Football × Journey = Pura Vida!

Pura Vida!とは中米コスタリカの挨拶でよく使われる「素晴らしい人生だよ!」の意味。

春の始まり。

 

いつものグラウンドに

今までいた人たちがいなくなって

今までいなかった人たちがいる。

 

そして、今までいて

まだいる人たちの顔つきが変わっていく。

 

自分にとって

春の訪れを実感するのは

桜の開花でも、気温の上昇でもなく

こんな風景に触れたときのようです。

 

今年も、春がやって来ました。

 

サッカーの育成現場は毎年この春を境に

人が抜けていき、入ってくる。

 

その度に

チームの空気感は微妙に変わっていき

姿勢や関係性も緩やかに変化していく。

 

これまでと同じ自分では

決していられなくなるんですよね。

 

でもそれは

全然ネガティブなことではなくて

むしろチャンスなんじゃないかなと。

 

そのときに必要なことは

変わろうとしている自分をまずは

素直に受け入れることなんだと思います。

 

この春休み

ジュニアユースの中学1~3年生は

大会遠征で広島と山口に行ってきました。

( 1年生は1日遅れで山口から合流 )

 

最上級生になったばかりの3年生は

関西、中国、四国のチームとの試合を通して

それ以外の生活の時間を通して

たくさんの弱さとひとつの強さを見せました。

 

そのひとつの強さとは

自分たちの弱さを受け入れて変化した結果

自然と立ち上がってきたもの。

そこには、可能性しかありませんでした。

 

自分たちの可能性に気づいた

あいつらの晴れやかな表情を見てて

めちゃくちゃワクワクしたんですよねぇ。

 

「 未来 」が見えた瞬間だったと思います。

 

でもそれを当たり前にするまでには

まだまだ時間はかかるし、たくさんの失敗もある。

全然それでいいです。向かっていけてれば。

 

ちゃんと時間をかけて、ちゃんと失敗を重ねて

ちゃんと未来に向かって歩いていこう、毎日毎日。

 

で、それはもちろん、自分だって。

 

春って大好きです。

 

 

 『 あたらしく何かをつくるということは

   あたらしい自分になれるチャンスですから

   自分らしさなんて気にしてしまったら損です。

   自分は何者にもなれる

   と思って演奏を始めます 』

            高木正勝(ミュージシャン)

 

 

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静かな一日。

 

太陽たっぷりな休みの日

午前中にいくつかの用事を済ませ

車で外出することに。

 

お昼ごはんをどこかで食べよう。

できれば、まだ行ったことのない場所で。

 

選んだところは

地元食材の直売所の隣りにある古い食堂でした。

 

 

 「 いらっしゃいませー!! 」

 

 

お店に入った瞬間

調理場の奥の方から聞こえてきた生きた言葉。

 

あんなに感情を込めた

「 いらっしゃいませ 」が言えるんだ。

 

誰でも知ってる言葉を

誰も聞いたことのない言葉のように

届けられる人って本物だと思う。

 

味わい深いあら炊きと

プリップリな刺身の定食、美味しかったなぁ。



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天気のいい休みの日は

昔からどこか遠くへ行きたくなるのですが

糸島に住むようになってからその気持ちは

ゼロではないけれど、確実に減ってはいて。

 

海はあるし、山もある

美味しいごはんもあるし、オモシロイお店もある。

そして、人間ってやっぱいいよね

と思わせてくれる人たちだっている。

 

なんて素晴らしいところに住んでるんだろうか。

 

結局この日も

思うがままに糸島の半島をドライブして

海の見えるところで本を読み

優しいマスターのいるカフェでブログを書き

最後は、お寺で隔月で開催されている

「 おとなの寺子屋 」というトークイベントと

糸島から出ることなく終わった静かな一日でした。

 

 

 「 その頃にその小説が書きたくて

   僕のからだは

   どうしようもなくむずむずしていた。

   からだが言葉を求めて

   からからに乾いていた。

   そこまでからだを “ 持っていく ” ことが

   いちばん大事なのだ。

   長い小説というのはそれくらい

   ぎりぎりに持っていかないと書けない 」

 

