冷静と情熱のあいだ。
朝から晩まで
まさにフットボール三昧となった日曜日。
低学年の子たちが参戦した
「 あめ玉フェスティバル 」
僕は午後の6年生の練習試合のためお昼に出発。
その途中、
他のコーチにオススメしてもらった
久留米市にある「 丸星 」というラーメン屋へ。
ここ、一発で好きになりました。
スープがたまらなく美味しくて
思わず飲み干してしまった豚骨ラーメン。
( しかも、1杯400円!! )
昭和感が漂いまくりの店内の雰囲気。
従業員は、活気あるおばちゃんたち。
「 牧のうどん 」でも思ったんですが、
おばちゃんが元気なお店って間違いないですよねー
( お店の詳細は → こちら )
練習試合の相手は、
糸島に移住してまだ間もない時期に
一度だけ練習見学をさせてもらったことのある
「 レアッシ福岡 」というチーム。
そのときに
お話しさせてもらったコーチの方とも再会、
なんか嬉しかったなぁ、こういう再会の仕方は。
試合は、20分×6本( A戦3本、B戦3本 )
“ 辻仁成さん ” の
小説のタイトルじゃないですけど、
試合をする上で「 冷静と情熱のあいだ 」に
自分を置くことってスゴク大事だと思うんですが、
ここ数試合を通して「 自陣 」や「 中盤 」での
「 冷静 」の部分は本当に良くなってきました。
味方や相手の動きを見ることが
少しずつできるようになってきて、
ノーアイデアでボールを離してしまうことが
( 見えてない怖さからくるクリア )
ほとんどなくなってきたなぁと。
ここ数試合でこの試合が一番
相手のプレッシャーも厳しかったですが、
それに屈することなくチャレンジできていて、
実際にやれた部分も多かったのは収穫でした。
ただ、
情熱が渦巻いている「 相手ゴール前 」
に関しては、まだまだこれから。
Poco a Poco( 少しずつ )ですね。
「 情熱 」の部分は本当によかったー!!
特に、ボール奪取のときの強度に関しては、
見ていて伝わってくるものがありました。
スペインリーグの解説をされている
サッカーライターの “ 小澤一郎さん ” が、
ちょっと前に「 J-GREEN堺 」で取材された
優勝したブラジルの「 クルゼイロ 」について
こんなことを発信していました。
そう、これ本当にそう思うのです。
ブラジルでもコスタリカでも
一緒にボールを蹴ってショックだったのは、
その部分に対するあまりの違いでした。
だから自分が指導者をしてからは、
ここをまず掘り起こしたいという想いと、
一生かけて耕していきたいな
という想いがあります。
ただ怖いなと思うのは、
実際に子供たちが爆発できていたとしても
「 どんな気持ちが出発点 」なのかという部分で。
もしそれが、
僕たち大人が結果を迫ることで生まれる
「 勝たなきゃいけない 」「 負けちゃいけない 」
が出発点になっていたとしたら、
その試合でのパッと見はいいかもしれないけど、
どこかで必ず枯れてしまうと思うんです、
個人としても、チームとしても。
最悪、
大好きなサッカーを辞めてしまうという展開に。
それだけは絶対にあっちゃいけない。
出発点はあくまで、
本人の内側から湧き出してくる
「 勝ちたい 」という自然な気持ち。
そこにアプローチすること、
似て非なるその想いの違いを見極めることは、
子供たちに関わる育成の指導者として
磨き続けないといけない能力なんだろうなぁ。
めっちゃ難しいんだよなー
でも絶対に諦めたくはないんだよなー
あ、そういえば、
お昼の「 丸星おばちゃんず 」はみんな
「 働かなきゃいけない 」じゃなかった気がする。
『 ジャムおじさんが言っていました。
心で見て、心で聴けば、
見えない本当のことが見えてくるんだって 』
「 アンパンマン 」より