何かをキャッチ。
普段は全然なのですが、
この前は珍しく見た夢を覚えていたのです。
これからいよいよ始まるサッカーの試合。
クラブハウスみたいなところにみんなでいて、
ユニフォームに着替えながら準備をしていると、
窓の外の天気がいきなり悪くなり、暴風雨に。
すると、うちらのいた2階フロアが
暴風の影響でグワングワンと揺れに揺れ。
うわ、ヤバっ・・・
と、そこで目が覚めました。
当然いい目覚めではないですが、
ああ、これ以上見なくてよかった、
なんてことをボーっとしながら思い、
カーテンを開けると外の天気は良好でした。
キッチンに行き、
コスタリカの豆を使った
アイスコーヒーに牛乳を少し入れ、
それをちょっと飲み、窓の外に目をやると
うわ、ヤバっ・・・
空は一気に真っ暗になり、とんでもない暴風雨に。
家が揺れることはありませんでしたが、
夢で見たのと同じような暴風雨にビックリ!正夢!
( 竜巻も起こったらしいです・・・ )
きっと、暴風雨が来る前の寝てるときに、
自分の中で何かを感じ取ってたんでしょうね。
こういうことって時々あるよなーと。
「 感覚 」が先に何かをキャッチして、
「 頭 」は後から追いついてくる、ということ。
スポーツをやっている場面は特に。
で、サッカーなんかは特に多いかもしれません。
試合では感覚を先走らせていかないと、
あらゆるタイミングに間に合わないスポーツだから。
といっても試合中に、
頭で考えることももちろんあると思います。
特にディフェンスでの駆け引きのときなんかは。
20歳からの指導者生活5年間で
「 考える 」楽しさを知った後にコスタリカに渡り、
もう一度プレーヤーとしての挑戦を始めたのですが、
もうとにかく「 自分との闘い 」が本当に大変でした。
「 頭バンザイ 」な自分との闘い。
考える楽しさを知ったあまりに、
いつでも頭を先行させようとしてしまって、
「 考えすぎる → 間に合わず → また考える → 迷う 」
の悪循環にハマってしまうのです。
だから、
これは極端な言い方かもしれないですが、
考えるのをやめることにしました。
「 感覚バンザイ 」でいっちゃおうと。
そうしたら、
様々なシチュエーションに合わせて
身体が勝手に反応していけるようになり、
戦闘意欲も湧き出てきたことで
ボール際の戦いにも怯むことがなくなり。
それでも考えてはいるんですよね。
頭のパーセンテージを減らしたというだけで。
頭バンザイ ⇔ 感覚バンザイ
この「 ⇔ 」のどこに自分を置くのか、
どこに自分を置くと
持ってる能力を一番発揮できるのか、
それが少しずつわかっていったんだと思います。
で、自分を最大限に
発揮できてるときっていうのは、
感覚がいろいろなことを
キャッチしてくるんだと思います。
暴風雨の正夢が
どうだったのかはわかりませんが、
糸島に来てからの自分がいい感覚でいられてる、
そのことは確かなんですよね。サンキュー、糸島。
あ、正夢といえば。
ファミコンにハマりすぎて
サッカーをやっていなかった小学6年生のとき。
寝ても覚めても「 ドラクエ1 」のことを考えていて
でもどうしてもクリアのために必要なアイテムが
見つけられなくて悶々とした日々を送っていました。
そんなある日、ドラクエの夢を見ました。
いつも出入りしているお城から
( ドラクエの話しですよ )
外に出ようとしても画面が切り替わらず。
いつもであれば、お城の中の画面から、
外の画面に切り替わるはずなのに。
夢の中の僕は「 あ!」と思い、
そこからお城の壁の外を歩いてみると謎の階段が!
そこに欲しいアイテムがありました。
そしてその後すぐに目覚めた僕は、
( これは起きなきゃと意識的に目覚めました )
夢で見たのと同じようにやってみると、
壁の外側を歩くことができ、謎の階段もあり、
欲しいアイテムもあったのでした!
人生最大の正夢!
緑のお城の画面の右下の階段が!
まぁ、そこまで熱中したからなのか、
それからは一気にゲーム自体への興味がなくなり、
サッカーバンザイな日々へと変わったのですが。
めでたし、めでたし。
『 瞬時に考えて
瞬時に判断することを心がけていけば、
執着がなくなり、
変化への対応力が強くなる。
それとともに感じる力が養われていく 』
桜井章一( 元プロ麻雀士 )