 

この日読んだ

20年くらい前の “ 村上春樹 ” の旅エッセイは

この日の気分になんだかピッタリ。

 

よし、明日も子供たちと、ボールと心を追おう。

 

糸島に住みはじめて、2年が経ちました。

 

 

 『 生活の中に個人的な

   “ 小確幸 ”(小さいけれども、確かな幸福)

   を見出すためには、多かれ少なかれ

   自己規制みたいなものが必要とされる。

   たとえば我慢して激しく運動した後に飲む

   きりきりしたビールみたいなもので

   “ うーん、そうだ、これだ ”

   と一人で目を閉じて

   思わずつぶやいてしまうような感興

   それがなんといっても

   “ 小確幸 ” の醍醐味である 』

             村上春樹( 小説家 )

 


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卒団式。

 

大雨の予報から一転

春のような空気感のなかで行われた

中学3年生&小学6年生の卒団式。

 

午前中は、フットボールセンターで

小学6年生~中学3年生と

トップチームの大人も交えての試合。

 

お昼は、海の中道海浜公園に移動をしてBBQ。

 

夕方は、りんでん保育園で小学6年生の卒団式。

 

夜は、保護者の方々との懇親会。

 

寂しさを感じるということは

そこに幸せを感じていたからなんだ。

 

そんなことを思い続けていた一日でした。

 

ボールを蹴ろう。自分で在ろう。

フットボールから始まる人生がある。

 

より無我夢中な日々を!

 

中学3年生&小学6年生、おめでとう~!!

 

Pura Vida!

 

 

 『 世界には、きみ以外には

   誰も歩むことのできない唯一の道がある。

   その道はどこに行き着くのか

   と問うてはならない。ひたすら進め 』

            ニーチェ( 哲学者 )

 

 

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恐怖感という種。

 

先週の土曜日と日曜日

5年生を連れて大分県の中津へ。

 

いつもお世話になっている

FCジュニオール 」が主催する

2日間の大会に出場してきました。

 

天然芝のめっちゃいいグラウンドに

いい意味でクセのある参加チーム

中津名物の唐揚げの出店と

総合的に素晴らしい大会でした。

 

初日の予選リーグは

2勝1敗で3チームが並び

大会規定によりまさかの抽選!

 

自分のサッカー人生初の抽選。

2チームが突破、1チームが脱落です。

 

結果は…

 

 

2位で通過!ゆうまナイス~

 

そして2日目の決勝リーグは

山口県大分県の強豪3チームにボコられ

上位入賞とはなりませんでした。

 

でも、ほんと有意義な遠征に!

 

特に2日目のボコられ3試合には

今のうちの5年生が

次のステップに行くために必要な

「 恐怖感 」をいっぱい感じられました。

 

2部リーグに降格してしまった後に

ひと学年上相手の大会で下剋上を起こし

 

 

 内容面でも

「 認知 」「 判断 」「 決断 」「 実行 」

のサイクルを伴ったプレーが増えて

チャンスを作り出せるようになっていました。

 

もちろん

上手くいかないプレーの方がまだまだ多いですが

そのミスも、逃げた結果としてのミスから

挑んだ結果としてのミスへと変化しているので

着実に自分の経験値にできていってるなと。

 

そんな絶賛成長中の彼らが

久しぶりに抱いたであろう「 恐怖感 」。

 

ボコられ3試合では

相手のボールを奪いにくるスピード感と強度が高く

それがうちの選手の想像を上回っていたことから

ボールロストをいつも以上に繰り返す展開に。

 

次第に彼らは

ボールだけでなく余裕も奪われていき

見える範囲はすぐ目の前だけになり

そこで徹底抗戦をするだけとなってしまいました。

 

そしてついに

ボールをもってる選手は

相手を観ることと仲間を探すことを

周りの選手はパスを受けることを放棄。

 

これまで感じたことのない相手の圧力に

恐怖感を植えつけられてしまい

「 認知 」が破壊されてしまったのでした。

 

本当に素晴らしい体験!

