当たり前から特別へ。
台風接近中だった週末、
日曜日は暴風警報発令のため
残念ながら中止となってしまいましたが
土曜日は予定通りに活動ができました。
僕が担当したのは、
午前中に小学1年生の練習試合と
同じ会場で3・4 年生ごちゃまぜの紅白戦、
そして午後はジュニアユースの練習。
いやぁ、やっぱり、面白かったなー。
じつはこの2週間前から体調を崩し、
10日間くらいは発熱、胃痛、腹痛が重なり、
食事もスープぐらいしかとれずで外出もできず。
なので、久しぶりのグラウンドだったのです。
「 県立講倫館高校 」の選手権に行ったとき、
ケガで春からずっとチーム練習に入れてなかった
ある3年生がメンバー入りを果たしていて
ウォーミングアップにも加わっていました。
で、その合間に、こんな話をしてくれました。
「 ほんとーに幸せですよ。
メンバーに入れたこともですけど、
でも何より、またこうして
ボールを蹴られるようになったことが。
ケガをする前には感じたことなかったなぁ。
それに気づけただけでも
ケガをした意味があったのかなと思います。
サッカーって最高に楽しいですよね 」
イタリア・セリエAでいいスタートを切った
好調「 ラツィオ 」を引っ張る
イタリア代表FW “ インモービレ ” が
「 問題から何か
正しいレッスンをくみ取ることができれば、
困難は人を強くする 」
と言っていましたが、その高校生はまさに。
僕がグラウンドに行けなかった期間なんて
彼と比べたら全然たいしたことはないし、
精神的な負担なんか1億分の1くらいですが、
でもやっぱり同じような想いは感じました。
自分のなかで「 特別 」だったものが
いつからか「 当たり前 」になっていって、
何かのやむを得ない事情からそれがまた
「 特別 」なものだと感じられるようになる。
久しぶりに飲むことのできた
小学生の試合や紅白戦、
ジュニアユースの練習に行って
あらためて感じたことがあるのですが、
それについて書かれた記事を
外出できなかった期間に見つけたのでご紹介を。
特殊な環境下に身を置く日本の子供たちには
特に必要じゃないかなぁと思っています。
よかったら、読んでみてくださいね。
「 特殊な早期教育がなくても
子どもたちがすくすく育つように、
特殊な食事を工夫しなくても
楽しい食事であれば
子どもたちはすくすく育ちます。
子どもたちに与えられた “ 育つ力 ” です。
その原動力が自己肯定感です 」
「 遅かれ早かれ必要なときに、
出来ることはできるようになるんです。
逆に言うと、出来ないこと、嫌いなことは
できなくて良い、自信を失わなくて良い。
だからこそ、親としては子どもの
“ 出来ること ” “ 得意なこと ” を
探してあげることが大切です。
それが勉強なのか、
スポーツなのか、芸術なのか、
それともまったく
別のことなのかはわかりませんが、
絶対に何かあります。お友だちのことなのに、
涙を流して一緒に悲しんだり
喜んだりすることができる小学生がいます。
それは素晴らしい才能なのです 」
「 子どものうちに
成功体験を積んだ人間は強いですよ。
“ 自分大好き ” は
子どもたちにとって大きな力です 」
自分自身を「 当たり前 」にしないことって
すごく大事なのかもしれないですねー。