Football × Journey = Pura Vida!

Pura Vida!とは中米コスタリカの挨拶でよく使われる「素晴らしい人生だよ!」の意味。

糸島合宿。

 

だから、

フットボールはやめられないんだよなぁ。

  

9月に入ってすぐ、

東京のフットボール仲間

「 f.c.A 」のメンバーが糸島へ。

 

この仲間は、

毎週月曜日の夜にフットサルをやっていたり、

 

blog.canpan.info

 

年に一回、

建築関係の素敵すぎる大会に出場したり、

 

tetsufootball.hatenadiary.jp

 

で、今回は、

 

 「 よし、じゃあ、今回は、

   テツさんが移住したし糸島で合宿しよっか

   サンセット( 音楽フェス )もあるしね 」

 

という声からあっという間に決まり、

東京だけでなく、名古屋、岡山からも参戦、

結局、13人ものメンバーがやってきたのでした。

 

みんなバラバラで福岡入り、

そこからそれぞれで博多近辺を観光して

試合会場の「 フットボールセンター 」に集合。

 

僕がコーチをやっている

「 県立講倫館高校 」の

Bチームとの試合を20分×3本ほど。


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終了後は、

みんなはサンセットライブへ行き、

僕は夜に合流して、貸し切りで対応してくれた

古民家ゲストハウス「 いとより 」で楽しき宵。


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翌朝は、

美味しいパン屋で朝ご飯を買い、

海辺でみんなで朝食。


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チェックアウト後は、

糸島のオススメポイントをいくつか案内をして、

僕はここでみんなとお別れ。

 

ほんっとに楽しかったー!!

いや、楽しいという以上に嬉しかったー!!!

 

大好きな仲間が糸島にボールを蹴りに来てくれて、

しかも、みんなが糸島を気に入ってもくれて。

 

今回の合宿に快く協力してくれた

「 講倫館高校 」の先生や選手&マネージャー、

「 いとより 」のご主人にはただただ感謝です、

本当にありがとうございましたー!!

 

今年の3月、

移住前ラストとなった月曜フットサルの後、

みんなと撮った写真と共に、僕はこんな言葉を

フェイスブックにアップしていました。


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ラストの月曜日フットサル!


いろんな人に会えて、

めっちゃ嬉しかったー!!!


遊びにとことん夢中になれて、

じつは仕事もスゴい、カッコいい大人たち


ボールを蹴っていたら、

こんな素敵な人たちに出逢えました


これまでの人生で、

ボールがきっかけとなって、

いったい何人の人たちと出逢えたんだろう


で、その出逢いから、

自分の人生がどれだけ

楽しくなっていったんだろう


フットボールはこれまで、

何ひとつだって奪うことなく、

様々なものを与えてきてくれました


だから、やっぱりそれを、

自分のところに留めておかないで、

子供たちにじゃんじゃん渡していきたい


こんなにも楽しいんだぜって

こんなにも素晴らしいんだぜって


そんな「 こんなにも 」を伝えていきたい


ボールを蹴ろう、自分で在ろう

フットボールから始まる人生がある


みんな本当にありがとうでした!また!


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一緒にボールを蹴った高校生たちが

何かを感じてくれてたらめっちゃ嬉しいわ〜


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遊びも仕事も本気な

ちょっとイカれた「 f.c.A 」のみんな、

マジでサンキューでした。

 

うん、だから、

フットボールはやめられないんだよなぁ。

 

 

 『 失敗も成功もない、

   ただチャレンジし、

   そしてそれを支え合う仲間がいる。

   下山するたびにそう思う。

   それだけで幸せだ 』

           栗城史多( 登山家 )


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そのタイミングを。

 

2か月ちょっと行けてなかったフットサルへ。

 

フットサルでもサッカーでも

久しぶりのときにはいつも思うように

身体の各部分同士や、身体と心と頭、

それぞれがまったくもって「 一致 」しておらず。

 

で、一致していない分、動きが一瞬遅れて、

ルーパスミドルシュートインターセプト

「 タイミング 」を逃しまくるという・・・

 

まずは何より、自分自身を一致させねば!


