Football × Journey = Pura Vida!

Pura Vida!とは中米コスタリカの挨拶でよく使われる「素晴らしい人生だよ!」の意味。

同じ食卓。

 

同じ食卓を囲むということ。

それって幸せのひとつの形だなぁと。

 

家族との

日々の食卓はもちろんですが、

仲のいい友だち家族みんなとの

クリスマスパーティーや、

外国で知り合った人の家での食事会、

親戚が集まってのお正月の集まり。

 

そこで生まれる

ふわっとした空気感が僕は大好きです。

 

フードディレクターの

“ 野村友里さん ” が監督を務めた

食のドキュメンタリー映画

『 eatrip イートリップ 』

のラストで出演者みんなが集まって

楽しそうに食事をしてるシーンとかサイコー。

 

 

youtu.be

 

 

1週間ほど前、

糸島にある古民家ゲストハウス

いとより 』の主人 “ ナルミさん ” から


 

 「 東京から移住検討してるご夫婦が

   いとよりに宿泊されていて、

   明日の夜シェアご飯会をやるんですけど、

   もしお暇でしたら来られませんか? 」

 

 

とのお誘いいただき、喜び勇んで参加。

 

ナルミさんが糸島食材を調達してくれていて、

それをみんなで調理( 男子は主に配膳係 )

 

この日のメインはもつ鍋だったのですが、

それだけでなく、こーんなにも豪華な食事に!!



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しかもこれ、ひとりたったの700円ですよ・・・

おーまいがーです、ほんとに。

 

この日は、移住検討のご夫婦をはじめ、

僕らと同じ時期に北海道から移住してきたご夫婦、

14年前に移住してきて落語会を主宰してる方、

大人気ブログ「 愛しの糸島ライフ 」を運営してる方、

佐賀県の「 泊まれる図書館 暁 」を運営してる方、

とオモシロイ人たちが集まり、

とんでもなく日本酒が進む素敵な宵となりました。

 

糸島がさらに好きになっちゃったなー

東京からのご夫婦、移住してきてくれたら嬉しいなー



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同じ食卓を囲んで、同じものを食べる。

 

そこで生まれるふわっとした空気感は、

「 安心感 」に近いものかもしれないです。

  

そう、安心感をいっぱい集めると

「 優しさ 」「 信頼 」「 冒険心 」

なんかが当たったりするんですよね。

 

同じ食卓を囲もうー

 

 

 『 止めることのできない時間は

   惜しむためだけでなく、美しい瞬間を

   次々に手に入れるために流れていく 』

           よしもとばなな( 作家 )

 


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ご報告。

 

フェイスブックやインスタグラムでは

すでに報告させてもらっていたのですが、

この度、糸島のクラブチーム

エリア伊都 」のジュニアユース監督に

就任することとなりました。

 

昨年10月の

「 Futbol&Cafe mf 」のクローズから

昨年末2か月間の中南米ジャーニー、

今年3月のまさかの展開からの糸島移住、

そして、今回のジュニアユース監督就任。

 

 

tetsufootball.hatenadiary.jp

 

 

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1年の間にこれだけのことがあって、

しかもとんでもなく嬉しく展開していって、

ただただ関わってくれた全ての人に感謝です。

 

自分がこうなっていきたいってイメージして

切り開いていった道ではまったくないですからね。

 

周辺の人たちが生み出してくれた

小さな「 流れ 」に乗っていってみたら

辿り着いた先がここだったっていうだけで。

 

みなさん、本当にグラシアスです!!



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これから本格的に関わっていく

「 中学生年代 」というカテゴリーは

身体的にも精神的にも大きく変化のある

とてもとても重要な時期だと思っています。

 

ここでどれだけ、

中学生たちの心に火を灯すことができるのか。

 

僕が42歳になった今も

フットボールに関わり続けていられるのは、

間違いなく中学生時代の恩師のおかげで、

そのときに灯してもらった火がなかったらきっと

今とはまったく違う人生を歩んでいたと思います。

 

“ ブンジ ” と呼ばれていた、今は亡き恩師。

 

 

