爆発授業。
ほんと嬉しいことに
今年もまたエリア伊都スタッフで
糸島の「 東風小学校 」にて
サッカー授業をやらせてもらいました。
1年&3年生は1時間×2回
2年&4年生は1時間×1回で
各学年3クラスで100人ずつくらい。
人数も多いし
時間も限られているのでミニゲーム中心に。
うちらスタッフは散らばって
みんなが夢中になってくれるように
声がけをしたり、一緒にボールを蹴ったり。
家に帰ってすぐお母さんに
「 今日授業でサッカーやったんだけど
すっごい楽しかった~ 」
なんて言ってくれることを願いつつ。
面白かったのが
あまりサッカーをやったことのない子たちは
めちゃくちゃ不安な顔でオドオドしてるんですが
ひとたびボールを蹴ると
一気に晴れやかな顔になること!
「 うわ! 」「 おお! 」「 きゃー! 」とか
ジェットコースターに乗ったときのような声を上げ
その後はずっと「 笑っちゃってる状態 」に。
その子の中で何かが爆発したみたいな感じというか。
でもこれって、すごくわかるんですよね。
自分自身が小学校3年生で
初めてボールを蹴った瞬間にやっぱり
自分の中で何かが爆発して身体中に衝撃が走って。
その後は訳わからずにボールを追いまくっていました。
サッカーに出逢っちゃった瞬間。
こんな素敵なことを言っていました。
「 僕たちは心の中に
いくつかのたまごを抱えています。
普段はその存在にすら気づかないたまごですが
何かを経験して心が大きく揺れたとき
たまごはパカッと割れて
新しい命が飛び出してきます。
それは心の住人です。
ロックンロールに出会ったとき
僕の心の中で1つのたまごが割れました。
それは初恋のように僕を夢中にさせました。
今も元気なその心の住人は
僕にマイクロフォンを握らせました 」
今回のサッカー授業の最後に
子供たちにも話したことなんですけど
もし今の自分に好きなことがあったら
無我夢中になれるものがあったら
なかったとしても、これからもし出逢ったら
それは間違いなく奇跡だから
何がなんでも大事にしてほしいなって。
たまごがパカッと割れて
新しい命が飛び出してくることなんて
きっと一生のうちに数回しかないことなんだから
ためらわずに、隠さずに、燦々と輝かせて。
そしてうちら大人は絶対に
その新しい命の灯を消しちゃいけない。
どんなことがあっても絶対に。
ある授業の後
みんなが教室に帰っていくなかで
鉄棒のところに女の子がひとり残っていたので
片づけついでに声をかけてみると
その子は照れた表情を浮かべながら
「 サッカーほんと楽しかったです…
ありがとうございました… 」
いっぱいな幸せに包まれたサッカー授業でした。
自分の中の「 心の住人 」を
これまでずっと見守ってきてくれた
親や周りの人たち、あらためて、ありがとうね。
『 大リーグで活躍したい
と思うことは夢じゃないんだよ。
野球をやりたいというのが夢だ 』
甲本ヒロト( ミュージシャン )