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そう、フットボールのピッチの中には

それこそ無数のタイミングが漂っていますが、

それをどれだけキャッチできるかっていうのは、

( 選手個人としても、チームとしても )

いいプレーをするうえで、勝利するうえで、

ものすごく重要な部分だと思うんです。

 

いつもフルパワーで必死にやっていたら

見えるところや感じられるところは

どんどんと狭くなっていって

タイミングを見極めること自体が難しくなるし、

いざ見極められたとしても

そこに爆発的なパワーと技術を投入するのも

それまでに力んでしまっている分、困難になる。

 

だから、

柔らかくタイミングを見極めて、

爆発的にそのタイミングをつかみにいく。

 

そう、

今回のフットサルに行く前に見た

W杯ヨーロッパ予選の

「 スペイン vs イタリア 」

この動画のなかの最初のプレー

イニエスタ ” のスルーパス

まさにそんな感じでした。

 

この試合に関しては

“ イスコ ” がだいぶヤバかったですが・・・

特に “ ベラッティ ” を股抜きしてからのスルーパス

( 周辺の選手たちの動きも素晴らしかった!! )

 

 

www.youtube.com

 

 

自分自身を一致させて、

柔らかくタイミングを見極め、

爆発的にそのタイミングをつかみにいくこと。

 

きっとこれって、日常でも出来ることだなぁ。

 

 

 『 MVPに輝くためにプレーしてるわけじゃない。

   幸せになるためにプレーするんだ 』

        サッカースペイン代表 イニエスタ

 

悪くはない違和感。

 

千葉県での合宿後は、

 

tetsufootball.hatenadiary.jp

 

東京・神奈川・埼玉に4日間ほど滞在。

 

トークイベントを開催した他は、

主に、家族や友人たちと会っていました。

 

東京から離れて、まだ半年弱。

 

僕のなかでの半年という時間は

「 まだ 」という感覚なのですが、

今回いろいろなところを

訪れたなかで感じていたのは

「 まだ 」ではありませんでした。

 

かといって

「 もう 」という感じでもなく。

 

ただ、

それまでとは確実に違ってはいたんです。

 

決して悪くはない「 違和感 」があったんです。

 

それはもしかしたら、

「 時間の長さ 」がどうこうってことではなくて、

「 関係性 」が変わったからかもしれないですね。

 

東京という街との関係が

「 生活する → 訪れる 」へ変わったことで。

 

そういえば、15年ほど前

コスタリカでのフットボールライフ中に

10日間ほど一時帰国したときも

同じような感覚になっていました。

 

生まれ育ってきた東京に感じる「 違和感 」。

 

これまでと違って見えるって本当に嬉しい!!

 

糸島に帰ったら

さらにワクワクしている自分がいました。

 

 

 『 物事を見すぎることで、

   それが持つ意味が

   まったく見えなくなることを僕は怖れる 』

     アンディ・ウォーホール( アーティスト )

 

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小学生合宿@千葉県。

 

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ゲストコーチとして参加させてもらった

東京のクラブチーム「 INAC多摩川 」の千葉県合宿。

 

あれやこれや、

とーーーっても有意義な2日間となりました。

 

まず宿泊した宿「 サンセットブリーズ 」。

海の目の前という

絶景フットサル場も併設していて、

部屋はもちろんオーシャンビュー!


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で、練習&試合をしたグラウンドは、崖ビュー!


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ポルトガル「 ブラガ 」の

スタジアムを思い出したなぁ。

 

今回の合宿に向けての僕の役割として

チーム代表の佐藤さんから

この3つをお願いされていました。

 

 

 ① 選手の観察、また観察の中で、

  「 伝えたいことを

             伝えたいように伝えて 」ください

 

 ② 夜のミーティングで、

   今の有坂さんが思うこと、

         想うことを話してください

 

 ③ 3年生、また5年生の実技指導

  ( これは状況によると思いますが )

 

 

実際にやらせてもらって

感じたこと、思ったこと、考えたこと、

それについて合宿後に

佐藤さんへ送ったメールを

そのまま掲載してみようと思います。





合宿に呼んでいただき
ありがとうございました!

