Football × Journey = Pura Vida!

Pura Vida!とは中米コスタリカの挨拶でよく使われる「素晴らしい人生だよ!」の意味。

謎のトレーニング理論。

 

「 あ…スゴイものに出逢っちゃった… 」

 

直感的にそう感じ

ワクワクが止まらなくなってしまったのでした。 

 

footballista 』の先月号で紹介されていた

レーニング理論「 エコロジカル・トレーニング 」。


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ここ数年

フランスリーグ「 ASモナコ 」の大躍進に関わった

( 今シーズンはとんでもない不調ですが… )

レオナルド・ジャルディン監督が採用したことで

ヨーロッパで広がりつつあるという、この理論。

 

たった2ページのその記事を読んで

なんでそこまで強く惹かれたのかというと

ただ単にチームが強くなったからということではなく

様々なタイプの若手選手が育っていき

それがチームとしても有機的に機能していたこと

しかも活躍した選手が引き抜かれてしまっても

違うタイプの選手がまた育っていっては

チーム自体も変化しつつ新たに機能していったこと。

 

ひとつの形(ゲームモデル)に

当てはめて行う選手育成ではなくて

選手のもっている特徴が

ナチュラルに引き出されていきながら

チームとしての形もつくられていく

変幻自在な育成といったイメージ。

 

自分的に目指したい

育成イメージだったからなんですね。

 

エコロジカル・トレーニングは

大雑把にいうと、こんな感じなんだそう。

 

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① チームを生態系、選手を生物としての個体と捉える

生態学的なアプローチからのトレーニング構築

③ 重要なのは「環境での関わり合い」「相互関係」

④ 異なる環境や条件下でのゲーム形式の練習が中心

 

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ただ、このトレーニング理論は

ヨーロッパでも主流になっていないうえに

日本ではまだ「 footballista 」に掲載された

このざっくりな情報しか入ってきていない状況。

 

でもだからこそ、想像は膨らむばかり…

 

読み終わって

スゴイものに出逢っちゃった感が

あんなにもワーッと湧いてきたのは

エコロジカル・トレーニングと

日本という国がもつ風土や気候

長年かけて培ってきた

文化や価値観との相性が良くて

そういったものを反映させた

日本ならではの育成ができるんじゃないかと

瞬間的に感じ取ったからなのかなと。

 

頭ではまだまったく理解できていないので

言葉にすることはちっともできないのですが

よっしゃ、その謎解きをしていってやるぜな

意気込みが渦巻いている次第であります。

 

それについて断片的にメモしたことを

備忘録的にざざっと。

 

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グローカル

 

● 東大病院の稲葉俊郎さん → 関係性について

 

●「TISSUE」長沼敬憲さん
 https://little-sanctuary.net/ganbaranai-conditioning/

 

● 吉田克幸さんの言葉

 

 「 気持ちのいい物が本物 」

 

 「 幸運なことに私たちが暮らす日本は、

   島国であるお陰で、ゆっくりと独自の

   素晴らしい技術や文化が育ちました。

   長い歴史があるこの国に、一体どれだけの

   民俗的な宝が眠っているのかと思うと、

   じっとしているのがもったいないですね。

   複雑な自然があって、四季のお陰で

   暑いことも寒いことも体験できる。

   どのように気持ち良く暮らしていくか、

   日本には本物へのヒントがあふれています。

   若い人が仕事を考える時、

   日本を活(い)かし切れと伝えたいですね 」

 

● ブリコラージュ → ベルギー代表

 

● f.c.A

 

● 分け合う、分かち合う

 

● 秩序と無秩序

 

ジブリ映画

 

●「 日本は、神話と歴史のつながる

    世界で唯一の国だ 」

 ( レヴィ=ストロース「野生の思考」より )

 

● 発酵の微生物 = 発酵菌にあたる

 

● 四季の変化に適応してきた

 

● 学校教育ありきではなく、

 自然に寄り添って生きてきたこと

 

● 素材の力

 

● 土の良さ、畑の良さ

 

● 練習方法だけじゃなくて

 コミュニケーションの取り方や関係性

 チームの在り方、自分の生き方も

 

● 日本の発酵文化、酵母

 

八百万の神

 

 「 日本の神様は完全無欠ではない。

   神々が力を合わせて

   自然界や人々を守っているという。

   完全無欠ではないとの考えが

   日本の人々の生き方にも投影され、

   他と比較して違いを見つけ

   排除や批判するのではなく、

   共通点を見つけ、

   足りない所を補ってきた 」

 

 「 この国で脈々と引き継がれてきた、

   謙虚に違いを受け入れ、

   力に変えるという生き方が、

   日本の人々の最大の強み 」

 

福岡正信さんの自然農法

 https://youtu.be/aBtaRJvvsK0

 

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さぁ、これを

どうサッカーに、どう育成に変換していくのか。

 

または、まったく変換されないのか。

 

楽しみな謎解きの始まり始まりです。

 

 

 『 誰の真似をする必要もない。

   自分たちの道を探しなさい 』

         オシム(元日本代表監督)