Football × Journey = Pura Vida!

Pura Vida!とは中米コスタリカの挨拶でよく使われる「素晴らしい人生だよ!」の意味。

笑顔の先に。

 

僕が小学生のとき、

うちの親は離婚をしていまして、

僕ら3兄弟はみんな、

母トシコと人生を歩むことになりました。

 

ログハウスのような

カッコいい家から出ていくことになり、

引っ越した先は

4人で一部屋のちっちゃなアパート。

 

専業主婦だったトシコは

うちら3人を食べさせるため猛烈に働く日々へ。

 

ありとあらゆることが

急激に変化していったのでした。

 

この先

どうなるかわからない不安感のなか、

朝から晩まで働いて、

帰ってきたらうちらのご飯を作って、

自分の時間なんか全然もてない。

 

めっちゃ大変なのは、

子供ながらに、伝わってきてはいました。

 

でもトシコは笑うことだけは

決してやめようとはしなかったんです。

 

それがうちらを

どれだけ安心させてくれたことか。

 

僕はサッカーを、

双子の弟は映画を、

三男はファッションを。

 

うちらが今でも

好きなことに関わり続けていられるのは、

そのときにもらった大きな安心感と、

やりたいことを一度だって

とがめられなかったからだと思います。

 

離婚から10年以上が経ち、

トシコは素晴らしいパートナーと巡り合い再婚。

今は二人の共通の夢だった海の近くに住みながら

大好きなネコと共に人生を送っています。

 

こんな素敵なところに流れ着くなんて

やっぱり笑っていられたからなのかもなぁ。

 

昨日はそんな母トシコのバースデイでした。

 

何歳になったのか正直わからないけども、

おめでとう、おめでとう、これからも輝いて。

 

 

 『 いいかい、もし、良いと思ったら、

   どうやろうかなどと決して心配するな。

   つまり直感だよ。 』

            チャップリン( 俳優 )

 

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変わること。

 

庭に生えているサルスベリの木に

数日前から花が咲き始めました。

 

緑の風景のなかに

少しのピンク色が入ってくるだけで

心がフワッと浮く感じがするから不思議です。


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蝶々が飛び始めたなとか、

草が伸びまくってきたなとか、

ネコが庭を横切ってるなとか、

木の上から花が咲き始めたなとか、

セミの大合唱が始まったなとか、

餌を探しに来てた鳥が来なくなったなとか。

 

窓を開け放って庭の景色を眺めていると、

そんな変化を五感を通して感じることが多くて、

そのたびに、心がフワッとしています。

 

でも僕が感じたものなんてきっと、

庭という世界のなかで巻き起こっている

ごくごくごくごく一部の変化だと思うんです。

 

じつは、草や木の一本一本、

数えきれないほどの小さな生き物たち、

何かしらがいつも変化している。

変化しない日なんて

一日もないくらいに変化してるはず。

 

で、それは人間も一緒なんですよね。

 

毎日顔を合わせている子供たちだって

間違いなく昨日とは何かしらが変化してる。

 

だからまずは、子供たちを五感で観察すること。

 

そこからサッカーの指導を始めるってことだけは

絶対に忘れちゃいけないよなぁと思います。

 

 

あ、網戸に止まっていたセミが飛んでいきました。

 

 

 『 この世で変わらないのは、

   変わるということだけだ 』

            スウィフト( 作家 )

 

 

たまらない悔しさ。

 

ああ、ついに読み終わっちゃった・・・

 

 

 『 グアルディオラ総論 』

  ( マルティ・ペラルナウ、ソルメディア )



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2か月ほど前から

かなり順調に読んでいたのですが、

あまりにオモシロイがために

読み終わりたくなくなり、

ラスト50ページくらいになって

とんでもない失速劇を見せたのでした。

( オモシロイ本ではいつもこうなる・・・ )

 

で、これ、ほんとーに素晴らしい本です!!!

