Football × Journey = Pura Vida!

Pura Vida!とは中米コスタリカの挨拶でよく使われる「素晴らしい人生だよ!」の意味。

結婚写真。

 

もう2か月くらい前の話しになりますが・・・

 

大好きな写真家のおふたり

小宮山さん&和田さんにお願いをして

結婚写真を撮ってもらいました。

 

とんでもなく鮮やかに騙されてしまった

「 サプライズ結婚パーティー 」はあったものの

 

 

ちゃんとした結婚式を挙げてはいなかったので

せめて写真だけは撮ろう、と。

 

一度、衣装のレンタルもやっている

大手のフォトウェディングのスタジオに

見学と相談に行ったことがあったのですが

あまりに整然とした空間での居心地の悪さと

イメージを押しつけられる印象が残ってしまい

( うちらほんとひねくれてるんだよなー )

大事な感覚を共有できる知り合いのカメラマンに

お願いしてみようとなりました。

 

で、お願いしたのが

mobiile inc. 」の小宮山さん&わださん。

 

東京・代々木という大都会のど真ん中に

奇跡的に残っていた古民家カフェ「 DADA CAFE 」で

約5年間、月に一度のペースで開催されていた

ひたすらフリーダムな紹介制の映画サロン「 kiiiiino 」

( こんな柔らかな想いのイベント → こちら )

 

そこでおふたりと出逢い、

楽しくお酒を酌み交わしては、わいわい言葉を交わし

僕も光葉ももうその時点で

大事なものを共有できていたので

迷わずお願いをすることになりました。

 

結果、大正解!!ほんっと楽しかった!!!

 

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写真という形に残せたことはもちろんですが

それぞれの両親を含めたみんなで

「 あの時間 」を共有できたことが

なにより、すっごく嬉しかったんですよねー

 

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光葉が着ているのは

お母さんが自らの結婚式で使った手づくりドレスで

それを知人がリメイクしてれたもの。

 

これをどうしても着たいという想いがあったから

この写真撮影がありました。あの時間を過ごせました。

 

受け継がれていくもの、受け継がれていく想い。

そして、そこから新たに始まっていく「 何か 」。

 

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さ、また笑顔で生活していこう

 

小宮山さん&わださん、どうもありがとうでした!!

 

 

 『 花を支える枝

   枝を支える幹

   幹を支える根

   根は見えねんだなあ 』

         相田みつを( 詩人 )

 

 

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サッカー授業。

 

ちょっと前の話しになりますが

2月は3週連続で「 エリア伊都 」のスタッフが

糸島の小学校を訪れてのサッカー授業が。

 

 

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僕がメインでやらせてもらった授業では

どの学年でも、こんな話しをしてから始めました。

 

 

 「 サッカーは遊びだから

   上手く出来るかどうかなんて

   まったく気にしないで思いっきりやってね。

   テレビゲームをするときに

   上手く出来るかどうかなんて考えないでしょ?

   それと同じだからさ 」

 

 

サッカーが苦手だったり

身体を動かすこと自体が苦手だったりする子にとって

サッカーをすることがものすごくハードルの高いものに

なってしまってる気がずっとしていまして。

 

きっと、手ではなく足でやらないといけないから

他のスポーツと比べてなかなか上手く出来ないうえに

日本特有の「 失敗したら恥ずかしい 」とか

「 上手くやらなきゃ 」という空気感が

さらにハードルを上げちゃってるんじゃないかなと。

 

だから

「 上手くいくかどうか 」というマインドを一回外して

もうとにかく思いっきりやってみてほしかったんです。

 

で、そんな理由から

ボールを使っての鬼ごっこ的なウォーミングアップ、

弱いパスから少しずつ上げていって

最後にはフルパワーで思いっきりキックする練習、

そして、たっぷりな時間を使ってのミニゲーム

という流れの授業にしました。

 

みんなめっちゃ楽しんでくれてて嬉かったー!