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2005年の秋、

大好きな雑誌『 Coyote 』の

沢木耕太郎 ” 特集を読んだ。


そのなかに、

こんな言葉が書かれていた。



  『 教師というのは、

            学問上の何かを教えることも

            重要だけれど、結局のところ、

            若い人たちに情熱を伝えることが

            いちばん大切なこと 』



俺は真っ先に

” あの人 ” のことを思い出した。

そして納得のもと、

その言葉をノートに書き写した。



初めての“あの人”の授業。

大柄というかちょっと太った“あの人”は、

何かへの自信からきてるんであろう

大きな張りのある声で自己紹介を始めた。



  「これから君たちに

   社会を教えていく

           “ 吉田文治 ” と言います。

   学生の時の友達からは

   名前の読み方を変えて “ ブンジ ” って

   あだ名で呼ばれてました。」




中学1年生だった俺は、

堅苦しそうなその本名よりも、

“ ブンジ ” って軽さのほうが気に入った。



年齢はまだ30歳あたり。

先生らしくない雰囲気にも興味を引かれた。



“ ブンジ ” は意外にも、

サッカー部の顧問だった。

あの体型からは想像できなかったが

よくよく話を聞いてみると自分では

本格的にはやってなかったとのこと。

一抹の不安を覚えた。



サッカー部の練習は、

練習というかシゴキだった。

ボールを使わず延々と走らされたり、

至近距離から思いっきり蹴られたボールを

クリアしなきゃいけなかったり。


そして、

笑顔を見せたり、手を抜いた瞬間、

とんでくるヘビー級のビンタ。


俺はキャプテンに指名され、

よくみんなを代表してビンタされたり、

キックされたり、バケツの水を浴びせられた。

まったくもって反抗の許されない世界。



だからうちらは決して

“ ブンジ先生 ” なんて呼べない。

有無を言わせず“吉田先生”だった。


一度うちの実家に

双子の弟“ルイ”あてに“吉田先生”から

電話がかかってきたことがある。

その電話に出たのは当時1年生で

やはりサッカー部だった三男の “ ソウ ” 。

“ ソウ ” は受話器を押さえることなくこう言った。



  「 ルイー、ブンジから電話 」



電話に出た “ ルイ ” 。
“ 吉田先生 ” にこう言われた。



  「 おい、ソウに代われ 」



受話器を受け取った

“ ソウ ” と “ 吉田先生 ” のやり取り。



  「 おい、今ブンジって言ったろ。

            言い直せ 」



  「 ルイー、吉田先生から電話 」



そんな“ブンジ”が

最も影響を受けたものはやっぱり、

スクールウォーズ 」だったそうだ。


こんな辛くて理不尽な世界なのに、

どういうわけか辞めたいとは

ただの一度たりとも思わなかった。


それは残念ながら、

サッカーが好きだからという

綺麗な理由ではなかった気がする。

「 何か 」に引っ張られてただけな気がする。


でも中学生の時は、
その「 何か 」がわからなかった。





2007年6月5日の火曜日、

 “ ブンジ ” が、ガンで亡くなってしまった。





俺は、ダメな教え子だった。


理不尽だった練習方法を否定して、

そうならないようにそうならないように、

ここまで指導者になってきた。

ある種の反面教師にしていた。


今の江戸川区の中学校の

サッカー部の練習を手伝ってくれ、

と言われていたのに数回しかいかなかった。


うちらの中学校サッカー部OBの

集まりを企画してくれと言われてたのに、

ついに一度も実現させなかった。


本当に、ダメな教え子だった。


でも “ ブンジ ” は俺に、

コスタリカ行きの話を嬉しそうに聞いてくれ、

Jリーグのコーチに無理矢理合わせてくれ、

その上、初めての講演会のチャンスまでくれた。


感謝の言葉しかない。





中学校の時、

「 情熱 」で引っ張ってくれて、

本当にありがとうございました。


俺が今の場所にいるのは

間違いなくそのおかげだから。


亡くなる2年ほど前、

あなたはこう話していましたね。



  「 俺は学校のシステムに

    馴染めない子こそ、

            どうにかしたいんだ 」



そんな「 人への情熱 」を持った、

葬儀に2000人以上も来てしまう、

あなたみたいな人間に

俺もいつかなりたいです。


出逢ってくれたことに感謝。


また会いましょうね。




 『 教師というのは、

        学問上の何かを教えることも

        重要だけれど、結局のところ、

   若い人たちに情熱を伝えることが

        いちばん大切なこと 』


                 作家・沢木耕太郎

 