僕個人としましては、
2学年だったことで違いがハッキリと見え、
それが思考するきっかけにも繋がった、
とてもとても有意義な合宿でした。

5年生は、
みんなの前でも話したように前回と比べ、
明らかに「 逞しさ 」が増したことを
感じました。

ボールの奪い合いの場面での
「 逃げない姿勢 」や「 連続性 」、
攻撃時のプレーでの「 決断力 」に
そこが表れていると思いました。

様々な経験から「 自信 」と「 自覚 」が
上乗せされたのかもしれませんね。

特にセイヤの成長には目を見張りました。

ボールを持ちながら
相手の動きを見極める繊細さと、
ゴール前に入っていくときやシュートのときの
ダイナミックさが両立されているところが。

終わってから
「 コーチから見て
     どのゴールが一番よかった?」
と聞かれたので、
あえて左足のパンチあるシュートではなく
「 他の選手が打ったシュートをGKが弾くのを
     予測して長い距離を走って詰めたゴールは
     とにかく最高だったよ!」
と話しました。

ボールを持ったときにしか
仕事ができない選手にはなってほしくない
と思ったので。

あと
「 中に切れ込んだら切り返して
     左足のシュートも悪くはないけど
     右足のシュートも思い切って
     チャレンジしてみなよ 」
と種を蒔いておきました。

その後に一本チャレンジしていたので
心には届いてると思います。

あとは、ユウダイに
「 ゴールを奪える選手に
    どんどんなっていってな 」

アキラに
「 相手から奪ったボールの先に
    人がたくさんいるなら
    逆のスペースに展開することで
    みんな楽にプレーできるよ 」

アレクサンダーに
「 一方的に攻めていて
    ボールがあまり来ない試合で
     1・2回くるピンチのときに
    しっかりと守れるGKこそ
    本当に素晴らしいGKだから
    それを目指してな 」

と種蒔きしてあります。

3年生は初めて見ましたが、
子供らしい「 野性味 」にあふれていて
大きな大きな可能性を感じました。

2日目までの練習に身が入らない光景と、
最終日の朝練で先に出てきて
みんなでボールを蹴っていた光景の
一番の違いは、
前日夜のミーティングで
キャプテンを決めたり
試合に向けての話しをしたことで
「 チームで試合に勝ちたい 」という
「 ワクワクした欲求 」が
生まれたことだったのかなと思います。

それを指導者側が
どれだけ生み出してあげるか、
は今の彼らには特に大事かもしれませんね。

その気持ちで試合をやったら
新たなワクワクした欲求
どんどん湧き出してくると思うし、
そこからやっと
「 サッカーに対しての姿勢 」
へのアプローチは
スタートできるんだと思います。

朝練で
リョウタコーチがコートに入ったとき、
子供たちが自然と彼の周りに
集まってきたこと、
リョウタコーチにはそこを目指して
やっていってもらえたらなぁと。
本人には帰り際、その話しはしました。

相手のやり方を見ながら
自分たちのフォーメーション等を
子供たちに話して、変化させていた
佐藤さんのアプローチは
本当によかったと思いました。

実際、試合中に子供たちは、
相手をその角度からよく観察していて、
試合の中でも話しをしていました。
個人的にもすごく参考になりました!

