアクションですよね・・・

 

こっちがいくら万人の心を震わすような

素晴らしい話をしたとしても

( まっっったくもって出来ませんが )

話しを聴く側が「 受信モード 」になってないと

相手の心には何ひとつ届くことはなく、

ほんとただの自己満足に終わってしまう。

 

で、そんな一方的な関係は、あまりにも切ない・・・

 

だからどうやって、

権力と強制力を発動させることなく、

相手の受信モードを自然にONにするのか。

 

指導者を15年以上やってきても日々試行錯誤で、

イメージ通りにいかないことの方が圧倒的に多いし、

一方的になってしまう可能性に対して怖さでいっぱいですが

( 自分の今の年齢や指導者という立場が余計に )

自問自答し続けてはやっていくのみかなと思います。

まぁ、そういうこと考えるのは好きでもあるんですがっ。

 

最後に、ボールの上に座るということについて、

うちの奥さん “ 光葉 ” がこんな詩を書いていたのでご紹介を。

 

このスケールの大きさ、ちょっと悔しいんですよね・・・

 

 

『 ボールに座りましょう 』

 

 自分とボールの
 一点を感じましょう

 

 ボールと地球の
 一点を感じましょう

 

 地球と自分の
 一点を感じましょう

 

 丸いという
 不安定な安定

 

 動くという
 不自由な自由

 

 一点という
 限られた無限の広がり

 

 自分と地球の
 バランスをとること

 

 軸をつくり
 軌道に乗って
 動き出すということ

 

 ボールに座って
 みんな
 地球のうえに
 乗っていることを
 思い出しましょう



魔法使い。

 
糸島に移住して約2か月。
こっちでも週に一度はボールを蹴れるようになってきました。

主に参加させてもらっているのは体育館でのフットサル。
行く前には必ず、少しでもいいから映像を観るようにしています。
ジダン、シャビ、ロナウジーニョイニエスタマラドーナ
ファーストタッチに心躍らせてくれる選手の映像を選ぶことが多いです。

それがわかりやすく出て嬉しかったのが、
参加前に観ていて「 おお! 」と思った
スぺイン代表ダビド・シルバのプレーが実際にできたこと。
右サイドからドリブルでカットイン、
目の前にいる相手に当たらないように
左足でカーブをかけてファーポスト付近へシュート。
イメージはやはり偉大なり。ダビド・シルバ、Gracias。

ついこの間
参加させてもらったフットサルで、こんなことがありました。

バランス良く守っている相手をどう崩そうか
そう考えながらパス回しをしていると、
「 あ、やべー、ミスった 」とまさかのコントロールミス。

それを狙っていた相手選手が
スピードに乗ってボールを奪いに来たのですが、
ごちゃごちゃっとした結果、
ボールは上手い具合に自分の方に転がってきました。

顔を上げると
奪いに来た選手のスペースが空いたことで、
相手ディフェンスのバランスが崩れていて、
そこから攻め込んでいき、ゴール!

ピンチが一転、チャンスへと変わったのです。

そういえば、
ブラジルやコスタリカの選手たちって、
ミスになりかけたことをチャンスに変えてしまうのが
本当に上手かったんですよねぇ。

受けようとしたパスが弱くて
相手に奪われそうになったら
先に触ってワンタッチでかわしたり。

コントロールミスで
ボールが浮いてしまったところを狙われたら
先にちょこっと触って相手の頭上を越したり。

ミスの側にこそ、大きなチャンスあり。

だからまずはミスった瞬間に
「 あ、やべー 」じゃなくて「 あ、きたー 」で。

「 ピンチをチャンスに変える魔法 」は、そこからだからだと思うから。

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で、この魔法、
よくよく思い出してみると
ラーメン屋の “ 大将 ” からも見せてもらっていたのでした。

20代の終わりくらいからの7年間、
東京・久我山のラーメン屋「 笑和 」でバイトをしていました。
( 笑和の由来は、福岡のライブハウス “ 照和 ” から )