 

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“ ブンジ ” からもらった「 情熱 」を

「 僕なりのやり方 」で子どもたちに伝えていくこと。

 

新たな冒険の始まりです。

 

 

 

 『 平凡な教師は言って聞かせる。

   よい教師は説明をする。

   優秀な教師はやってみせる。

   しかし最高の教師は

   子どもの心に火をつける 』

        ウィリアム・ウォード( 教育者 )

 

 

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当たり前から特別へ。

 

台風接近中だった週末、

日曜日は暴風警報発令のため

残念ながら中止となってしまいましたが

土曜日は予定通りに活動ができました。

 

僕が担当したのは、

午前中に小学1年生の練習試合と

同じ会場で3・4 年生ごちゃまぜの紅白戦、

そして午後はジュニアユースの練習。

 

いやぁ、やっぱり、面白かったなー。

 

じつはこの2週間前から体調を崩し、

10日間くらいは発熱、胃痛、腹痛が重なり、

食事もスープぐらいしかとれずで外出もできず。

 

なので、久しぶりのグラウンドだったのです。

 

「 県立講倫館高校 」の選手権に行ったとき、

ケガで春からずっとチーム練習に入れてなかった

ある3年生がメンバー入りを果たしていて

ウォーミングアップにも加わっていました。

 

で、その合間に、こんな話をしてくれました。

 

 

 「 ほんとーに幸せですよ。

   メンバーに入れたこともですけど、

   でも何より、またこうして

   ボールを蹴られるようになったことが。

   ケガをする前には感じたことなかったなぁ。

   それに気づけただけでも

   ケガをした意味があったのかなと思います。

   サッカーって最高に楽しいですよね 」

 

 

イタリア・セリエAでいいスタートを切った

好調「 ラツィオ 」を引っ張る

イタリア代表FW “ インモービレ ” が

 

 

 「 問題から何か

   正しいレッスンをくみ取ることができれば、

   困難は人を強くする 」

 

 

と言っていましたが、その高校生はまさに。

 

僕がグラウンドに行けなかった期間なんて

彼と比べたら全然たいしたことはないし、

精神的な負担なんか1億分の1くらいですが、

でもやっぱり同じような想いは感じました。

 

自分のなかで「 特別 」だったものが

いつからか「 当たり前 」になっていって、

何かのやむを得ない事情からそれがまた

「 特別 」なものだと感じられるようになる。

 

久しぶりに飲むことのできた

リアルゴールド 」もまたスペシャルだったー

 

小学生の試合や紅白戦、

ジュニアユースの練習に行って

あらためて感じたことがあるのですが、

それについて書かれた記事を

外出できなかった期間に見つけたのでご紹介を。

 

特殊な環境下に身を置く日本の子供たちには

特に必要じゃないかなぁと思っています。

 

よかったら、読んでみてくださいね。

 

 

 「 特殊な早期教育がなくても

   子どもたちがすくすく育つように、

   特殊な食事を工夫しなくても

   楽しい食事であれば

   子どもたちはすくすく育ちます。

   子どもたちに与えられた “ 育つ力 ” です。

   その原動力が自己肯定感です 」

 

 

 「 遅かれ早かれ必要なときに、

   出来ることはできるようになるんです。

   逆に言うと、出来ないこと、嫌いなことは

   できなくて良い、自信を失わなくて良い。

   だからこそ、親としては子どもの

   “ 出来ること ”  “ 得意なこと ” を

   探してあげることが大切です。

   それが勉強なのか、

   スポーツなのか、芸術なのか、

   それともまったく

   別のことなのかはわかりませんが、

   絶対に何かあります。お友だちのことなのに、

   涙を流して一緒に悲しんだり

   喜んだりすることができる小学生がいます。

   それは素晴らしい才能なのです 」

 

 

 「 子どものうちに

   成功体験を積んだ人間は強いですよ。

   “ 自分大好き ” は

   子どもたちにとって大きな力です 」

 

 

 

 

自分自身を「 当たり前 」にしないことって

すごく大事なのかもしれないですねー。

 

 

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巡りあわせ。

 

3年生たち、お疲れー!