 

ペップ・グアルディオラ ” が、

バイエルン・ミュンヘン 」で監督を務めた3年間、

そこでの挑戦をテーマ別にまとめたものなのですが、

サッカー指導者としての学びだけでなく、

ひとりの仕事人として、ひとりの人間としても、

ワクワク自問自答のできるクリエイティブな本でした。

 

例えば、目次はこんな。

 

 ・ 練習へのフォーカスの仕方

 ・ 革新的な姿勢

 ・ コピーを困難にする障害

 ・ 適応と学びのプロセス

 ・ 教義よ、さようなら

 ・ 補完し合う選手

 ・ おびき寄せることと開くこと

 ・ タレントは習慣によって育つ

 ・ 言葉とは混乱を招く武器である

 ・ 言語としてのサッカー。言語を越えて

 ・ 本能的なプレー

 ・ 負けざるを得ないから負け方を選ぶ

 ・ ロマンティックな結果主義者

 ・ エベレストの後には何がある?

 ・ 波長の合う者が並べられているか?

 ・ 理解したいと思う者は理解するだろう

 ・ サッカーは常時変化する

 ・ 時は飛ぶ

 

そして読み終わったら、

こんなにも気になるページを折ってました・・・


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個人的には「 答え 」を提示してくれる本より

「 疑問 」を湧き立たせてくれる本の方が好きでして、

このグアルディオラ総論は、まさにそんな本でした。

 

うん、サッカー指導の現場でも

答えを提示するのではなく、

疑問を湧き立たせられる指導ができるようになりたい、

そしたら子供たちは

どこまでも突っ走っていくだろうから。

 

それにしても、やっぱり、グアルディオラは最高!

 

現役時代の彼のプレースタイルが大好きで、

美しい軌道のサイドチェンジや、

そう見せかけておいての鋭い縦パスの映像は

何回も何回も見直しては真似していました。

 

監督になっても唯一無二な存在で、

ペップファンとしては嬉しい気持ちでいっぱいです。

 

けど、この本を読んで正直、悔しくもあったのです。

 

彼が志向して、思考して、試行していること、

それが心の底から「 すげえ 」と思ってしまったから。

 

彼とは

とんでもなく違うレベル×100,000にいることや、

とんでもなく違うステージ×100,000でやっていること

それはもう百も承知ですが、でもやっぱり、

同じ「 サッカー指導者 」として

めちゃくちゃに悔しい。

 

もしグアルディオラと会う

ということになったとき、

果たして自分は彼に対して

何らかのインスピレーションを

与えることができるのだろうか。

 

今は絶対に無理、と思ってるところがまた悔しい。

 

そして、もうひとつの想像。

 

もしも、グアルディオラが、

いま僕が教えてるチームのコーチになりたいとなって、

子供たちに投票か何らかの方法で

僕かグアルディオラを選んでもらおうとなったとき、

果たして子供たちは自分を選んでくれるのだろうか。

 

もちろんお情けなしに、

純粋にどちらに教えてほしいかで。

 

これを想像することはちょっと怖いけど、

自分的には避けてはいけないと思ってる想像で。

 

実績だって、名声だって、何もかも違いすぎるから、

僕に1票も入らない可能性はほぼ100%だと思います。

 

でも同じサッカー指導者という土俵に立ってる以上、

それを理由にギブアップなんかしたくない。

 

子供たちが僕と関わることで、

表面的な楽しさではなくて、

心の奥底から湧き上がってくる深い喜びや

キラキラした未来の自分を感じることができていたら、

もしかしたら、もしかしたら、

1票は入るかもしれない。

そんな子供がチームにどんどん出てきて、

チーム全体にあたたかい家族のような

かけがえのない雰囲気が生まれていったら、

もしかしたら、もしかしたら、もしかしたら・・・

 

もっともっともっともっと成長していきたいです、

指導者としても、人間としても。

 