あと前の合宿と比べて全体的に
「 説明 」より「 質問 」が多かった印象です。
だからか、子供たちの動きが
前よりも「 自然 」に見えました。

気になったのは、
これは僕が関わっている
福岡のチームでもそうなのですが、子供たちが
「 あらゆることにコーチの許可を求めてくる 」ことです。

それはやっぱり
「 やりたいか、やりたくないか 」より
「 やっていいか、いけないか 」
が考えの根本に
なってしまっているからなんだと思います。

特に5年生にそこを強く感じました。

それは成長していく上で
決して悪いことではないと思いますが、
これが強くなればなるほど
「 生きるエネルギー 」は
どんどんと低下していってしまうんですよね…。

日本の社会や日本の大人の多くが
「 やっていいか、いけないか 」を
子供たちに求めてしまいがちな今の時代、
子供たちのエネルギーを湧き立たせていくために
「 サッカーの現場だからこそできること 」
があるんだろうなということを
ずっと考えていて、
合宿が終わった今も考えています。

まずは
「 子供のやりたがる気持ちを
     指導者が封じ込めないこと 」
なのかなと思います。

例えそれが失敗に終わると予測できても、
面倒くさいことになると予測できても。

最終日の朝練ミニゲーム
3連勝チームにアイスクリームプレゼント、
を始めた後に5年生たちが
かなりムキになって野性味があふれたのには
ちょっと安心しました。

ミーティングでうちの母親の話しをして、
みんなにもそれぞれ考えてもらったのは、
親元を離れた非日常の環境の中で、
日常にある幸せを実感してくれたらなと
いう理由からでした。

その実感は心を透明にしてくれるだろうし、
そうなることでサッカーもまた
当たり前なものではないんだ
ということを小さくでも
感じてもらえたらいいなぁと。

で、それを親御さんにも伝えられたら
その透明感の輪が広がるかなと思い、
紙に書いて提出
という形を取らせてもらいました。

でも使うかどうかは
佐藤さんが判断してください。
まったく変な気は使わないでください。
よろしくお願いします!

以上になります。

またお会いできることを
本当に楽しみにしています!

どうもありがとうございました!!



 

外部のコーチだからこそできること、

それをずっと考えていて、

実際どこまでできたかはわかりませんが、

みんなが何かを感じてくれていたら嬉しいなぁ。

 

佐藤さん、スタッフのみなさん、

素敵な時間を本当にありがとうございましたー!!

 

 

 『 どの子供も天才です。

   でも “ 狂気 ” も持ちあわせている天才です 』

                永六輔( タレント )

 

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夏の日々。


本日より関東へ。


ゲストコーチとして参加する

INAC多摩川 」の合宿で千葉県へ、

実家にちょっと帰省で神奈川県へ、

主催するトークイベントで東京へ、

友人に会うために埼玉県へ。


今月末までいるので、

九州&福岡&糸島で過ごす初めての夏は終了です。


いやぁ、暑かった!!


35度オーバーの日が結構あったし、

グラウンドは照り返しがあってさらに暑いし。


でもやっぱり緑が多いので

気持ち悪い暑さではなかったです、

それはほんと嬉しかったなぁ。


サッカーキッズたちとの夏の日々。


サッカーでの接点が

まったくなかったこの土地で

現場に関われていること、

子供たちをはじめとした

たくさんの人たちに出逢えていること、

それはもう幸せとしか言いようがない〜


そう、キッズと夏の相性は抜群だと思います。



  『 目の前の子供に

       ” 生まれてきてくれてよかった ”

       って言いたい気持ちがあるから、

       映画を作ろうって思うんです 』

                                     宮崎駿( 映画監督 )


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感動。

 

今年の夏の初め、

光葉の親友 “ みっちー ” が

糸島に遊びに来ていたとき、

ううちの本棚に並んでいた

一冊の文庫本をプレゼントしました。


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日本を代表する俳優・高倉健のエッセイ集。

 

10年以上前から

本屋で見つける度に気になっていたのですが、

今のタイミングじゃなさそうだなぁ、

と思い、ずっと見送ってきていました。

 

タイミングだと思えたのは昨年の10月下旬、

中南米ジャーニー 」へと発つ前でした。

 

 「 仕事を辞め、先のことも何も決まってない、

   このタイミングのような気がする 」

 