 

「 県立福岡講倫館高校 」サッカー部の

選手権大会・福岡予選の冒険は終わりました。

 

7月に一次予選を突破し、

 

 

24チームによって行われた

二次予選の初戦が先日行われました。

 

総合力で勝る相手にいきなり先制点を奪われ、

試合も支配され続け、苦しい展開に。

 

ただ後半になると、

前線からのプレッシングがハマり出し、

相手もいいイメージを描けなくなり、

チャンスを作り出せるようになっていきました。

 

ショートカウンターから、同点、そして、逆転。

 

その後も懸命に相手の攻撃を分断していたものの、

ちょっとした隙を突かれ、残り5分で同点に。

 

精神的なショックを負いながらも

なんとか耐えて延長戦には持ち込めましたが、

足を攣ってしまう選手が続出、

交代枠を使いきった後にケガ人出て

10人での戦いにもなってしまい万事休す。

 

延長の前後半で4ゴールを奪われ、

最終的には、2対6で敗れてしまいました。

 

でも、ほんっとよくやったと思います。

 

「 冷静 」が伴うプレーに関しては正直

まだまだ試合の中で表現できませんでしたが、

「 情熱 」が伴うプレーは素晴らしかった!

 

特に、

春先のインターハイのときと比べたら、

そこが大きく大きく大きく成長しました。

 

情熱を込めることが当たり前になったし、

そこでの身体の使い方も自然になったし。

 

ずっとくすぶっていた

ある3年生の爆発的な成長は、

自分の指導者人生の中で

ほとんど見たことのないほどの成長幅でした。

自分できっかけをつかんだ奴はやっぱ強いです。

 

僕自身は、

一次予選が終わってから

本格的に「 エリア伊都 」に関わるようになり、

講倫館の練習にほぼ行けなくなってしまったので、

貢献できた想いはとても薄いのですが、

関わらせてもらって本当に本当によかった!!

 

 

 

移住を決めた当初、じつは、

関わるチームは講倫館高校ではありませんでした。

 

移住を決め、物件を探しに糸島に来たとき、

ビーチカフェ「 Mr.Beach 」のオーナーに、

 

 

 「 サッカーの指導していきたいなら、

   僕の恩師をご紹介しましょうか?

   福岡県の高体連で委員長やってた人です 」

 

 

そうして引き合わせてくれたのが福島先生でした。

 

 

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そこでいろいろな話しをさせてもらって、

 

 

 「 じゃあさ、

   オレが教えてる高校でコーチをしてくれる?

   お金はそこまで出せないと思うけど、

   少しでも手伝ってくれたら嬉しいよ 」

 

 

とのお話をもらい、

その場でやらせてもらうことが決まったのでした。

 

それからしばらく経ち、

いよいよ移住となった時期。

 

福島先生から電話がありました。

 

 

 「 コーチの話しさ、

   本当に申し訳ないんだけど、

   ちょっと厳しくなっちゃったんだ・・・

   じつはいきなり異動を命じられて・・・

   新しく移る学校でも

   やってもらいたいとは思ってるんだけど、

   学校までは遠いし、なにより、

   お金がまったく払えないから・・・

   移住して落ち着いたら、

   とにかく一度会って話そうよ 」

 

 

という予期せぬ展開。

でも自分の中ではすぐに結論は出ました。

 

新しい学校のコーチをやらせてもらおう。

 

それは、

福島先生の魅力に僕が惚れこんで

ぜひ一緒にやってみたいと思ったこと、

どこの誰かもわからない僕を信じて

コーチのオファーをしてくれたこと、

そして「 Mr.Beach 」オーナーが

思いついたように僕に話してくれてから

ここまで流れるように話が進んできたことに

ご縁のようなものを感じたこと。

 

何がどうなっていくかは想像できなかったけど、

僕にとってはやらせてもらうことが自然でした。

 

そうして出逢うことになった

「 県立福岡講倫館高校 」サッカー部の

選手やマネージャー、スタッフの人たち。

 

「 福岡 」という土地で

初めて出逢ったフットボール仲間でした。

 

もし、

福島先生の異動がなかったら出逢うことはなかったし、

彼らが見せてくれた成長に触れることもできなかった。

 

この巡りあわせを大事に、これからも。

 

3年生たち、ひとまずお疲れさん、

さらなる楽しきフットボール人生を!!!