それは次のステップに上がるための合図だから。

 

自分自身、ブラジルに渡った19歳のとき

サッカー人生で初めて恐怖感を味わいました。

 

プロ選手たちとの紅白戦。

 

味方ディフェンダーから

ボランチの僕にパスが入った瞬間

それまで経験したことのない激しさで身体を当てられ

ボールを奪われてしまいました。

 

で、そのワンプレーで一気に恐怖感に支配され

パスを受けるのが怖くなってしまいました。

 

もちろん何もできないまま紅白戦終了。

 

何もできないというか

失敗すらできないほどに逃げまくって終了。

 

めっちゃ自己嫌悪に陥りました。

 

でもそれから

そんな気持ちを味わいたくない一心で

どうしたらいいのか真剣に考えるようになって

ボールを受ける前に周りを見ておくこと

ダイレクトパスを使うことを覚えていっては

少しずつ余裕も生まれていったのでした。

 

恐怖感が与えてくれた「 考えるきっかけ 」。

 

うちの5年生にも

そんなきっかけをつかんだ選手がひとりいました。

 

サイドバックで出場していたライ。

 

初戦は味方GKがボールを保持しても

パスを受けようとポジションを探すこともなく

大きく蹴ること前提でラインを上げていました。

 

いつもなら真っ先に開いてパスを受けようとするのに。

 

そのことを試合後に指摘して

こういう試合だからこそ勇気をもっていこうぜ

と話しをすると、2試合目からは

積極的にパスを受けてはいいパスを出したり

ドリブルで相手エリアにも侵入していけるように。

 

2か月くらい前までは

自信のなさが表に出まくって

周りに合わせるだけのプレーしかできなかったライが

チームで一番勇気をもってプレーしている

それは彼にとって大きな大きな成長の証でした。

 

今回の恐怖感という種が

5年生たちそれぞれの成長にどうつながっていくのか

楽しみに見守っていこうと思います。

 

お誘いしてくれた浦本さん

どうもどうもありがとうございましたー。

 

 

 『 大事なのは勇気を持つことでした。

   同じようなプレーにチャレンジして

   何度も失敗しています。

   あの時はたまたま成功して

   みんな大喜びしてくれましたけどね。

   ただ、付きまとうリスク

   失敗の可能性を恐れてはいけない 』

    シャビ・アロンソ( 元スペイン代表 )

 

 

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発見の旅。

 

りゅうたろうくん、5歳。

 

 

 「 ボクね、サッカー大好きなんだ。

   幼稚園でみんながやってるのを見て

   カッコいいなぁと思って始めたの。

   すごくすごく楽しいんだぁ 」

 

 

そんなキラキラした想いで

「 エリア伊都 U-6 」でサッカーをしている彼は

テレビで「 キャプテン翼 」も見ているようで

この1年くらいでどんどんと上手くなっています。

 

特に、ドリブル。

 

翼くんのような華麗さはまだないけれども

目の前の相手を見てかわしていけるようになり

そこからのゴールも奪えるようになってきました。

 

先週の練習でのこと。

 

右サイドから斜めにドリブルして

相手ゴールに迫っていくりゅうたろう

相手を2人かわして、いよいよゴール前!

 

しかし、ゴールには3人の相手DFと

そのすぐ近くには味方も2人いて

シュートを打つには人がいすぎて難しい状況。

 

さぁ、どうする、キャプテンりゅうたろう!

( キャプテンではないですが )

 

彼がとった選択はシュート。

緩くてふわっとしたシュートをコーナーに。

 

 

ゴーーール!!

