Football × Journey = Pura Vida!

Pura Vida!とは中米コスタリカの挨拶でよく使われる「素晴らしい人生だよ!」の意味。

みんなそれぞれ。

 

福岡大学サッカー部 」1年生~3年生

70人を対象とした講義をさせてもらいました。

 

対談形式のこの講義

ご一緒させてもらったのは

福大サッカー部コーチで元Jリーガーの

アビスパ福岡などでプレーしていた福嶋洋さんと

大分トリニータセレッソ大阪

プレーしていた高橋大輔さんのおふたり。

 

 

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移住するときに

「 福岡に面白い友人がいるんですよ 」と

「 Tipsサッカースクール 」代表の藤田くんが

紹介してくれたのが福嶋さんで

育成に対しての感覚が近いうえに気も合って。

 

 

 「 福岡大学のサッカー部員は

   それまでチームや地元では一番で

   プロになりたい気持ちをもって

   うちに入ってきてくれるんですけど

   ここで初めて大きな壁にぶつかるんですね。

   チームでの自分の立ち位置や

   将来への漠然とした不安感だったりで。

   サッカーはもっと自由に考えていいし

   選択肢もいっぱいあるんだよってことを

   彼らにもっとわかってほしいんですよね 」

 

 

という福嶋さんの熱い想いをきっかけに

今回の講義をさせてもらうことになりました。

 

3人での対談に入る前

20分間ほど時間をもらって、3つのことを。

 

 

① スペインの将来を背負って立つはずだった

  当時22歳のアントニオ・プエルタが

  スペインリーグの試合中に心臓の病気で

  倒れてしまったときの映像を観てもらうこと。

 ( その3日後に病院で亡くなってしまいました )

 

 

②「 これまでサッカーをしてきて

   最高に楽しいと感じた瞬間は? 」

  というこちらからの質問への

  それぞれの答えを紙に書き出してもらうこと。

  ちなみに僕の最高な瞬間は以下の通り。

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 ・ 小3で初めてサッカーボールを蹴ったとき

 ・ イメージ通りに放てたスルーパス

   サイドチェンジのボールの軌道を見てるとき

 ・ 仲間とイメージとタイミングを合わせて

   相手の裏を思いっきりかけたとき

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

③ 今回の講義で一番

  考えくれたらいいなと思ってることの説明。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 「 自分 」 ⇔ 「 チームや社会 」ではなく

 【 自分自身 】⇔「 自分 」⇔「 チームや社会 」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

そして、3人での対談をさせてもらいました。

 

話しを掘り下げる質問と展開力で

スムーズな進行までしてくれた福嶋さん

ストレート&変化球な伝え方で

大学生を心地よく巻き込んでくれた高橋さん

おふたりのコミュニケーション能力が

とにかく素晴らしくて、ほんと楽しかった!

 

人生の節目節目でどう決断してきたのか。

精神的に追い込まれたとき、どう対処してきたのか。

自分自身とチームのバランスをどう保っていたのか。

 

大学生の質問にも答えていきながら

その都度、彼らの意見も聞かせてもらいながら

いろいろな話しをさせてもらいました。

 

 

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数日後に

大学生からのフィードバックをもらったのですが

いやぁ、めっちゃ嬉しかった!

 

それは

あの対談の時間のなかでみんなそれぞれの

「 自分自身 」にアクセスできたみたいだから。

 

うちらの話しを

今の自分に置き換えて聴いてくれてたみたいなので

感想もみんなそれぞれだったんですよね。

 

対談をする前の

3人の自然な共通理解としてあったのは

うちらの話しをスゴイと思ってほしいとか

考えや行動を真似してほしいとかではなくて

うちらの話しがきっかけとなって

自分の中にある本当の想いに触れてほしいな

思い出してほしいな、ということで。

 

大学生って

何をしたらいいのかとか

このままやってていいのかとか

いろいろと思い悩む時期だと思うんですね。

 

だからこそ

周りからの声や同調圧力ではなくて

あくまで自分の想いを基準に考えてほしいなって。

 

だって、答えは必ず自分の中にあるんだから。

 

講義が終わった後

廊下で大号泣している大学生がいました。

 

あとからおふたりに聞いてみると

野心に満ちた入学してきたときの自分と

くすぶってる今の自分との大きすぎるギャップ

その悔しさからくる大号泣のようでした。

 

いいなぁ、いいなぁ、楽しみだなぁ。 

 

福嶋さん、高橋さん

そして、いい目をした大学生たち

嬉しい機会を本当にありがとうでしたー!!

 

みんなそれぞれがいい。

 

 

 『 自分の考えとか性格って

   自分にしか合わなくて当たり前だし

   それは自分にとって当たり前だから。

   他の人と違うことって当たり前なんですよ。

   同じことが逆に変だと思うんですよ 』

           中田英寿( 元日本代表 )

 

 

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