 

ミニゲームが終わると

 

「 楽しかったー、楽しかったー 」

 

って連呼しながら

ぴょんぴょん跳ねてる子がいたり、

片づけが終わって帰るときに

教室の窓から嬉しそうに手を振ってきてくれたり。

 

さらにはそこから外まで飛び出してきて

 

 「 また一緒にサッカーやろうね!! 」

 

って言ってくれる子までいたり・・・

 

サッカーって

すごくオモシロイ遊びなんだって思ってくれてたら、

もっというと、上手く出来るかどうかとか気にしないで

思いっきり自分を解放することって

とんでもなく楽しいことなんだなって思ってくれてたら

そんな嬉しいことはないよなぁ。

 

そうでありますよーに。

 

 

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頭の柔らかな素敵な校長先生

ピュアに教育に向き合ってる年配の先生

誇りをもって働く調理員さんとの出逢いも嬉しかったし、

糸島食材を使った給食もほんと美味しくて、

喜びいっぱいのサッカー授業となりました。

 

サッカー万歳、糸島バンザイ。

 

 

 『 ボールはトモダチ。怖くないよ 』

           「 キャプテン翼 」より

 

 

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6年生の変化。

 

まさかまさかの3週間連続となった

グローバルアリーナ 」上陸。

 

先週のジュニアユースに続き

今回は土日で行われる6年生の大会

僕は日曜日からの参加となりました。

 

 

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この大会は

メンバーもフォーメーションも交代も

すべて選手たちで決めるという形をとり

こっちからの条件としては参加した14人全員が

1試合のなかで半分以上は出るということのみ。

 

土曜日の予選リーグを3連勝で終え

日曜日はチャンピオンクラスでのトーナメントに参加

残念ながら初戦で 0対0 PK1-2 にて敗退となりました。

 

勝っても、負けても

3試合はやれるレギュレーションだったため

次の試合に向けてミーティング。

 

初戦は「 2-3-2 」という

フォーメーションで戦ったのですが

次の試合は「 1-2-1-2-1 」でやりますと。

 

なんだその謎のフォーメーション…

 

話しを聞いてみると

かなりリスキーではあるものの

挑戦意欲をそそるオモシロイ試みでした。

 

彼らのその想像を少しでも膨らますために

 

 

 「 このスペースは誰がどう守っていくの? 」

 

 「 攻撃になったらここの選手はどう関わるの? 」

 

 「 GKはどんな準備をしていくの? 」

 

 

などの質問を投げては、彼らがそれに答えて。

 

一部の選手だけではなくて

全体としてこの挑戦に食いついているのがわかり

こっちの想像もふわっと膨らんでいきました。

 

そして、2試合目。

結果から言うと 0対2 で負けてしまいました。

 

 

本当にポジティブな内容でした。

 

攻撃面で関われる選手が格段に増え

特に、後ろから次々に参戦してくる感じは

香川真司 ” がヨーロッパでブレイクした

クロップが監督を務めていたときの

ドルトムント 」のサッカーのよう。

 

やるじゃねえか…

 

そそられた挑戦意欲が

アグレッシブなプレーにつながって

それに比例していくように

チームとしてのクリエイティビティも

自然と増していったのが伝わってきました。

 

ゴールを奪えなかったこと

スピードのある選手にカウンターでやられたこと

 

それをどうしていくかを

もう一度話し合って3試合目に臨み

最後は 7対2 で勝利しました。

 

相手を感じながら攻撃できたこと

いろいろな形からゴールを奪えたことは

この試合での大きな収穫に。

 

と、個人として大きな成長のきっかけを

つかんだであろう選手もいました。

 

とても真面目で心優しき男、FW “ Kくん ” 。

 

2試合目からはワントップの位置に入り

前線での起点になってボールは収めるわ

強引な突破から何度もチャンスをつくるわ

相手がボールを持てば激しいプレスで奪い返すわ

チームメイトもビックリする活躍を見せました。

 

彼のこの活躍

じつは「 あるシーン 」が影響していました。

 

2試合目のスタート直後くらい

相手の激しいチャージでボールを奪われた後

Kくんはグラウンドに倒れこんでしまいました。

 

僕が審判をやっていて

厳密にとればファールだったかもしれませんが

あえてファールをとらずにプレーを続行させました。

 

プレーが切れた後

起き上がり始めたKくんのところに行き

「 大丈夫? 」と声をかけると

普段と違った低い声での「 はい 」

そして、これまで見せたことのない

怒りに満ちた眼、獣のような眼をしていました。

 

うわ…楽しみ…

 

案の定、その後の彼のプレーは

何の迷いも感じられない最高のものとなったのです。

 

普段から周りの状況を見て

よく考えることができる選手は

それ自体すごくいいことではあるのですが

試合中にその部分が過剰になると

プレーのタイミングに間に合わなかったり

考えすぎることで迷いが生まれてしまったり

自分ではなく周りの意思でプレーしてしまったり

ネガティブに働いてしまうことが多いんです。

 