行くきっかけになったのは、女性の友達のこの話し。
 

 「 私が住んでる久我山に新しくラーメン屋ができてさ。
   すごく面白いラーメン屋なんだ。
   だってこの前、大将がテレビくれたんだよ~ 」


え、どういうこと、
面白いラーメン屋って・・・テレビくれるラーメン屋って・・・

で、その友達、後輩男子、僕の3人で食べに行ったのです。

ラーメンも美味しく、大将も確かに面白く、
何か縁みたいなものも感じたので、
また必ず来ようと思ってると、大将が唐突に、
 

「 よかったらさ、うちでちょっと働いてみない? 」


このタイミングでの話しは何かあると思い「 ぜひ! 」と即答。
数日後から働かせてもらうことになったのでした。

これは後から知った話しなのですが、
大将がバイトに誘ったのは僕ではなく、後輩男子だったそう。
完全に勘違いしていました。
というか、何ら疑うことのない見事な妄想劇でした。
大将は、僕のあまりの即答具合に否定することもできず。
望まれていない状況での始まり
というなかなかないスタートだったのでした。どんまい。

それから見せてきてもらった「 魔法 」。
それは、何かしらのミスが起きたときでした。

初めてのお客さんだったり、
コミュニケーションをとったことのないお客さんに対して
トッピングを乗せ忘れたり、大盛りにし忘れたり、
オーダー自体を間違えたり、会計の計算を間違えたり、
そういうミスをしたときには必ずへりくだった感じに謝るのではなく、
心はいっぱい込めて、でも、かしこまることのない謝罪を。

そして相手とフラットな関係が築けたその後に、
プライベートな質問をしたり、他愛もない話しをしたり。
相手が嫌がらないだろうことを察するのが本当に鋭い人なので、
お客さんは嬉しそうにいろいろな話しをしてくれていました。

そしてその結果、
多くの人たちが常連さんになっていってくれたのでした。
 
マイナスを、プラスマイナスゼロに戻すだけでなく、プラスへと。

この魔法を目の前で見てこれただけでも、
大きな勘違いをした甲斐があった7年間でした。

ピンチをチャンスに変えるための
「 心構え 」と「 体構え 」ってきっとあって、
で、そんな自分で経験値をアップさせていけば、
ドラクエと同じように魔法も使えるようになっていくんだと思います。
 
そんな魔法使いを日本のサッカー界に増やしていきたいなぁ。
 
 
 『 ピンチは最大のエンターテイメント 』
                   彦坂裕 ( 建築家 )
 

素晴らしい日々。

 

福岡県の糸島に移住して1か月半くらいが経ちました。

 

早い気もするし、そうでもない気もするし、

でもいろいろなことはあったなぁと。

 

