お正月。
元旦の日の朝、
奥さんと散歩に出かけたのです。
駅までの道は人も車も少なく、
お店もほぼほぼ閉まっていて、
静けさ漂うお正月の雰囲気で
包まれていました。
それはすごく心地のいい雰囲気で。
日本ならではの雰囲気、
そして日本で育ってきたからこそ
感じられる雰囲気。
年末まで海外にいたせいもあるのか、
これまで以上に
その喜びみたいなものを感じられました。
クリスマスは
コスタリカにいたのですが、
お店もほとんど閉まっているし、
人も少なくて、日本のお正月のような
静けさいっぱいの雰囲気でした。
そういう日っていうのは
何かと不便で大変なこともありますが、
その分いい意味で
「 諦められる 」なぁと思うのです。
しょうがないから
家でゆっくりするかとか、
しょうがないから本でも読むかとか。
僕なんかは、
何かと外に出ていかないと
っていう強迫観念みたいなものがあるので、
お正月のように状況的に諦められるのは
結果嬉しいことが多いのです。
あ、雨の日なんかもそれに近いなぁ。
そういうときに過ごす時間って
じつは自分にとって大事だったりするので、
今年は少しでも
「 しょうがないから 」じゃなくて、
自分で選べるようになっていきたいです。
そうそう、
コスタリカのクリスマスの日、
こんなことがありました。
面倒を見てくれてたマウリの車で
高速に乗ろうとしたら
料金所のおじさんが見当たらず。
でもゲートはオープンなまま。
マウリは笑いながら
「 ま、今日はクリスマスだからね。
しかも日曜日だし 」
ゆ、緩い…。す、素敵…。
今の日本は
いろいろと整い過ぎてるほどに
整っているのであえて
「 緩ませる 」方向を
目指してもいいかもしれませんね。
その隙間に
「 心 」って感じられることが
多いと思うから〜。
『 もう深刻ぶるのはやめて、
のんきにやろう。』
アラン( 哲学者 )