 

 

 『 決心するということは、

   単に始まりにすぎないということだった。

   決心するということは、

   まるで、急流に飛び込んで、

   その時には夢にも思わなかった場所に

   連れてゆかれるものなのだ 』

          「 アルケミスト 」より

 

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なんてHappyな。

 

移住して半年ちょっと経ちましたが、

糸島やっぱいいんすよ、大好きなんすよ。

 

糸島以外のところに行って

「 ああ、ここいいなぁ・・・ 」と思っても

帰り道には、糸島に戻ることに

ワクワクしてる自分がいるのです。

 

そんなとこで生活できてるって、なんてHappyな!


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海や山の近くで生活するようになって

あらためて思うようになったのは、

自然はすべて変化していくんだということ、

そして変化はいつだってさり気ないんだということ。

 

自然だって、人間だって、

空だって、心だって、関係性だって、技術だって、

何かが変わっていくときはきっと、

「 あれ、ちょっと変わった・・? 」

くらいのスピード感がちょうどいいんだ。

 

糸島LOVE。

 

 

 『 時はいつだって流れていて、

   自分の根底のところ以外は

            絶えず変わっている 』

         よしもとばなな( 作家 )

 

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冷静と情熱のあいだ。

 

朝から晩まで

まさにフットボール三昧となった日曜日。

 

 

低学年の子たちが参戦した

「 あめ玉フェスティバル 」

僕は午後の6年生の練習試合のためお昼に出発。

 

その途中、

他のコーチにオススメしてもらった

久留米市にある「 丸星 」というラーメン屋へ。

 

ここ、一発で好きになりました。

 

スープがたまらなく美味しくて

思わず飲み干してしまった豚骨ラーメン。

( しかも、1杯400円!! )


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昭和感が漂いまくりの店内の雰囲気。


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従業員は、活気あるおばちゃんたち。

「 牧のうどん 」でも思ったんですが、

おばちゃんが元気なお店って間違いないですよねー

( お店の詳細は → こちら


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練習試合の相手は、

糸島に移住してまだ間もない時期に

一度だけ練習見学をさせてもらったことのある

「 レアッシ福岡 」というチーム。

 

そのときに

お話しさせてもらったコーチの方とも再会、

なんか嬉しかったなぁ、こういう再会の仕方は。

 

試合は、20分×6本( A戦3本、B戦3本 )

 

辻仁成さん ”  の

小説のタイトルじゃないですけど、

試合をする上で「 冷静と情熱のあいだ 」に

自分を置くことってスゴク大事だと思うんですが、

ここ数試合を通して「 自陣 」や「 中盤 」での

「 冷静 」の部分は本当に良くなってきました。

 

味方や相手の動きを見ることが

少しずつできるようになってきて、

ノーアイデアでボールを離してしまうことが

( 見えてない怖さからくるクリア )

ほとんどなくなってきたなぁと。

 

ここ数試合でこの試合が一番

相手のプレッシャーも厳しかったですが、

それに屈することなくチャレンジできていて、

実際にやれた部分も多かったのは収穫でした。

 

ただ、

情熱が渦巻いている「 相手ゴール前 」

に関しては、まだまだこれから。

Poco a Poco( 少しずつ )ですね。

 

「 情熱 」の部分は本当によかったー!!

特に、ボール奪取のときの強度に関しては、

見ていて伝わってくるものがありました。

 

スペインリーグの解説をされている

サッカーライターの “ 小澤一郎さん ” が、

ちょっと前に「 J-GREEN堺 」で取材された

『 2017 Jリーグ U-17チャレンジカップ 』で

優勝したブラジルの「 クルゼイロ 」について

こんなことを発信していました。



「 勝利、ゴールへの拘り 」は
  本当に鳥肌モノでした。
 
  普段、ラ・リーガの中継や執筆の仕事で
 「 戦術、戦術 」言っている
  自分ではありますが、
  サッカーに一番大切なものは
 「 パッション 」だと断言します。
  