入居したらお風呂とチャイムが壊れてたり、

修理屋さんが朝8時台に来たことにビックリしたり、

コーチをする高校が急遽変更になったり、

自転車での糸島探検でたくさんの香りに気づいたり、

ネコがのんきに庭を横切ったり、

中学生のサッカーキャンプ運営で沖縄に行ったり、

東京では見たことのない鳥が毎朝庭にやってきたり、

糸島野菜の味に衝撃を受けたり、

被災地支援イベントの手伝いで熊本に連れて行ってもらったり、

糸島に遊びに来てくれた友達と語り合ったり、

光葉が季節のフルーツジャムを作ったり、

糸島仲間がサプライズウェルカムパーティーをしてくれたり、

自分にはサッカーで何ができるのかをあらためて考えたり、

軒下にハチの巣を作られたり、

近所のおばちゃんに大根の煮物をもらったり、

カフェのお兄さんに美容師だと勘違いされたり、

レンタカーでドライブして移住前の感覚を思い出したり、

ナメクジが家のあちこちに出没したり、

地元の人たちのフットサルに混ぜてもらったり、

愉快な人たちをたくさん紹介してもらったり、

向かいの家の前髪ぱっつん女の子に癒されたり、

高校まで往復100分のチャリ通で筋肉痛になったり、

でもサドルを上げて空気を入れて油をさしたら一気に楽になったり、

糸島初の野外上映会で不思議な感覚に襲われたり、

肌が順調に黒くなったり、

「 東京からこんな田舎に来てくれて本当にありがとうね 」と

近所のおばちゃんに熱烈に握手されたり( 光葉が )、

福岡県とコスタリカの縁を深く感じることが多かったり、

久しぶりに聴いたユニコーンでテンションMaxになったり、

50年以上営業してる地元ラーメン屋の

クオリティの高さに嬉しくなったり、

インターハイ予選で5連敗した後に3連勝して県大会に出れたり、

よしもとばななのエッセイと糸島ライフに相性の良さを感じたり、

地域の集会での自分の浮きっぷりに笑っちゃったり、

スイッチ入った高校生たちの姿にめっちゃ感動したり、

庭の木になってる梅が大きくなったり。

 

何はともあれ、

ユニコーン的に言うと 「 素晴らしい日々だー 」 です。

 

 

 『 きっと生きているということは

   そういうことの連なりだけでできている。

   そんなことをくりかえしていったら、

   いつのまにか私がたどり着いている場所が、

   私のいるべき場所。

   いつのまにかできている模様が

   私の人生という織物の模様。

   なにをどう目指すよりも確かなもの 』

                よしもとばなな( 作家 )


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まさかの展開。

 

福岡県の糸島に移住することにしました!

 

明日3/17に引っ越し、

3/20から糸島での生活がスタートします。

向こうでは、高校のサッカー部のコーチを

やらせてもらうことになっています。

 

現地に住む地元の人たちとのご縁からなのですが、

ほんとビックリな展開!

ありがたいとしか言いようがないです…

 

あとはダブルワーク的に他の仕事もやっていこうと。

今の時点では農業に関わっていけたらなとは考えています。

 

糸島に移住することは最初から考えていたわけではないので、

うちら夫婦にとってもまさかの展開でした。

ただ、すごくすごく自然にこの選択に流れ着いたなぁ、

という実感はあって。

 

振り返ってみると、

この数か月のいろんな出逢いから

インスピレーションを受けていたようです。

 

昨年末の

コスタリカキューバへの2か月間の中南米ジャーニー。

15年ほど前にコスタリカでプレーしていたチームのコーチ

“ マウリ ” の家を拠点にさせてもらい旅をしていました。

 

そこからコスタリカの様々な場所や

キューバに行っては、また彼の家に戻って。

 

なので、旅なんですが、生活している感じもあったのです。

 

で、日々接する

マウリの「 在り方 」が本当によかったんですよねぇ。

力が入っていなくて、とにかく自然体で。

 

「 仕事をしている 」と「 生活をしている 」が

分けられてる感じがしなかったのです。

( マウリの仕事は、大学の体育の先生 )

 

感じたのは、ただただ「 自分を生きている 」んだなぁと。

その中に仕事と生活がある。どちらも愉快に、丁寧に。

 

外出をすれば、知ってる人に会う度に、

子供のような笑顔で「 Pura Vida!」( 素晴らしい人生だよ!)

 

もちろん彼にも大きな悩みがあったりするのですが、

それも含めての「 自分を生きている 」という

「 在り方 」にはやっぱり心を打たれました。

 

コスタリカでは

面白い日本人の人たちにも会ってもらいました。

 

探検昆虫学者の “ 西田賢司さん ” と、

社会派の映画配給会社

「 ユナイテッド・ピープル 」社長の “ 関根健次さん ” 。

 

コスタリカに1年弱滞在したことのある

都立石神井高校の教え子 “ イケ ” が繋いでくれたご縁です。

 

西田さんはコスタリカに20年近く住む、

世界的にも有名な昆虫学者。

 

ここ数年住んでいる

モンテベルデという森にある施設でお話を聴かせてもらい、

実際に森の中のガイドもしてもらいました。

 

悔しいことに最初はまったくもって昆虫を見つけられず。

西田さんが居場所を教えてくれ、その昆虫の特徴も教えてくれ。

その度にワクワクしていってる自分がいて、

気づけば最後には自分自身の感度センサーが高まっていって、

ちょっとだけ見つけられるようにもなっていました。

 

すっごく嬉しかったんですよねー。

 

