子どもの世界。
「 おしごと博覧会 」のワークショップと
子どもたちとの幸せサッカーが終わった後、
打ち上げBBQまで時間があったので、
会場すぐ外の砂浜でボー――っとした時間を。
そう、朝は雨が降っていたのに、
気づけば、すっかりいい天気になっていました。
澄んだ空気と、柔らかな陽射し、
そして、いつもよりも力強い波の音。
そんな風景の中で、
イベントに参加していた子どもたちが
思い思いに遊んでいました。
取っ組み合いをしたり、
みんなでリレーをしたり、
拾ってきた木でチャンバラをしたり。
大人の目を気にすることなく、無我夢中に。
そこにはちゃんと「 子どもの世界 」がありました。
取っ組み合いでやられたのが悔しくて
周りにバレないように涙を流してる男の子。
リレーがいい勝負になるように
走るスピードを調節していたお姉ちゃん。
おむつをつけた子とのチャンバラで、
役者のように派手に切られるお兄ちゃん。
みんなそれぞれに何かしらの想いをもって
その「 子どもの世界 」を生きていました。
きっと子どもたちはそういう中で
自然といろいろなことを学んでいってるんですよね。
その世界を見守れる大人になりたいなぁ。
まんまるな夕陽が、静かに静かに落ちていきました。
『 大人の1年間にあたる子どもの5分間がある 』
宮崎駿( 映画監督 )