そう思わせてくれる人がいるって本当に幸せなことだー

 

 

 『 監督の喜びは産業人のそれではなく、

   職人のそれでなくてはならない。

   我々はスポーツマンの育成と教育の職人である。

   監督は目標を成し遂げたかどうかではなく、

   選手の成長に喜びを見出すべきだ。

   幸せは勝利ではなくプロセスにある。

   それこそ我々を満足させる。

   選手の成長が最初の喜びであり、

   2番目の喜びが彼らによる勝利である 』

           グアルディオラマンチェスターC監督 )

 

 

暴れん坊たち。

 

1か月ほど前から
糸島で活動をしているクラブチーム
「 エリア伊都 」でもコーチを始めました。
 
幼稚園生、小学生、ジュニアユース
とカテゴリーが分かれているのですが、
今のところは様々なカテゴリーに
関わっています。
 
昨日は、
8歳、9歳、10歳の子たちの練習試合へ。
初めて見た彼らの対外試合でした。
 
心のおもむくまま思いっきりプレーして、
ゴールが決まったらみんなで大喜びして、
ボールが顔に当たったら泣いちゃったりして。
 
雄大な山が見渡せるグラウンドには
たくさんの「 感情 」が渦巻いていました。
 
特に、10歳チームの試合。
子供らしいやんちゃ精神を持ち合わせた、
技術的にもやれる子たちの多いこのチームは
同じチームと3試合をやって、見事に全敗。
 
しかもすべての試合を通して、
先制点を取られてはイライラして、
そこから味方のミスに対しての
文句オンパレードで
自滅していくというパターンでした。
 
その姿を見ながら、
昔の自分を思い出していました。
 
 
 
練馬区立光が丘第四中サッカー部に入って
半年後くらいの僕は先輩の試合に
出させてもらっていたこともあって
同年代の中ではやれるという自信があり、
( なんてちっちゃい自信… )
もっと上手くなりたい、
もっと勝ちたいという欲求も強く、
同じ学年の仲間のミスに対しては
文句を言いまくりでした。
 
どんな小さなミスに対しても文句を繰り出し、
でも自分のミスに対しては
厳しく問い詰めることはなく。
なので、プレーにはまったく
安定感がありませんでした。
 
そんなある日の練習後、
プレーヤーとしても人間としても尊敬していた
ひとつ上のキャプテン
“ 太田先輩 ” が話しかけてきました。
 
 
 「 テツに言われる文句にビビって
   みんなミスしちゃってるんだと思うよ 」
 
 
説教風な言い方ではなく、
とても自然にサラリと。
自分のなかでも自然に
ストンと落ちるものがありました。
 
 
 「 あ、そうだ、ほんとその通りだ 」
 
 
それからはイライラした気持ちを
少しずつコントロールするように
なっていきました。
 
言ってくれた相手が
心から尊敬する人だったから、
そして、説き伏せようとではなくて
気づかせてくれたから、
当時の面倒くさかった自分でも
あんなスムーズに
受け入れられたんだと思います。
 
コーチを始めた20歳の頃からは、
年に何回かこのときのことを思い出すんです。
で、いつの間にか自問自答してるんです。
 
自分は今、
選手たちが耳を傾けたいと思う存在で
いられてるんだろうか。
選手たちの意思を無視して
力ずくで納得させようとしてないだろうか。
 
まぁ、きっと、
一生続く自問自答なんだとは思いますが。
 
 
 
10歳チームの子たちが、
イライラして、爆発して、
自滅していったこと。

そのこと自体はもちろん
ポジティブなものではないけども、
反面それだけの高いエネルギーが
湧き出してるってことだから、
それに対して簡単に蓋をしにはいかずに、
一線を越えるギリギリまでか、
ちょっと越えるまでは
解放させておきたいです。
 
