エスプレッソ風呂。
僕はそれを
「 エスプレッソ風呂 」と呼んでます。
足を突っこんだ瞬間に、
「 ヤバっ…これは無理っしょ… 」
と気持ちを萎えさせてしまう
熱ーいお風呂、まぁ、熱湯風呂ですね。
昨晩の我が家は、
久しぶりとなるエスプレッソ風呂でした。
毎回いつも足を入れた瞬間は、
「 いやいや、これは無理、水いれよ 」
と思うのですが、
どうにもこうにも水を入れたら負けだと
思い込んでしまってる自分がいまして。
( 何と戦っているかは不明 )
なので結局、
水を入れることはせず、
気合いを振り絞り
まずは足だけをお湯に投入。
そして「 &+:>*?#`! 」とかなんとかの
言葉にならない言葉で唸りまくりながら
熱さの荒波が去るのを待つ。
そして
少しずつ身体を沈めてはその繰り返しを。
すると、
最初の無理だと思ってた気持ちはどこへやら。
いつの間にやらとんでもなく
気持ちいい状態になってるんですよねー
でもさすがに長時間は厳しく、
3~5分くらいしたら出るというパターン。
ここでいつも思うこと。
「 めっちゃ覚醒した感じ! 」
感覚という感覚すべてが突然に開いて、
自分の中心に漂っていたエネルギーが
外側に向けて一気に湧き出していくような感じで、
サッカーの試合をしてるときのよう。
すっごく心地いい、エスプレッソ風呂。
温めのお風呂に長い時間浸かることも
もちろん心地いいのですが
何かちょっと種類が違う気はして。
感覚はゆっくりとひとつずつ開いていって、
外側に散らばっていたエネルギーが
内側に向けて少しずつ戻っていくような感じで、
サッカーの試合を終えたときのよう。
うん、これまた心地いい、
こっちは、カフェオレ風呂かな。
僕はこれまでずっと、
家での読書がなかなかできない人間でして
( 糸島移住してからは少しできるように! )
読書となるとカフェでゆっくりということが多く、
そんなときはほぼほぼカフェオレを飲みながら。
だから、
カフェに来てエスプレッソを飲んでサッと去る、
ということが理解できなかったんです。
わざわざせっかく来てお金も使ってるのに、
そんなすぐに去ってしまうのはもったいない!って。
でもそれは僕がカフェを使う目的が
ゆっくりと過ごすことで心を整えていくこと、
にあるからなんですよね。
エスプレッソの人たちの目的はそこにはなくて、
濃厚でパンチのあるエスプレッソを注入することで、
自分自身を少しでも覚醒させたい、
それまでの気分の角度を少しでも変えたい、と。
最近は少しだけそこがわかるようになって、
実際そんな使い方もするようになってきました。
当然どっちがいいかじゃなくて、
その瞬間の自分が何を求めてるのか。
そこには、
もっともっと敏感になっていきたいものです。
夏場はさすがに暑くて、
お風呂に入ることなくシャワーで終わってたので、
これからのお風呂シーズンが楽しみ!
エスプレッソでいこうか、カフェオレでいこうか。
『 いきるということはえらぶということ
えらぶことはあたらしいじぶんに
かわっていくことだったんだ 』
絵本「 しろいやみのはてで 」より