ひとり呑み。
夜に時間があった日
光葉は仕事があったので
ひとり呑みへと出かけることに。
気の向くまま天神、中州へと歩いては
気になるお店に入り、一杯、二杯。
このときに入ったのは
角打ち、大衆居酒屋、日本酒バー。
働いてる人やお客さんをボーっと眺めてたり
いま最も気になってるトレーニング理論について
あれこれと考えを巡らせてみたり( → こちら )
バッグに入れてきた数冊の本から
ピンときた本をさらっと読んでみたり。
そう、東京・吉祥寺に住んでるときに
毎日のように通ってた「 スタバ井の頭公園店 」の
スタバ店員らしからぬ長髪&ヒゲという
まさかのビジュアルでやたらと気が合った “ ノブ ” が
「 お酒を呑みながらゆっくり読書ができる
そんなカウンター席のある飲み屋さんを
どの街にも見つけていきたいんですよね 」
なんてことを言ってましたが、それもう完全に同意で。
コーヒーを飲みながら読む本と
お酒を呑みながら読む本は
選ぶ本の種類も違ってくるし
もし同じ本を読んだとしても
感じ方は間違いなく違ってくると思うから。
この日
居酒屋のカウンターで読んだのは落合陽一の
『 0歳から100歳まで
学び続けなくてはならない
時代を生きる学ぶ人と
育てる人のための教科書 』
タイトル長すぎやろーーー
でも、まあ、これよりいっか。
さすが大御所・横尾忠則。
しかもこの本、すごく面白かった記憶あり。
最近よく教育についての
( もちろんサッカー指導も含めた )
個人と集団の関係性を考えることが多いので
落合陽一の本の内容もいい感じに
日本酒と共にじんわり染みこんできたんだなぁ。
「 僕の大学の講義でも、
ペアワークで話し合ったり、
ディスカッションを取り入れています。
その目的は答えを出すことではなく、
多様な意見を導き出すことにあります。
本来、学問に正解は存在しません。
課題に対して自分なりに問いを立て、
解決策を考え続けるのが学問です 」
( 『 0歳から100歳まで~ 』より )
日本酒バーを出て
小腹が空いたのでラーメン屋を探してると
聞き覚えのあるとんこつラーメン屋の看板発見。
よし、ここだと入り
壁に張られたメニューを見てみると
「 あれ…とんこつラーメンがない…
しかも、もつ鍋って… 」
どうやら間違えて
隣のお店に入ってしまったようで
そこは『 博多麺もつ屋 』というお店。
めちゃくちゃ狭く席はカウンターのみ
ひとりで「 もつ鍋 + 麺 」が食べられるという
これまで体験したことのないお店でした。
このときの自分のお腹には
ちょっと重たかったけど
予期せぬお店との遭遇に
なんかウキウキとした気分に。
気のおけない人たちと
美味しいお店で呑むのはもちろん楽しいですが
たまーにこうしてひとりで
まったく知らないお店で呑みたくなるのです。
ひとりで知らないお店に入るときの
ワクワクとドキドキの入り交じったあの緊張感
お店の雰囲気に馴染んでいくまでの
違和感たっぷりなあのソワソワとした時間。
ひとり旅で感じることの多いそのカタカナ感情は
旅だけでなく、日常でもやっぱり感じていたくて
それを忘れてしまうと自分の感覚が
知らぬ間にクローズしてしまいそうな怖さもあって
たまにこうして、ひとり呑みに出かけています。
あと純粋に、ひとりで過ごす時間も好きなので。
オススメのお店があったら教えてくださーい。
『 私が孤独であるとき、私は最も孤独ではない 』
キケロ( 政治家、哲学者 )