真面目で優しいKくんもまさにそういうタイプで

それが足を引っ張ってしまうこともよくありました。

 

ただこの日の相手のチャージを受けた後の彼からは

そうなってしまう気配はまったく感じられないというか

怒りが満ちたことで雑念を浮かべる余裕がなくなった

ような状態になり、でもちゃんと理性も働いていて

すごくいい心のバランスでプレーできていました。

 

 

 「 Kさ、相手のチャージを受けた後

   なんかスイッチ入った感じになって

   プレーがすごく良くなったよね。

   迷うことなくプレーもできててさ。

   Kの場合はこの状態になれれば

   自然といいプレーができるんだと思うよ 」

 

 

 「 でも相手がチャージしてくるのを

   待ってるわけにもいかないよね。

   だからそういう気持ちにもっていく方法を

   自分で何かしら見つけることができたら

   いつだって今日みたいな気持ちで

   プレーすることができるんじゃないかな 」

 

 

試合が終わって

そんな話しをしていると、横にいた6年生が

 

 

 「 じゃあ、僕が試合前に

   Kくんのこと蹴り飛ばしてあげるよ~ 」

 

 

Kくんはいつものように静かに微笑んでいました。

 

これからどうなっていくのか、楽しみです。

 

 

 

 『 誰の真似もする必要はない。

   自分達の道を探しなさい 』

       オシム(元日本代表監督)

 

 

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喜びの大会。

 

とんでもなく嬉しい優勝となりました。

それは結果以外の大事な大事なものが得られたから。

 

 

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エリア伊都 」のジュニアユースを連れ

『 2018 GLOBAL ARENA 杯 U-13 』に参加。

 

チームに関わり始めてからのこの半年弱

平日の練習に関してはまだ指導できていないため

( 来月4月からは平日を含めフルで関わります )

試合で求めるチームとしての内容については

とてもザックリとしたものに止め

自分の武器となるプレーを自覚すること

それを試合でどう出していくのかをイメージすること

を中心に、一人ひとりにアプローチしてきました。

 

今大会も、そこを主に伝えて。

 

 

 ●「 予選 」

   vs TINO(福岡) 5対1
   vs グローバル(福岡) 1対0

 

 ●「 準決勝 」

   vs ブリストル(長崎) 5対1

 

 ●「 決勝 」

   vs エストレーベ(佐賀) 3対1

 

 

様々な経験ができた4試合となりました。

 

特に予選グループの2試合目

引き分けでは2位になってしまうため

1位になるには勝つしかない状況での試合。

 

個々としても、チームとしても

状況判断の部分でうちの数段上を行く相手に

前半の15分間くらいは

一方的に支配される展開だったのですが

途中からそれを分断できるようになり

チャンスも作れるようになり。

 

次第に一人ひとりのパッションが爆発して

野性が全開になっていっていき

何の迷いもなくなったことで自然と

個々の武器も出せるようになっていき

チームとしてもゾーンのような領域に突入。

 

で、ショートカウンターから先制点をゲット。

 

ただ、あまりにアグレッシブすぎる戦いのため

運動量的な負担がものすごく、後半どうなるかなと。

 

でも結局、最後までそれをやり切り、1対0で勝利。

 

めっちゃ感動しました

こいつらマジでスゴイな…って。

 

これまでの指導者人生で考えても

個人としてチームとして

あそこまで突き抜けた試合は

そうなかったと思います。

 

夏くらいに

「 大人になってから学ぶサッカーの本質とは 」

という大人気サッカーブログが

エリア伊都での僕の指導を取り上げてくれたとき

こんなことを話していたのですが

それが少し実現できたゲームになったのが嬉しい…

 

 

 

 〈 自分自身を解放すること 〉

 

  様々な環境を経験していくなかで

  気づいたらそれが

  僕のサッカー人生でのテーマになっていました。

 

  一番大きな影響を与えたのは

  ブラジルとコスタリカでの経験。

 

  日本では体験したことも見たこともないほどの

  とんでもなく激しい球際の戦いが

  練習から当たり前に繰り広げられていて

  しかもその熱いバトルだけではなくて

  どうやって相手の裏をかいてやろうか

  という遊び心から生まれる駆け引きも

  あちこちで発生していて。

 

  そのとき

  サッカー人生で初めて怖さを感じたんです。

 

  それは

  失敗したら怒られるとかの

  外圧による怖さではなくて

  「 隙を見せたらやられる 」という

  内側から湧き上がってきた恐怖感。

 