そこで初めて
「 自分の際 」 を感じられるんだろうから。
 
で、たぶんそれが
 「 己を知る 」 ってことに
繋がっているんじゃないかなぁ。
 
暴れちゃおうぜ、キッズたち。
 
子供たちは、
特にサッカーやる子供たちは、
やんちゃなくらいがちょうどいいー
 
 
 『 才能はたいていの人が
          持っているんだけど
     才能のあるなしじゃなくて、
     それを発揮するエネルギーが
          あるかどうかです 』
            宮崎駿( 映画監督 )
 

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その感覚を。

 

コーチとして関わらせてもらっている

県立講倫館高校サッカー部の選手権予選、

福岡県一次予選の初戦を 12対0 、二回戦を 3対0 、

勝戦は延長の末 2対1 で勝ち抜き、

二次予選に進出することができました!

 

しかも、

シード校を含めた24チームで行われるこの二次予選、

講倫館高校としては初めての進出なんだそう

 

いやぁ、ほんっと嬉しい・・・

 

インターハイ、県リーグ( 2部に所属 )と

なかなか結果がついてこなかった不安感と

3年生にとってはラストの大会というプレッシャー、

それらに押しつぶされることなく、

伸び伸びとやれたことが一番大きかったと思います。

 

大勝した初戦では、

これまでトップチームのゲームには

ほとんど出ることのできなかった3年生が途中から出場。

 

スタメンの選手たちは

何度も何度も彼らにボールを集め、

結果その3年生2人も期待に応え、2ゴールずつをゲット。

 

ベンチ、応援を含めたチーム全体が大盛り上がり!

 

6日間で3試合を勝ち抜かなければいけない短期決戦なので、

ここでチームに生まれたポジティブな雰囲気は

間違いなく大きな大きな影響を与えてくれました。


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延長にもつれ込んだ決勝戦では、

「 どうしても勝ちたい 」

という想いが溢れ出していて

それがプレーにも思いっきり表現されていました。

初めて見る彼らの「 むき出し 」の姿でした。

 

自分の心の奥底にある想いを、自分自身で爆発させること。

 

それができたときの感覚って

本当に本当に大事にしていってほしいです。

サッカーだけじゃなくて、これから生きていくうえで

自分自身の味方になっていってくれるはずだから。

 

二次予選は、10月の中旬から。

この約3か月でどんな成長を見せてくれるのかまた楽しみです。

 

 

 『 人間っていうのはもう自分の心の中の力だけなんですよ 』

                     安藤忠雄( 建築家 )

 

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半分は。

 

糸島に移住して、4か月ちょっとが経ちました。

 

ありがたいことに、

サッカーでは「 県立講倫館高校サッカー部 」と

糸島のクラブチーム「 エリア伊都 」小・中学生の

指導に関わらせてもらい、それ以外でも、

福岡フットボール映画祭 」の各映画上映後の

ミニトークショーのMCをやらせてもらったり、

九州朝日放送のラジオ番組に出演させてもらったり、

映画「 コスタリカの奇跡 」の

トークショーのゲストに呼んでもらったり、

いろいろな面白いことに巻き込んでもらっています。

 

これも元を辿るとすべて人との繋がりから!

移住してから「 出逢い 」は加速するばかりでして。

こっちの人たちと話しをしていると、

ピンと来た人を教えてくれ、

すぐに繋いでくれたりするのです。

( その場で電話してくれることも多く・・・ )

 

「 人 」への好奇心が強いからなのかなぁ。

まぁ、なんにせよ、

自分的には最高に心地いい空気感です。

 

そう、作家の “ よしもとばななさん ” が、

 

 

 『 人生が全部自分の気持ちや

   目標でできていたら

           息苦しくて生きていけないし、

   どんなエピソードも入ってきてはくれない。

   半分は向こうから来てくれるから、

   それに反応するものごとが動いて、

   人はなんとか生きていけるのだ 』

 

 