パウロ・コエーリョの『 アルケミスト

小田実の『 何でも見てやろう 』などと共に

バックパックに入ることが決まりました。

 

読んだのは、

旅を始めて数週間がたった頃、

キューバのバラデロというリゾート地の、

こんな綺麗な海が広がるビーチ、でした。


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とんでもなく心に染みこんできました。

平易な彼の言葉に込められた心。

 

そう、心が心に染みこんできた感じがしたのです。

 

アラスカを撮り続けた

星野道夫の『 旅をする木 』を

初めて読んだときと同じような衝撃でした。

 

中南米ジャーニーを経て、

最終的に糸島に移住することになったわけですが、

健さんの( 光葉とは敬意をこめてこう呼んでいます)

この本が与えてくれた心の潤いは間違いなく、

ひとつの影響を与えてくれたと思っています。

 

数日前みっちーから、

嬉しい手紙と共に本が返送されてきました。

( プレゼントだからって言ったのにー )

 

彼女が一番感動したという( 僕も大好き )

健さんの文章を紹介したいと思います。

 

 

 

 

 『 感動 』

 

  大晦日でした。

  母のために建てた小さな家が、

  九州の海辺にあった頃の話です。

 

  何年かぶりで、

  そこでお正月を過ごそうと思い、

  九州へ帰りました。

 

  夜、久しぶりに逢った仲間と食事をして

  「 いいお正月をお迎えください 」

  と挨拶して、みんな帰って行った後、

  僕はシャワーを浴びて、寝ることにしたんです。

 

  ボクのベッドルームは、

  押入れのような本当に小さなスペースに

  ヨットの船室を模して作って貰っているんです。

  屋根はガラス張りのスライド式で、

  寝転がると空が見えるようになっている。

 

  要は、

  米軍の組み立て式のベッドに寝袋だけみたいな、

  簡素なベッドルームなんですが、

  その晩飛び込んだら、

  スライド式屋根のゴムがいかれていて

  雨漏りしていたらしく、

  布団がびしょびしょに濡れていたんですね。

  あーあ、大晦日についてねえな、

  と思ったんですが、気を取り直して、

  もう一度シャワーを浴び直しました。

  夜中だからベッドは乾かせないし、

  本当に寝袋を出して

  寝る羽目になってしまいました。

 

  僕は暖炉の前で

  寝袋で寝るのが好きなんですけれども、

  それに入って暖炉の火を見ながら

  なんとなくテレビを付けたら、

  たまたま東映映画をやっていました。

 

  大好きな山下耕作監督の

  『 夜汽車 』という映画でした。

  これが、実に素晴らしい映画でした。

 

  東映を離れてから、この会社の映画を

  あまり観ていなかったんですけれども、

  後輩の小林稔侍君が、

  とってもいい仕事をしてました。

 

  たった一人、海辺の家で大晦日の晩に、

  暖炉の前で寝袋で寝転がって、

  退屈しのぎに眠くなるまで、

  と思って観ていたのが、物語の展開も、

  出ていらっしゃる俳優さんたちも素晴らしくて、

  気がついたら自分はいつの間にか正座して、

  映画が終わった時には拍手してました。

 

  住んでいる方が

  何人かしかいないというような、

  冬の別荘地の、それも土砂降りの雨の中の、

  大晦日の明け方の出来事でした。

 

  拍手している時は、

  我を忘れていると思うんですね。

  我を忘れているということ、

  そんなに心が高揚できるということは、

  素晴らしいことだなとその時に思いました。

 

  人間にとって一番寂しいのは、

  何を見ても、何を食べても、

  何の感動もしないこと。

  感動をしなくなったら、

  人間おしまいだと思うんですね。

  こんなに寂しいことはないと思います。

 

  人間にとっていちばん贅沢なのは、

  心がふるえるような感動。

  お金をいくら持っていても、

  感動は、できない人にはできません。

 

  感動のもとは

  何でもいいんじゃないでしょうか。

  美しいとか、旨いと感じるとか、

  一日に一回でいいから、

  我を忘れて、立ち上がって、

  拍手ができるようなことが

  あればいいですね。

 

  今の世の中で、

  こんな幸せなことはないんだと思います。

 

  一日に一回では、

  多すぎるかもしれません。

  一週間に一回でもいいですから、

  心が感じて動けることに出会いたい ー 。

 

  とても贅沢ですが、感じることを

  これからも探し続けたいと思います。

 

 

 

 

あ!!!!!!!!!!

