紡がれる瞬間。
毎週あるフットサル。
普段は体育館なのですが
この日は使用できずのため、
「 エリア伊都 」の練習でも
よく使うフットサル場で。
マジで寒かったーーー
暑いところでプレーするのは
結構好きなのですが、
寒いところは本当に苦手で・・・
でも決して
南米育ちではありませんので
そこんとこよろしくです。
あ、でも寒い時期に
ネックウォーマーをつけて
プレーするのはなぜか好きなんだよなぁ。
今回ひとつ、めっちゃ嬉しかったプレーが!
ここ最近、
気づいたらすごく意識してる
「 相手と相手の間でパスを受ける 」プレー。
“ デ・ブライネ ” と “ ダビド・シルバ ” の
「 マンチェスター・シティ 」コンビの
この絶品プレーを映像で見つけると、
それはそれは何度もリピートするという日々。
この日のフットサルで一度だけ、
「 うわ、これだ! 」というのがありまして。
最終ラインにいた味方選手が
ボールをゆっくり運んできたとき、
彼のちょっと前のエリアに
受けられそうな「 間 」を見つけたのですが、
そのままそこに入り込むと
相手に見つかってしまいそうだったので、
一歩だけ離れたところで待機していました。
それから1~2秒後、
その周辺にいた相手選手の目が
ボールを持ってる味方選手に集中!
そこでエイっと「 間 」に侵入するのと同時に
それを見逃さなかった味方選手がパスを。
しかも、横に動いた僕が
前を向きやすいパスをくれたので
そこからスピードアップして
ゴール前にいる選手にラストパスを放てたのでした。
ほんと一瞬のことだったし、
誰が見ても「 すっげー 」ってプレーじゃないけど、
あのタイミングで「 間 」で受けられた感覚は
自分のなかでとてつもなく嬉しいことで!!
でもよくよく考えたら、
あのプレーは「 成功させてもらった 」んですよね。
パスを出してくれた味方選手が
あのタイミングまで意識的に待っててくれ、
動いた瞬間を見逃さずにパスを放ってくれた、
それがなかったら僕の成功体験はなかったのです。
彼が僕を成功させてくれた。
それを思ったら
彼に対しての感謝と信頼が湧いてきて、
よっしゃ、もっとオモシロイことやっちゃおうぜ、
な気持ちもどどーんと湧いてきました。
“ ペップ・グアルディオラ ” に憧れてきた僕は
どちらかというとパスの「 出し手 」として
やれること・考えられることを増やしたかったので
そっちの快感を追い求めてやってきていました。
反面「 受け手 」としての
苦手意識がずっとありまして。
でも今回やっと
「 受け手 」としての快感を覚えられた。
なんて嬉しいこっちゃーーーーー
デ・ブライネとダビド・シルバに
8億分の1歩くらい近づけた夜、
ふたりよ、インスピレーションをありがとう。
けど、これって、裏を返すと、
僕も彼を成功させたのかもしれないんですよね。
チームワークの糸ってきっと、
こうして一本ずつ紡がれていくんだ。
今までも考えたことあるのですが、
これまでとは比較にならないほど深い実感があって
帰るときにはもうひとりニッコニコです。
で、そんな気持ちで車を走らせると
ラジオから流れてきたのは椎名林檎の「 幸福論 」。
あーーー、めっちゃ幸せな夜だーーーーー
『 明確なのは、
楽しく笑顔が生まれる環境ほど、
物事は成功しやすいということだ 』
( マンチェスター・シティ監督 )