ということを言っていましたが、

糸島に住むようになってから余計にこの

「 半分は向こうから来てくれる 」

を嬉しく実感することが多い日々です。

 

で、自分の中に「 半分 」のスペースを

空けられていることが前より多いのはやっぱり

自然に囲まれている影響かもしれないです。

 

移住してよかったなと思う気持ちは高まるばかりっす。

 

 

 『 結局は自然にかなわない。

   時間のスパンさえ

           多く見ることができたら、

   自然が解決することばかりが

           この世のほとんどで、

   急ぐのも人間の都合だし、とにかく、

   人間なんてなにもしてないんです。

   よくこの世にいさせてもらえる

           っていうくらいです 』

         よしもとばなな( 作家 )

 

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ボールの上に座る。

 

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ボールの上に座ることって、昔から好きなんです。

 

小学生のときなんかは特に、

サッカーが終わった後に

みんなでそれぞれのボールに座っては

さっきまでのサッカーのことや学校のことなんかを

ただただ笑いながら話していました。

 

あのときの解放感や、みんなとの連帯感、

もうたまらなく幸せな時間だったんですよね~

 

「 ボールの上に座る 」という非日常が

プレゼントしてくれた「 自由 」だったんだろうな

と今となっては思います。

 

なので僕自身は

ボールの空気が抜けてしまったり、

形が変形してしまう可能性があったとしても、

ボールの上に座ることは反対ではなく、むしろ大賛成です。

ボールに対しての愛情だって湧くだろうし。

 

で、指導者になってからは写真のように

子供たちの前でボールの上に座ることもあるのですが、

これはボールに助けてもらってる感じがありまして。

 

自分が何かを伝えないといけない状況で

その場所の空気感や子供たちの心を緩ませたいときに

ボールの上だからこその「 自由 」をお借りする。

 

このときは指導で関わる中学生たちとの

ファーストコンタクトな上に挨拶のみという

向こう的にちょっと構えてしまうような状況でした。

 

なので、少しでも緊張感を和らげて

フラットな関係になれたらより伝わるかなぁと、

ボールの上に座って話しをすることにしました。

 

終わってから帰ろうとすると

中学生たちがゾロゾロと話しに来てくれたので、

このときは少しはいい方向にいったのかなと思いますが、

伝えるって本当に本当に難しいアクションですよね・・・

 

こっちがいくら万人の心を震わすような

素晴らしい話をしたとしても

( まっっったくもって出来ませんが )

話しを聴く側が「 受信モード 」になってないと

相手の心には何ひとつ届くことはなく、

ほんとただの自己満足に終わってしまう。

 

で、そんな一方的な関係は、あまりにも切ない・・・

 

だからどうやって、

権力と強制力を発動させることなく、

相手の受信モードを自然にONにするのか。

 

指導者を15年以上やってきても日々試行錯誤で、

イメージ通りにいかないことの方が圧倒的に多いし、

一方的になってしまう可能性に対して怖さでいっぱいですが

( 自分の今の年齢や指導者という立場が余計に )

自問自答し続けてはやっていくのみかなと思います。

まぁ、そういうこと考えるのは好きでもあるんですがっ。

 

最後に、ボールの上に座るということについて、

うちの奥さん “ 光葉 ” がこんな詩を書いていたのでご紹介を。

 

このスケールの大きさ、ちょっと悔しいんですよね・・・

 

 

『 ボールに座りましょう 』

 

 自分とボールの
 一点を感じましょう

 

 ボールと地球の
 一点を感じましょう

 

 地球と自分の
 一点を感じましょう

 

 丸いという
 不安定な安定

 

 動くという
 不自由な自由

 

 一点という
 限られた無限の広がり

 

 自分と地球の
 バランスをとること

 

 軸をつくり
 軌道に乗って
 動き出すということ

 

 ボールに座って
 みんな
 地球のうえに
 乗っていることを
 思い出しましょう