西田さんのこのコトバは強く心に残りました。

 

 

「 いろいろな生き物がいるっていうのは、

  それだけで環境として素晴らしいんです。豊かなんです。

  人間ばかりがいて他の生き物を目にすることができない環境は、

  本当はすごく不自然なことなんですけどねぇ 」

 

 

西田さんと別れた後は、

まだあまり開発されてない海沿いの小さな町へ。

 

スイス人女性が経営しているバンガローに宿泊したのですが、

周りには舗装されていない土の道や、

鬱蒼とした木々、綺麗な太平洋の海が、

敷地内も自然が上手く生かされている素敵な宿でした。

 

この宿で迎える朝は、

他ではなかなか感じられない特別なものでして。

 

何時くらいだろう、6時前くらいかな。

宿の周辺にいるだろう何種類もの鳥や、サル類、犬などなど、

あらゆる生き物のすさまじい鳴き声で起こされるのです。

 

ほんとにとんでもない音量!

 

でも不思議と嫌な感じはしませんでした。

むしろすごく自然に感じられて。

 

西田さんのコトバを思い出しました。

きっといろいろな生き物を感じることで、

いろいろな繋がりを無意識に感じられていて、

それが自分を自然な状態にさせてくれるのかなと。

 

この宿では、

生き物とのいくつもの面白エピソードがあるのですが、

それはまたあらためて。

 

この海沿いの町に来た目的は、関根さんとお会いするため。

 

約束の日、

わざわざ宿まで車で迎えに来てくれ、

家に遊びに行かせてもらいました。

 

関根さんは1年ほど前に、

奥さん・お子さんふたりと一緒に家族4人で

福岡県からコスタリカに移住( アジア・グアテマラ経由 )

 

マウリ、西田さん同様 「 自分を生きている 」人でした。

 

もっというと家族みんな、

そしてご飯を一緒に食べさせてもらった

もうひと組の家族みんながそうでした。

 

自分を生きて、自分たちを生きている人たち。

 

コスタリカビールのインペエリアルを飲んでいると

関根さんに唐突に質問されました。

 

 

「 アリサカさん、

  帰国されたらどうするとかあるんですか? 」

 

「 いやー、まだ何も。ノープランですね 」

 

「 へー、そうなんですか。

  じゃあ、福岡に住んだらいいんじゃないんですか?

  僕らも糸島に住んでましたけど、

  すごくいいところですよ 」

 

「 おっと、また福岡ってワード…

  じつは何年か前から “ 福岡はほんといいですよ ” とか、

  福岡に住み始めた友達とかも結構いて、

  福岡ってワードがバンバン入ってきてて

  ずっと気になってるんですよね 」

 

 

すると、うちの奥さん “ 光葉 ” が

 

 

「 あ、そういえば、

  先月の私の誕生日のとき、

  中学以来会ってない友達が

  おめでとうメッセージをくれて。その中に

  “ じつは福岡県の糸島っていうところに移住したんだけど、

  すごくいい場所で光葉ちゃんにも合うと思うから

  ぜひ遊びに来てね ” って 」

 

 

関根さんからの

「 おめでとうございます、決まりましたね(笑) 」

にはいやいやと否定はしましたが、

帰国したらとりあえず一度行ってみよう

ということは決まりました。

 

そして、12月末に帰国。

 

成田空港からの帰りのリムジンバスでは

久しぶりの日本に対しても

そんなに違和感はありませんでした。

 

吉祥寺でチャーシュー麺を食べて帰宅。

と、そこで初めての違和感が。

 

後から聞いたら光葉も同じことを感じていました。

 

 

「 東京に住むイメージが湧かない… 」

 

 

お正月は家族や親戚たちと過ごし、

しばらくの準備の後、

日本放浪クルマ旅へと出発しました。

 

目的地は、福岡県の糸島。

途中途中、全国各地の友人たちに

会いながらゆるりゆるりと。

( 詳しくは → 日本放浪クルマ旅 )

 

西日本を襲った大寒波の影響で

車での中国地方通過を諦め、

神戸からフェリーで福岡県に上陸。

 

そのまま糸島に向かい、5日間ほど過ごしました。

 

光葉の同級生 “ コシちゃん ” 、

そしてコスタリカからの一時帰国と

ドンピシャでタイミングが合った関根さん、

( 奇跡的なタイミング!)

