変わること。
庭に生えているサルスベリの木に
数日前から花が咲き始めました。
緑の風景のなかに
少しのピンク色が入ってくるだけで
心がフワッと浮く感じがするから不思議です。
蝶々が飛び始めたなとか、
草が伸びまくってきたなとか、
ネコが庭を横切ってるなとか、
木の上から花が咲き始めたなとか、
セミの大合唱が始まったなとか、
餌を探しに来てた鳥が来なくなったなとか。
窓を開け放って庭の景色を眺めていると、
そんな変化を五感を通して感じることが多くて、
そのたびに、心がフワッとしています。
でも僕が感じたものなんてきっと、
庭という世界のなかで巻き起こっている
ごくごくごくごく一部の変化だと思うんです。
じつは、草や木の一本一本、
数えきれないほどの小さな生き物たち、
何かしらがいつも変化している。
変化しない日なんて
一日もないくらいに変化してるはず。
で、それは人間も一緒なんですよね。
毎日顔を合わせている子供たちだって
間違いなく昨日とは何かしらが変化してる。
だからまずは、子供たちを五感で観察すること。
そこからサッカーの指導を始めるってことだけは
絶対に忘れちゃいけないよなぁと思います。
あ、網戸に止まっていたセミが飛んでいきました。
『 この世で変わらないのは、
変わるということだけだ 』
スウィフト( 作家 )