 

 

 「 やったー、ナイスシュート! 」

 

 

シュートを決めた子には

そう声をかけてハイタッチをしていて

このときも同じように声をかけて

りゅうたろうがハイタッチに来るのを

その場で待っていたのですが

いつもなら全力で走ってくるところを

ちょっとゆっくりなスピードで

しかも嬉しそうな顔をしていませんでした。

 

で、何か呟いていました。

 

ハイタッチをした後に

「 どうしたの? 」と聞いてみると

ビックリする返答が返ってきました。

 

 

 

 「 シュートコースが見えたの… 」

 

 

 

信じられない、といった表情で。

 

なんてスゴイんだ。

まだ5歳でそれを発見できるなんて。

それを言葉にできるなんて。

 

めちゃくちゃ感動してしまいました。

 

自分自身で何かを発見したとき

それは自分のものになるんですよね、力強く。

 

そして同じサッカーだったとしても

これまでとは違った景色を見ることができる。

 

そして

発見するタイミングは、人それぞれ。

どこで、どう発見するかは

自分もわからないし、周りもわからない。

 

だからこそ今回

奇跡的な瞬間に立ち会えたこと、ただただ幸せでした。

信じられないといったあの表情、美しかったなぁ。

 

そのままいってしまえー

 

キャプテンりゅうたろう物語

 

つづく

 

 

 『 発見とは人と同じものを見ながら

   人の気づかないものを見つけることである 』

              ハンガリーの医学者

 

 

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あのときの想いを。

 

8年前の3月11日

それは都立石神井高校の練習中でした。

 

波打つグラウンド

しなるように揺れるナイター照明

あちこちから聞こえる悲鳴の声

 

そんないつもと明らかに違う状況を前にしても

不思議と冷静になれている自分がいました。

 

でも吉祥寺のアパートに戻って

ネットのニュースで津波の映像を見たことで

そして、その日の夜や翌日以降に

とんでもない数の人が井の頭通りを歩いている光景や

コンビニの棚がスカスカになっていく光景

街からどんどんと灯りが消えていく光景

を目の当たりにして

揺れに揺れていきました、自分自身が。

 

それから考えていたことは「 遠く 」のことばかり。

 

3年前に書いた、このブログ記事のような。

 

 

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『 遠くを 』 2016年3月12日

 

 

車の免許を取ったのは約20年前。

 

綺麗なお姉さん教官を

期待しながら通ったものの、

練馬区にあるその北豊島園自動車学校は、

そりゃーものの見事に

おじさんオンパレードだったのでした。残念無念。

 

その おじさん's の中に、

佇まい、仕草、コトバの強さなどに、

やんちゃな雰囲気を漂わすおじさん教官がいました。

 

やんちゃおじさん教官は、確かこんなことを。

 

 
 「 いいか、運転をするときは

   近くを見てたらダメなんだぞ

   怖いかもしれないけど

   遠くを見ながらするんだ。 」

 

 
 「 怖くて近くばかりを見てたら

   真っ直ぐ走れない。

   逆に、怖くても遠くを見てたら

   真っ直ぐ走れる。 」

 


 「 近くを見ていたら遠くは見れない、

   でも、遠くが見えていれば

   近くは見えるんだ。

   だから勇気を出して

   遠くを見るんだぞ。いいな? 」

 

 
スクールウォーズ的な凄みを感じさせながら、

そんな話をしてくれたのでした。

 

昨日、3月11日。

 

5年前のことを思い出してたら、

みんながみんなやれることがあって、

それは、それぞれ違うんだよなと思ってたなと。

で、『 龍馬伝 』でのコトバが頭をよぎりました。

 

 
 『 世の中を知るいうことは、

   みんなと同じような人間に

   なることではないぞね、龍馬。

   おまんらしい生き方を探しなさい。

   それを見つけてこそ、

   自分が何を成し遂げるために

   生まれてきたかが見つかるがじゃ。 』

 

 
5年前、毎日のように自分に投げかけてた

「 オレだからこそ出来ることって何なんだろう? 」

という問い。

 

それは単純に職業という話しではなくて

仕事もそれ以外も含めた

「 人生すべて 」を使って出来ること。

 

最近その「 遠く 」を見れてなかったなぁ…

 

答えは一生わからないかもしれないけど

その問いの投げかけはもっともっとしていこう。

 

