Football × Journey = Pura Vida!

Pura Vida!とは中米コスタリカの挨拶でよく使われる「素晴らしい人生だよ!」の意味。

クリエイター。

 

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フェイスブック経由でたどり着いたこの動画

なんか、めちゃくちゃいいなーって。

 

生後6か月の赤ちゃんにとっての初注射。

その子に対して病院の先生は…

 

 

 

 

コミカルに歌いながら、どさくさまぎれに注射!

 

本当に素晴らしい~!!

 

これを見て、2年ほど前に行った

コスタリカキューバ旅での

ある出来事を思い出しました。

 

 

 

 

2週間のキューバ旅のラスト3日間で

うちの奥さんの光葉が歯を痛みに痛め

コスタリカに戻ってすぐ歯医者へ行きました。

 

日本大使館に問い合わせて紹介してもらった

その歯医者の院長は若い女性の先生。

 

丁寧な説明をしてくれながらの治療で

うちらも安心して任せることができました。

 

治療が終わり、会計を待っていると

次は、小さな子供の治療の番でした。

お父さんに連れられ、院長先生のいる部屋に。

 

うちらは待合室にあったテレビを見ていました。

 

番組は数日前に亡くなった

キューバフィデル・カストロを特集した内容。

そう、キューバ滞在中にカストロが亡くなるという

まさに歴史的なタイミングでキューバにいたのです。

 

番組を見ながら

現地でのいろいろなことを思い出していると

明るい歌が聴こえてきました。

 

声の主は、院長先生。

コスタリカ国歌をおもしろおかしく歌っていました。

途中からはお父さんも参加して、2人で大合唱に。

 

フィデル・カストロへの思案に暮れ

コスタリカ国歌のおもしろ大合唱が聴こえてきて

でも自分たちがいるのは真っ白で清潔な空間

もはや自分がどこにいるのかわからず(笑)

 

院長先生は

治療に対しての子供の不安を和らげようと

おどけて歌っていたんですよね。

 

なんかほんと、動画の注射の先生も含めて

こういうアプローチって素晴らし過ぎる!

って思うのです。

 

「 注射を打つ 」「 歯の治療をする 」

それが先生たちの仕事で

そのままやろうと思えばできる。

 

でも子供たちが不安感や恐怖心を持ったままだと

注射を打つということ、歯を治すということ

もっと言うと、こういうところに来ること自体

ただただネガティブな気持ちしか抱けなくなる。

 

子供たちは

言葉をまだハッキリと理解できないからこそ

そこの「 空気感 」や「 雰囲気 」が

ざっくりした記憶として残っていくと思うのです。

 

で、もしそれが

少しでも楽しくて、柔らかな記憶であれば

「 楽しかったからまた行きたい! 」

とはならないにせよ(フィジカル的な痛みはあるから)

行くことへのためらいはなくなるかもしれない。

 

それって本当にスゴイ!

自分の身体とちゃんと向き合う

きっかけを与えてることになるんだから。

 

楽しくて柔らかな空気感や雰囲気は

その人のなかに

「 安心感 」を醸成していくんですよね。

 

だから病院とかだけではなくて

うちらサッカー指導者や学校の先生にとっても

空気感と雰囲気という見えづらいものを

意識的にクリエイトすることは必要なんだと思います。

 

安心感がベースにあれば

子供は、いや大人も含めた人間はきっと

自分から歩き出すし、走り出すし、羽ばたいていく。

そして逆にある「 緊張感 」が活きてくる。

 

弛緩と緊張。そのバランス。

 

我が家で最近ハマりまくった

昨シーズンのマンチェスターCの舞台裏も追った

ドキュメンタリー番組『 ALL or NOTHING 』 。

 

その中でたびたび観ることのできる

監督グアルディオラの空気感や雰囲気の

クリエイトの仕方は悔しいほどに痺れますよ…

( 番組の詳細は → こちら )

 

さ、クリエイト、クリエイト。

 

 

 『 サッカーは足でするが大事なのは考え方だ。

   考え方が違いを生む 』

     グアルディオラマンチェスターC監督)

 

 

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