  剣道や柔道やボクシングで

  相手と向き合ったときの感覚に

  近いのかもしれません。

 

  ただそんな怖さがあった反面

  ワクワクした気持ちも湧き上がっていました。

 

  言い方は変ですけど「 命を使ってる!」って。

 

  で、そのとき、自分も周りも

  「 動物みたい 」って思ったんです。

 

  頭で動いてるというより

  感覚に動かされてるというか

  身体が自然と反応しているというか。

 

  人間がもともと持っているはずの「 野性 」が

  思いっきり解放されていました。

 

  だから自然と、ごく自然と

  すべてのプレーに感情が込められていたし

  動きにはダイナミズムがあって、

  力強くもあった。

 

  しかもその中には、

  繊細さとしなやかさだってあった。

 

  野性の窓が開いてることで

  その選手が持っている

  ありとあらゆる能力が総動員されて

  ( もちろん知性も含めて )

  プレーとして表現されているように感じました。

 

  じゃあ、どうやったら日本で、

  子供たちの野性を解放できるんだろう?

 

  それが指導をする上での

  大きな問いになっていきました。

 

  「 それをやっちゃダメだろ 」「 こうしろよ 」

  という禁止や命令が溢れすぎてる今の日本では

  小さい頃は全開だった子供たちの野性の窓が

  残念ながら閉じられていることが多いと思います。

 

  で、頭が主役になっていき

  考え過ぎてしまうことで

  知らないうちにその窓に

  ロックまでかけてしまっている。

 

  だから日本で指導する場合にはまず

  そのロックを解いたり、窓を開けることが

  必要になるなぁと思っています。

 

  自分が発想したことを素直にやってみる、

  そんな自分事だと

  感じられる体験を重ねていくこと。

 

  成功や失敗そのものではなくて

  そこで生まれる自信や発見やエネルギーが

  窓を開けていくのに必要な

  安心感や勇気につながっていくはずだから。

 

  そうして「 自分自身を解放すること 」が

  できるようになっていったら人間として

  そして選手としての個性もまた

  自然と立ち上がっていくんだと思います。

 

  ボールを扱うこと。

  相手と駆け引きすること。

  自分の武器で表現すること。

 

  そして、自分自身を解放すること。

 

  ジュニアユースの3年間で

  そのことに大きな喜びを

  感じられるようになっていってほしいです。

 

  で、そんな自分で

  ユース年代のサッカーに

  思いっきりチャレンジしていってほしいです。

 

 

 

 

 

 

あまりに大胆なゲーム過ぎて

「 状況を観て判断を変えていく 」

「 相手の逆をとっていく 」

というような細やかさの部分に関しては

まだまだ全然だったのですが

それを支えるであろう

「 野性 」を全開にできたことは

今の彼らにとっては

本当に大きな大きな経験となりました。

 

やった、一歩進んだ。

 

 

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その試合が終わった後の中学生たちはみんな

笑いが止まらず、喋りも止まらず、な大興奮状態。

 

 

 「 いやー、ほんと嬉しい!!

   なんかもう優勝したみたいー!!

   それぐらい嬉しいんですよね!!! 」

 

 

きっと、その喜びには

追い込まれた試合で勝ったという達成感以外に

自分を解放できた充足感のようなものも

多く混じっていたんだと思います。

 

成長することの喜びを

もっともっと感じさせてあげたいなぁ。

 

そう、「 エリア伊都 ジュニアユース 」

フェイスブックページを立ち上げました。

 

チームの活動についてはもちろん

僕が感じるサッカーの面白あれこれなんかも

発信していこうと思っているので

ぜひぜひ「 いいね 」をお願いしますー!

 

 

 

 

さあ、また次に成長に向かって。

 

 

 『 子供は自分にはそれができるとわかった瞬間

   そこに向けて猛然と努力し

   目標に向かっていくことができる 』

       ジャン・クロード・ラファルグ

    (フランス国立サッカー学院ディレクター)

 

 

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トークイベント@糸島。

 

もうだいぶ経っちゃったなぁ・・・

 

1月23日に「 エリア伊都 」主催で

サッカーのトークイベントを開催しました。

 

糸島移住後、初めて企画したトークイベント。

 

ゲストは、中野吉之伴さん。

 