  多分、これはサッカーに関わっている限り
  揺らぐことのない自分なりのサッカー理解です。
 
  日本で取材をしていると
  なかなか出会わない熱量がこの大会、
  特にクルゼイロというチームにはありました。
 
 「 足元のスキルがある 」ように映り、
 「 中盤を支配している 」ように映る試合が
  できていた日本の選手たちには、
  ぜひクルゼイロがワンプレー毎に出していた
  ボールへの執着心、感情をピッチで表現し、
  時に爆発させることの重要性も
  学んでもらいたいと思います。


 

そう、これ本当にそう思うのです。

 

ブラジルでもコスタリカでも

一緒にボールを蹴ってショックだったのは、

その部分に対するあまりの違いでした。

 

だから自分が指導者をしてからは、

ここをまず掘り起こしたいという想いと、

一生かけて耕していきたいな

という想いがあります。

 

 

 

ただ怖いなと思うのは、

実際に子供たちが爆発できていたとしても

「 どんな気持ちが出発点 」なのかという部分で。

 

もしそれが、

僕たち大人が結果を迫ることで生まれる

「 勝たなきゃいけない 」「 負けちゃいけない 」

が出発点になっていたとしたら、

その試合でのパッと見はいいかもしれないけど、

どこかで必ず枯れてしまうと思うんです、

個人としても、チームとしても。

 

最悪、

大好きなサッカーを辞めてしまうという展開に。

 

それだけは絶対にあっちゃいけない。

 

出発点はあくまで、

本人の内側から湧き出してくる

「 勝ちたい 」という自然な気持ち。

 

そこにアプローチすること、

似て非なるその想いの違いを見極めることは、

子供たちに関わる育成の指導者として

磨き続けないといけない能力なんだろうなぁ。

 

めっちゃ難しいんだよなー

でも絶対に諦めたくはないんだよなー

 

あ、そういえば、

お昼の「 丸星おばちゃんず 」はみんな

「 働かなきゃいけない 」じゃなかった気がする。

 

 

 『 ジャムおじさんが言っていました。

   心で見て、心で聴けば、

   見えない本当のことが見えてくるんだって 』

            「 アンパンマン 」より

 

 

フットボールデイ。

 

フットボール三昧だった、この日曜日。

 

午前中は低学年の子たちの大会

勝利するとあめ玉がもらえるという

「 あめ玉フェスティバル 」に、

午後は場所を移動しての6年生の練習試合、

夜は指導者の人たちとのフットサルでした。

 

たくさんの子供たちに関わりながら、

自分でもボールが蹴られるという幸せ。

 

あらためて思ったんですが、

コーチすることも、プレーすることも、

自分はどっちも好きなんだなぁと。

 

より客観的な視点になるコーチ、

より主観的な視点になるプレーヤ―。

 

そのどっち側から見ても、

フットボールというスポーツは、

やっぱりとんでもなく楽しくて、

で、そのどっちもやってると、

客観と主観がジワジワ入り交じってきて、

それまでの自分では見ることができなかった

新しい景色が見えるようになってきて。

 

不思議なのは、

新しい景色が見えるようになればなるほど、

「 答え 」が見つかっていく以上に、

「 問い 」が増えていくんだということ。

それがたまらなく嬉しいんだということ。

 

一生どっちもやっていきたい!やるべし。

 

今はコーチがメインなので、

たまにでもボールを蹴ることで

選手ならではの「 揺れ動きやすい心 」

そこに対しての想像力だけは

失わないようにしたいなって思います。

 

選手の心ってプロでさえも繊細だからー。


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そう「 あめ玉フェスティバル 」で、

こんな微笑ましいシーンがありました。

 

他チーム同士の試合が終わると、

とりわけちっちゃな子供が、

嬉しそうにピョンピョンと飛び跳ねながら

ベンチで待つコーチのところへ。

 

 

 「 コーチ、やった、やった!

   初めてサッカーでゴール決めたよ!! 」

 

 

そう言ってコーチに抱きつきながら、

まだピョンピョンと飛び跳ねていました。

とんでもなく透明な笑顔で。

 

きっと、あの瞬間、

彼の中でサッカーが特別なものになったんだろうなぁ。

 

 

 『 未来は今日始まる。明日始まるのではない 』

         ヨハネ・パウロ二世( ローマ教皇

 

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