Football × Journey = Pura Vida!

Pura Vida!とは中米コスタリカの挨拶でよく使われる「素晴らしい人生だよ!」の意味。

まさかな人生。

 

まもなく、園長なんです。

 

SNSでは報告させてもらいましたが

糸島に移住してから指導者をさせてもらっている

エリア伊都が保育園を開園することになりました。

 

2020年4月開園の「 エリア伊都グローバル保育園 」。

 

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そして、わたくし有坂

そこの園長を務めることになったのです。

 

「まさか」な人生が

またもや音もたてずにやって来ましたよ…

 

サッカーできるあてはない

言葉はわからない、知り合いはいない

そんなゼロの状態からスタートして

プロ契約してプレーができた

20代後半のコスタリカチャレンジでのまさか。

 

 

奥さん共々に仕事を辞め

先のことを何も決めずに2か月間の旅をした

コスタリカキューバから糸島移住へのまさか。

 

 

自分の人生には

大事にしているいくつかのキーワードがあります。

 

「サッカー」「教育」「旅」「読書」

「哲学」「ネコ」「多様性」「流れ」「自然体」

 

周りから見たらあっちこっち行く

わちゃわちゃした人生だと思うんですが

自分的にはこのキーワードからは外れてないので

とんでもない方向転換をしてる感覚はなく

でもそこで結果的に起きていることには

毎回ビックリで、ただただ「まさか」なんです。

 

で、そのまさかを運んできてくれるのは

いつだって、自分ではなく、他者なんですよね。

 

みんな、ありがとう!です、ほんとに。

 

もう6年も前のものになりますが

「ほぼ日」のコラムでの糸井重里さんの文章が

なんかドンピシャだったので掲載したいと思います。

 

 

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太古の昔の人間にとっては、
知ってる人ばかりの集団で生きていたわけだから、
あえて「人に会う」なんてことは、
たいへんな事件であり、胸が震える体験であり、
危険と隣り合わせの冒険でもあったと思うのです。

 

と同時に、新しく出あった人と、
まったくいままでになかったおもしろいことが、
始まっていくという可能性があるわけですし、
これまで離れて生きてきた見ず知らずの人と、
長年のつきあいのある仲間以上に
理解しあえるようなことだってあります。

 

とても恐々かもしれないし、
好奇心のおもむくままに
突撃していくようなことかもしれないし、
大きな利害を課題として
抱えるようなことかもしれない。
でも、とにかくたいへんに大きなことが、
含まれているということですよね。

 

とても人に会う機会の多い人生を送っているので、
そういうことの得意な人間だと思われていそうですが、
あんがいというか、もともと、
かなりの引っ込み思案なのです。
新しく人に会うことや、じょうずに打ちとけることは、
苦手といっていいような性格だと思っています。

 

ただ、いい人に会うということが、
ほんとうにうれしいことだということを、
しみじみ知っている人間であることはたしかです。
だからこそ臆病にもなりますし、
だからこそじぶんのおしりを叩いて一歩踏み出します。
そうやって、会えた人から
たくさんのものをいただいたり理解してもらえたりね。
こんなことをくりかえしてきたのだと思います。

 

とても直観的に感じているだけのことなのですが、
この2014年という年は会うこと関わることの質量が、
とんでもなくたっぷりしているように思えます。

 

今日も「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。

 

 

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ここ最近、サッカー指導の現場でも

柔らかで芯のある素敵な人との出逢いが多いのですが

保育園という新しい場所に関わることで

またたっぷりと増えていくんですよね

ほんとありがたい限りです。

 

そして自分にできることは

生きていくって楽しいことなんだって

子どもたちが感じられるような環境をつくること。

 

 

「 ちがうみんなで、みんないっしょに 」

 

 

そんな保育園を目指して。

 

 

 『 乳児はしっかり肌を離すな。

   幼児は肌を離せ、手を離すな。

   少年は手を離せ、目を離すな。

   青年は目を離せ、心を離すな。』

      ネイティブアメリカンに伝わる言葉