それぞれから糸島案内をしてもらい、

いろいろな人にも会わせてもらい。

 

さらには、

宿泊したゲストハウス「 ことのは 」の

野北さん夫妻に声をかけてもらい、

糸島に住む愉快な人たちの飲み会( 40人!)にも

参加させてもらいました。

 

旅のラスト、

岐阜県からうちの実家のある神奈川県に向かう車内で、

これからについての話しになりました。

 

ふたりの意見は一致。

 

 

「 糸島に移住しよう 」

 

 

海も山もあるという自然の豊かさ、

野菜・お肉・魚・お酒・お塩・醤油など

あらゆるものが採れて作られる土地の魅力、

それらの影響はもちろんあるのですが、

うちらにとっての理由は他の部分も。

 

それは、人の面白さ。

 

たった数日で、

本当にたくさんの人に会わせてもらい、

その度に、ああ、面白いなぁと。

 

その面白さはやっぱり「 自分を生きている 」という部分。

 

その人自身を感じられる自然体な人たちが

とにかく多かったのです。

 

しかもそういう人たちは

自分にやれることを個人でやっている人が多く、

そういう部分にも惹かれました。

 

で、こういう人たちと話した後はいつも自分への問いが。

 

 

「 自分がここに住んだら何ができるんだろう 」

 

 

考える度、心がヒリヒリしていました。

 

サッカーのコーチをやりたい。

でもサッカーの繋がりは何もないし、かといって

Jリーグのコーチをやってた実績があるわけでもない、

そもそもコーチの現場から4年も離れてたわけだし。

 

自分のことを理解してくれてる人が多くいて、

すでに関係性のある東京であれば何とかなるかもしれない…

サッカー以外の仕事を考えても東京の方が何とかなるだろうし…

 

そんなことをずっと考えていました。

 

で、あるとき、ふと思ったんです。

 

 

「 あ、まだ何もしてないのに、

  できないこと前提で考えてる… 」

 

 

それからあらためていろいろと考え直してみました。

自分の性格やこれまでのこと。

 

僕は10年以上テレビを置いていないのですが、

それは、家にあると見たくなくても見ちゃうから、

そして最終的に後悔してしまうから。

 

選んで見るということができない、

環境に流されてしまう弱さがあるんです。

 

でもこれ、よくよく考えてみると、

その裏もあるんだということに気づいて。

 

それは、ちょっと負荷のかかる環境や

まったく違う環境であっても

順応していきやすいということ。

 

思い返してみれば、テレビがない生活も、

ブラジルやコスタリカでの生活も

すぐに適応していけてました。

 

環境に適応していける強さ、

それは自分にもあるんだなぁと。

そういう見えない状況はワクワクもするし。

 

しかもこれ、話してみたら

光葉も同じようなことを感じていました。

 

だったら…ということで、

東京ではなく、糸島を選ぶことになりました。

 

この先どうなっていくのか本当にわからないです。

来年どころか、来月すら想像できない。

 

でもそれは自分たちが

自由に描ける「 余白 」なんだと思います。

 

親が授けてくれた自分ならではのもの、

それを目いっぱい生かしながら

自分にできることを

無我夢中に描いていきたいです。

 

「 自分を生きている 」

「 自分たちを生きている 」

日々そう実感していきたいです。

 

中南米ジャーニーに出る前

「 次の仕事を決めないで行こうよ 」

と光葉が言いました。

 

「 先のことが決まってたら

  そのための旅になっちゃうから 」と。

 

真っ白なまま、

コスタリカキューバ、日本各地に行き、

いろいろな人に出逢い、いろいろなことを感じ、

いろいろなことを考えてきました。

 

気づけば

「 糸島に移住 」というところに自然と流れ着きました。

 

 

「 みんなからもらった

  インスピレーションって具材をグツグツ煮込んだら

   “ 糸島に移住 ” っていう料理が

  できあがりましたみたいな感じだね 」

 

 

ほんと光葉の言う通りだなぁと。

 

ありがとうございました、

ただただありがとうございました。

 

真っ白なまま旅に出て本当によかった。

 

どこにも辿り着かなかったらという不安はあったけど

とっても面白そうなところに流れ着きました。

 

そしてまた、真っ白なまま旅に出ます。

 

楽しみだー、笑顔でまた会いましょうねーーー

 

Pura Vida!