 

たった今、

ほんとこの文章を打ってて気づいたのですが、

「 母のために建てた九州の海辺の小さな家 」

っていうのは、おそらく糸島のことだ・・・

 

福岡で知り合ったとても愉快な愉快な方が、

実際に健さんに招待されて糸島の別荘に

お邪魔したことがあるとおっしゃっていました。

 

うわーーーーー

 

キューバの海辺で読んで感動していた文章に

まさか数か月後に自分たちが移住することになる

糸島でのことが書かれていたなんて・・・

 

やっぱり、タイミングだったんだ。

 

感動!!!

 

健さんのこの文章を載せようと思わなかったら、

もしかしたら一生、気づいてなかったかもしれない。

 

みっちー、送り返してくれてグラシアース!

 

しかしこんなビックリなことを書くつもりで

このブログ記事を書き始めたわけではないので、

どう終わらせたらいいか、もはやわからない・・・

 

そうだ、本と一緒に「 2億円 」が送られてきました。

 

おかげさまでいきなり富豪になることができました、

健さん、どうもありがとうございました。

 

 

 『 何をしたかではなく、

   何のためにそれをしたか。

   そう問いかけることが、

   とっても大切な時が

   来ているように思えます。

   どんな映画を撮るかではなく、

   何のためにその映画を撮るのか。

   自分はこのことを

   とっても大切にしていきたいと思います 』

                高倉健( 俳優 )

 

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革命返し。

 

テレビを置かない生活になって、10年ちょっと。

 

絶賛売り出し中な

お笑い芸人の情報なんかはだいぶ疎いですが、

インターネットでは情報に触れているので、

世捨て人みたいにはなってないです( たぶん )

 

そんな僕のなかでの

絶賛売り出し中な人は “ 西野亮廣さん ” 。

 

みなさんご存知だと思いますが、

お笑いコンビ「 キングコング 」のひとりで、

話題沸騰中の絵本

えんとつ町のプペル 」の作家さん。

 

この人のブログはマジで面白いなーーーと。

 

で、あまりに面白すぎて、

めっちゃ悔しい気持ちにもさせられております。

 

特に、このときの!!

 

lineblog.me

 

あり得ない大きな大きなミスを

ここまで愉快に利用してしまう、

この鮮やかな「 展開力 」。

 

いやー、ムカつくわーー、マジでーーー

 

あれですよね、

一瞬誰もが「 ヤバイ!! 」って思ったことって、

その状況を一気に展開することができたなら、

とんでもなくワクワクした状況が待ってるんですよね。

 

大貧民 」の革命のように!

 

で、その得意気なやつに対して

革命返しなんかしちゃったものならもう大興奮!!

 

西野さんの「 事故で大怪我 」は革命返しっすね。

 

この人がもしサッカーやってたら、

ぜーったいに面白い選手になれただろうなー

 

きっと、こんな選手。

 

www.youtube.com

 

アルゼンチンが生んだ

稀代のトリックスターリケルメ ” !

 

革命返しの天才ですからね、リケルメは。

 

みんなが思う危ないっていう状況は、

じつは最大のチャンスでもあるんだということ。

 

サッカーをやってる子供たちに、

いや、子供たちみんなに、

そのマインドを小さい頃から持たせてあげたいなぁ。

  

「 遊び心 」からしか生まれないものがある。

 

目指せ、革命返し。

 

 

 『 難しいと考えた瞬間

   それは本当に難しくなる 』

         須藤元気( 元総合格闘家