パターソン。
先日、山のすぐ近くにある映画館に
“ ジム・ジャームッシュ ” 監督の新作
『 パターソン 』を観に行ってきました。
妻にキスをして始まる
バスの運転手 “ パターソン ” の一日。
思いついた詩を乗務前にノートに綴り、
帰宅して妻と夕食をとっては愛犬と夜の散歩へ。
馴染みのバーに立ち寄り1杯だけ飲み、
妻の隣で眠りにつくという変わらない日々。
日常の美しさがたくさん散りばめられた、
とてもとても温かで素敵な映画でした。
ジム・ジャームッシュ、やっぱり最高です。
映画のテイストは全然違いますが
観終わった後の気持ちは
『 人生フルーツ 』のときと似てました。
「 人生を楽しむことって
まず何よりも
日常を丁寧に生きることなんだ 」
独身のときの日常なんかは
目の前の瞬間を味わうことがほとんどない
本当にヒドイものでしたが、
結婚してから、あと、糸島に移住してからは、
少しずつ丁寧に過ごせるようになってきました。
起きたらカーテンを開けて庭を観察したり、
豆を挽いてからコーヒーを淹れたり、
天気のいい日は太陽の光を全身で感じたり。
たった数分のことだけど、
そんな時間を過ごすことで心は喜んで、
そんな自分でサッカーのコーチをしたら
子どもたちも喜んでることが多い気がします。
「 パターソン 」もう一回観たいなぁ。
『 どんな日でも、陽は昇り、陽は沈む、
毎日が新しい1日 』
映画「 パターソン 」より