ドイツで10年以上、

育成年代のチームを指導をされていて

UEFA-Aレベルに当たる

ドイツサッカー連盟公認A級ライセンスも

取得されている方です。



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トークの内容については、

福岡少年サッカー応援団 」の記者の方が

めっちゃ詳しくブログにまとめてくださったので

こちらをぜひぜひ読んでみてくださいー

 

 

 

 

個人的に印象に残ったのは、

打ち合せ時に中野さんが話していた

「 空気感 」について。

 

 

 「 どんなに素晴らしいことを言ったとしても、

   素晴らしい練習メニューをやったとしても、

   選手たちが受け入れようとしない限り

   それは決して届かないから

   ムダになってしまいますよね 」

 

 

 「 だからまずはやっぱり

   受け入れよう、学ぼうと

   選手に感じさせる空気感を

   指導者が生み出していくことが

   大事じゃないかと 」

 

 

 「 今ブンデスリーガでブレイクしている

   ナーゲルスマンやテデスコのような若手指導者は

   最新のテクノロジーを駆使してることばかりが

   クローズアップされていますけども、

   それも選手たちとの信頼関係があってこそ。

   空気感を生み出すことも含めた

   彼らのコミュニケーション能力は

   非常に長けていると思いますね 」

 

 

終わってからは、

糸島の指導者の人たちも交えて打ち上げに。



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「 Futbol&Cafe mf 」でのトークイベント

Talking About Football 』でもそうでしたが

こうしてフットボールの輪が広がっていくことって

やっぱ嬉しいことなんですよねぇ。

 

その広がりから

今に繋がっていってることもいっぱいあるし、

でも一番嬉しいことは輪が広がれば広がるほど、

その人がもっているフットボールの世界と

自分の世界がかけ合わさればかけ合わさるほど

フットボールは自由なんだ 」

とそれまで以上に実感できていくということ。

 

知れば知るほど

知らないことが増えていくから、

どんどん面白くなっていくんですよねーーー

 

生きている間に、

どのくらいのフットボールの自由を

感じられるんだろうか、ただただ楽しみです。

 

中野さんの最新刊、ぜひ読んでみてください!

自由がいっぱいでワクワクしてきてしまうと思います。

 

中野さん、今度は一緒にボール蹴りましょ。

どうもありがとうございましたー!!

( 中野さんのホームページ → こちら  )

 

 

 『 僕がドイツサッカーの取り組みで

   とくに共感しているのが、

   さまざまな人がサッカーを通じて結び付き、

   社会全体の中で子どもたちが成長していく環境を

   つくり上げようとしているです。

   それぞれが、それぞれの形で

   サッカーと関わりながら、

   それぞれの道を歩んでいる。だから僕も、

   サッカー “ と ” 生きる道を探り続けています 』

       中野吉之伴( ドイツサッカー指導者 )



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末っ子の結婚式。

 

アリサカ3兄弟の権力者は

残念ながら長男のテツではなく、

双子の弟で次男のルイでもなく、

2歳下の三男坊ソウだったのです。

 

お兄ちゃんと呼んできたことは一度もないし、

オレとルイが四畳半での2人部屋にもかかわらず、

ソウはひとりで六畳の部屋を独占だし。

 

世の中の末っ子のイメージを全部まとめると

きっとソウになると思います。

 

そんな「 THE末っ子 」がついに結婚。

 

まぁ、結婚は1年ほど前にしていたのですが、

奥さん・カナちゃんの故郷の長野県にて

結婚式と披露宴が行われました。

 

笑顔いっぱいな素敵な会だったなぁ

 

なぜか双子エスコートさせられたり



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カナちゃんのお母さんの伴奏で

向こうの親戚さんによる

長渕剛の「 乾杯 」熱唱からの乾杯があったり



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母トシコ&ルイ嫁ユリちゃんによる

森山良子の「 家族写真 」熱唱があったり



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光葉はこんな詩を朗読しました

 

 

 『 夫婦 』

 

  彼女は妻になりました
  土にも
  雨にも
  風にも
  太陽にもなりました

 

  彼は夫になりました
  土も
  雨も
  風も
  太陽もありましたから
  一本の木になりました

 

  妻は
  土のあたたかさで支え
  雨のしとやかさにつつみ
  風のさわやかさでほぐし
  太陽のほがらかさで
  毎日 木を照らしました

  

  夫は
  土に根を張り
  雨を吸い上げ
  風に種を送り
  太陽と
  毎日のあたらしい物語を分かち合いました

 

  夫婦の言葉は
  木陰をつくり
  たくさんの生きものが あつまりました

 

 

引っ込み思案だったあの THE末っ子 が

カナちゃん家族の輪の中に自然にいて、

みんなの前で堂々と挨拶までしてる。

 

それぞれ親元を離れて

別々の生活をするようになって20年ちょっと、

あいつはあいつの人生を生きてきたんですよね。

 

当たり前なそのことを

ちょっと感慨深く思っちゃったんだよなぁ・・・


人ってやっぱ変わっていくんだ、

ゆっくり、ゆっくり、

気づかないくらい、ゆっくり。

 

家族って素晴らしい、

で、新しい家族が増えるって最高に嬉しい。

 

ソウ&カナちゃん、本当におめでとうー!