遠くを見ながら運転できるようになると

街の風景や人の表情

いろんなものも見えてくるもんね。

 

 
 『 君は何者じゃ。

   何のためにこの天の下におる。

   君がやるべきことは何なんじゃ。

   考えるな。己の心を見ろ。

   そこにはもう答えがあるはずじゃ。 』

           「 龍馬伝 」・吉田松陰

 

 

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あの震災から8年が経って

結婚をして、福岡に住み、サッカー指導をしてる。

 

自分の状況や

やってることが変わっていっても

「 遠く 」だけは見失わないようにしたい。

 

周りの顔色を窺うことなく

自分の心を素直に表現することが当たり前になって

そんな人でいっぱいになっていったら

日本はとんでもなく愉快な国になると思うんだよなぁ。

 

だからまずは、今、ここで。

 

あちこちに花が咲いてきましたね。

 

 

 『 お前が心楽しいと思った道を歩め。

   それがお前にとっていちばん正しい道だから 』

          カルロス・カスタネダ( 作家 )

 

 

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学校。

 

ひとクラス15人前後

全校生徒でも100人くらいという

糸島の長糸小学校でサッカーの授業を。

 

 

① 1・2年生の授業

② 3・4年生の授業

③ 5・6年生の授業

④ みんなと給食

⑤ お昼休みサッカー

 

 

と、去年に引き続き

今年もまたフルコースを堪能させてもらいました。



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いやぁ、やっぱ良かったんだよなぁ。

 

例えば

子供たちの人懐っこさだったり

先生たちの穏やかさだったり

校長先生がハグしてくることだったり

調理員さんのオープンさだったり

大人があれこれ言わないことだったり

全校生徒、先生がみんな一緒に

ランチルームで給食を食べることだったり

各テーブルに1~6年生各学年が入っていて

すごく自然に会話をしてることだったり

手づくり給食がとんでもなく美味しかったり

片づけや掃除を誰ひとりサボることなく

当たり前にみんなでやってることだったり。

 

子供同士、子供と大人、大人同士

あらゆる人と人の間に

仕切りのような遮るものを感じないのと

だからなのか、みんなの顔から

「 安心感 」がじわーっと滲み出ていて

子供も大人も、場の空気も、すべてにおいて

すっごく「 自然 」なんですよね。

 

だからもう、とにかく居心地が良くて良くて。

 

で、子供たちが伸び伸びと育っていくうえで

まず何より必要なものって

「 居心地 」じゃないかと思うんです。

 

居心地の良さがあれば、自然体でいられるから。

自然体でいられれば、自分の心に素直に反応できるから。

 

そう、これ当日まで知らなかったのですが

この日の給食はカレーだったんです。

 

糸島食材をふんだんに使った

長糸小のカレーはルーから手づくりで

子供も先生もみんな大好きな名物メニュー。

 

給食の準備をしてるとき

声もアクションも心も大きな

竹原ピストル ” 好きな校長先生が

こんなことを明かしてくれました。

 

 

 「 せっかく来てもらうんだから

   今回はカレーを食べてほしいなと思って。

   給食がカレーの日に無理やり

   サッカーの授業をはめ込みましたよ(笑)」

 

 

めっちゃ嬉しいじゃないっすかーーー

 

 

今朝ヤフーニュースで読んだ記事で

全国で初めてフレックス制を導入した

公立学校の校長先生が学校についてこんなことを。

 

 

 「 学校とは社会人になるための

   準備期間であり、人材育成の場。

   中学校は、志望高校に合格するための

   予備校ではありません。

   その責務は “ 人生は楽しいということ ”

   “ 世の中には素敵な大人がたくさんいること ”

   を教え、育む場でなければならない 」

 

 

長糸小学校はまさに「 学校 」でした。

 

 

 『 子供たちは

   あなたが教えようとしたことを忘れてしまう。

   しかしあなたという人間を覚えているものだ 』

         ジム・ヘンソン( 操り人形師 )



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