 

 

 『 結果が、最初の思惑通りにならなくても、

   そこで過ごした時間は確実に存在する。

   そして最後に意味を持つのは、結果ではなく、

   過ごしてしまった、かけがえのないその時間である 』

                  星野道夫( 写真家 )

 

 

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旅するコトバ vol.001。

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 旅するコトバ 』の第1回目が終了。

 

まだ何の形にもなっていない

 想い 」だけのイベントに来てくれた

参加者のみなさん、そして、

その想いを快く「  」に変えてくれた

 fato. 」の相原夫妻、

どうもどうもありがとうございました。

 

このイベントが

どこに向かっていくのか、

それはまったくわからないけども、

とにかく出発しました。

 

どこか辿り着きたい場所が

あるわけではないのです。

思いついて想像したときに、

なんか心がフワッと膨らんだから。

 

でも振り返ったら

自分のこれまでの人生も

 とにかく出発する 

から始まってることばかりでした。

 

ブラジルに行ったことも、

サッカーの指導者になったことも、

コスタリカに行ったことも、

 Futbol&Café mf 」で

働かせてもらったことも。

 

そして、これからの糸島への移住も。

 

それはたぶん、

思い描いたところに

確実に辿り着きたい欲求より、

予期していなかったところに

偶然に流れ着きたい欲求の方が強いから。

 

サッカーも

予期せぬことの方が多くて、

その度に「 とにかく出発する 

ことをしないといけないから、

飽きずにここまで

ってこれてるのかもしれないです。

 

 

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fato.

 とにかく出発する 

から始まっていました。

 

ホームパーティーを開いたときに感じた、

人をもてなすことの愉しさ。

 

それがきっかけとなって、

夫婦そろって仕事を辞め、

まったく想像していなかった

カフェをオープンするという展開に。

 

それからの6年も、

お店の名前に込めた

 巡りあわせ 」を大切に重ねながら、

様々な「 とにかく出発する 」を。

 

なかでも、イベント出店では

次々に新しい展開に巻き込まれ、

今では都内だけでなく、

関西方面からも声がかかるようになっています。

 

自分たちで

開拓していってる感じではなく、

ごく自然と輪が広がっていってるのは、

きっと、ふたりのこんなところから。

 

 

 人の良いとこに

    憧れやすいんですよね 

                             ( 隆司くん 

 

 男女問わず

    人を好きになりやすいんです 

                             ( 智子さん 

 

 

今回のイベントで

初めてfato.に来店したお客さんが

 

 お店に入った瞬間の第一印象は

     “ 包容力があるなぁ” でした 

 

と感じたのも、

ふたりの人に対しての好奇心、

そして、そこから生まれる

人を選ばない空気感なんだろうなと。

 

おかげさまで、

イベント自体もあたたかな空気感に

包まれて開催することができました。

 

やっぱりライブでないと

感じられないものってありますよね。

そして僕はそれが大好きです。

あらためてそう思いました。嬉しかったなぁ。

 

個人的に一番印象に残った

20168月1か月間のあり得ない話し 」や、

ふたりの思い入れのある本について、

などはこれから立ち上げる

イベント専用ブログの方で紹介させてもらいます。

 

これからもいろいろな場所で

 旅するコトバ 」開催していきたいです。

 

とにかく出発しました。

 

 

  『 一つだけわかったことがあった。

      それは、決心するということは、

      単に始まりにすぎない

      ということだった。

      決心するということは、

      まるで、急流に飛び込んで、

      その時には夢にも思わなかった場所に

      連れてゆかれるようなものなのだ 

                          「 アルケミスト より

 

 

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