 

 

 『 明日へ向かうほど

   近くなる昨日がある

   忘れないで

   思い出はどこにもいかない

   忘れないで

   ぬくもりはどこにもいかない 』

       森山良子「 家族写真 」より

 


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SmallでBigなこと。

 

2018年最初のフットボールな週末でした。

 

土曜日はまず、

小学6年生+5年生2人チームによる公式戦。

初戦の勝利を見届け、車で移動して

午後は小学2年生の練習試合&3年生の紅白戦。

 

日曜日の午前中は、

フットサル場で小学1年生~3年生の練習。

午後は近くのグラウンドで中学生の練習試合。

 

地球のなかの、アジアのなかの

日本のなかの、九州のなかの

福岡県のなかの、糸島のなかの

普通の小学生や中学生によるフットボール

 

ヤフーのトップニュースに上がるような

みんなが注目するBigなことは起きないですが、

そこに参加している子どもたちすべてに

Smallなことがたくさん起きているんですよね。

 

でもそれも、

彼ら、彼女らの目線から見たら決して

Smallなことではなく、Bigなことなんだろうなぁ。

 

その想像は忘れないようにしたいです。



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中学生の試合が終わった後、

小学6年生の “ A君 ” と話しをしました。

 

彼は小学校を卒業した後に

「 エリア伊都 」ジュニアユースでやると

誰よりも早く決めていて、

こうして練習や試合に参加しています。 

 

この日に参加した小学6年生はA君ひとり。

 

でも物怖じすることがなく、

上手くなりたいという気持ちも強い彼は

この日も中学生たちのなかにも自ら入っていって

明るくコミュニケーションをとっていました。

 

試合でも

球際の戦いで潰されることは多かったですが、

パスを受けるための誰よりも早い動きだしと

相手ゴール前での効果的なダイレクトパスで

フィジカル面で上回る相手との戦う術を自ら発見。

 

「 おお、やるねー 」と思っていたら、

ハーフタイムにベンチでいきなり号泣。

 

中学生たちが集まって

話しを聞いていたり励ましたりしていたので、

とりあえず僕から声をかけることはやめ、

しばらく様子を見ることにしました。

 

後半が始まって

試合中は必死に我慢しているのですが、

ベンチに戻って来ると、また号泣。

その後、交代してベンチにいる間も

ずっと涙を流していました。

 

試合がすべて終わり解散した後に

A君を呼んで話しを。

 

 

 「 今日の試合どうだった? 」

 

 

そう聞く僕に顔を向けることなく、

彼は下を向いたまま、話し始めました。

 

 

 「 あんなのサッカーじゃないですよ…

   激しいのは全然いいと思うけど、

   今日の相手はそれを超えて汚かったです…

   すごい蹴られたし、文句も言われたし… 

   自分はサッカーをやりに来たのに… 」

 

 

投げやりにそう言い放つと、

A君から涙がこぼれました。

 

しばらくそのまま泣き続けた後、

顔を少しだけ上げ声を振り絞って、

 

 

 「 でも、

   そんな中で何もできなかった自分が

   本当に本当に本当に悔しいんです… 」

 

 

 

新たなる成長物語の始まりです。



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話しが終わると、

とんでもなく晴れやかな顔で

 

 

 「 ありがとうございました!

   さようなら! 」

 

 

そして車が止めてあるところに歩いていくと、

20メートルくらい離れたところからA君が

 

 

 「 本当にありがとうございましたー!!!

   さようならー!!! 」

 

 

自分を信じて、どんどん進んでいけーーー

 

 

 『 もし君が何か夢を持っているのなら

   その夢をとことん持ち続けるべきだ。

   誰かが無理だと言ったとしても

   決して諦めちゃいけない。

   僕も新たなる夢を持ち続ける 』

        ネイマール( ブラジル代表 )