Football × Journey = Pura Vida!

Pura Vida!とは中米コスタリカの挨拶でよく使われる「素晴らしい人生だよ!」の意味。

ブログからnoteへ

 

新しく「note」を始めたので

ブログに書くくらいのボリュームのものは

おそらくそちらにアップしていくことになると思います。

 

今のところはまだ2つだけですが…

 

ぼちぼち書いていこうとは思ってるので

チェックしてもらえたら嬉しいです。

      ↓

https://note.com/tetsupuravida

 

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保育園ライフ。

 

保育園が開園して約1か月が経ちました。

 

コロナウイルスによる影響で

登園している子どもの数は半分くらいですが

みんな少しずつ新しい環境に慣れていき

今ではだいぶ落ち着いて過ごせるようになりました。

 

自分は日々の保育に

直接的に関わることは少ないので

保育士さんと調理師さんたちが中心となって

その環境をいい感じに作っていってくれています。

 

そのうえで一番大事にしているのは

「 まずは大人が思いっきり楽しんで働く 」こと。

 

子どもに最も伝わるのは

「 言葉 」 ではなく「 姿勢 」。

 

そこにいる大人が思いっきり楽しんでいれば

それは子どもたちに自然と伝染していく。

 

だから、まずは姿勢を、それから言葉を。

決して、言葉が姿勢を追い越すことがないように。

 

そう、なにより、自分が気をつけなー

 

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うちの園では保育士さんたちに

子どもたちの日々の様子を

スマホで撮影してもらっているのですが

これがすごく良いんですよ、自然な表情で!

 

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自然でいられているのはきっと

そこにいる大人に対して安心感があるから。

 

いやはや、グッジョブです。

 

安心感が内側に貯まれば貯まるほど

外側に飛び出すエネルギーも増しますもんね。

 

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次の1か月は

子どもたちのどんな顔が見られるのでしょうか。

 

 

 『 子供達が毎日を楽しく生きているかどうか。

   それが平和かどうかということです 』

                   永 六輔

 

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米粉いとしマジック。

 

家でスーパードライを飲みながら

2ヶ月ぶりとなるこのブログを書いています。

BGMは、Spotifyの「 Latin Jazz 」。

なんかいい時間です。静かで、でも確かで。

 

今日を含めて、4日間のお休み。

 

出かけることのできない今の状況のなかで

何をしたいかなぁと考えて思い浮かんだことは

お酒を飲むこと、本を読むこと

そして、ブログを更新することでした。

 

緊急事態宣言が出る前と変わらないやーん。

 

とここで

夜ごはんタイムとなったので、いったん中断。

 

光葉が店長をしている

またいちの塩のごはん屋さん「いたる」の

タケノコごはん弁当を食べつつ

2本目のビールとなる一番搾りを飲みながら

光葉とあれこれ話しをしていました。

 

緊急事態宣言延長の話し。

昼に映像で見た「出前館」の話し。

家の庭で摘んだ山椒の葉っぱの話し。

 

いつの間にか沈没していました。朝でした。

ということで、おはようございます。

 

朝ごはんは

「 森とコーヒー。」の豆で淹れたカフェオレと

最近うちら夫婦のお気に入りの米粉パン。

この季節の穏やかな朝にピッタリな組み合わせです。

 

そう、米粉といえばですね

糸島の加布里に米粉マフィンのお店ができたんです。

 

前にそこを通ったとき

お店の前に立っていた店員さんらしき女性が

車で通りすぎようとする

こちらに向かってお辞儀をしてきました。

 

よろしくお願いします的なお辞儀なのですが

これが、これが、ちょっとスゴかったんです。

 

たまに見かけるような

車に対してしている感じではなくて

車の中を覗き込むようにして

運転しているこちらの目をハッキリ見てのお辞儀。

 

形じゃないんだ

その形にどんな想いを込めたかなんだ。

 

お辞儀の本気具合にじんわり感動したのと

「ああ、これはなんかあるな…」と直感的に思い

Uターンをしてお店に行くことにしました。

 

残っていたツナオニオンのマフィンを2つ購入して

お店の話しを少しだけ聞かせてもらいました。

 

ものすごく自然体な若い夫婦。

若くして自然体でいられるってそれだけで魅力的です。

 

また必ず来ようと車に戻ってすぐに

米粉マフィン  ムクロジ 」の

インスタをフォローさせてもらいました。

 

そして、その日の夜

ムクロジ夫婦からインスタでメッセージが届きました。

 

 

 「 本日はご来店ありがとうございました!

   フォローもありがとうございます

   最後残り少なくてすみませんでした

   あの、インスタのプロフィールの、

   移住されてサッカーを教えている有坂さん…

   で主人と思い出したのですが、

   以前、私がまたいちの塩へ伺った際に、

   もしかしたら奥様とお話をして

   連絡先を交換したかもしれません!

   主人が前にHINODEという

   タコス屋さんで働いていて、

   来てくださったと

   お話をお伺いしていたのですが、

   その日は休みで会えずじまいでした…!

   もしかしたら、その時の有坂さん…?

   と思いメッセージを

   送らせていただきました ‍♀️

   奥さまにもよろしくお伝えください! 」

 

 

わーおです、その有坂なんです。

出ちゃいましたよ、いとしマジック。

嬉しい、嬉しい、嬉しいよなぁ。

 

次に会うのが、めちゃめちゃ楽しみです。

 

じつは今回のブログ

開園した保育園のことを書こうと思ってたのに

気づけば、米粉いとしマジックになってた…

 

なんとなくを思い描いてスタートしたものの

途中の何かに反応して、流れ着くのは予期せぬところ。

オレの人生って、こんなことばっか。悪くはない。

 

さぁ、今日のお休みは、どんな日になるのか。

 

今かかっているBGMは「 Happy Jazz 」。

外は、太陽が顔を見せはじめ、鳥も鳴きはじめました。

 

山椒の葉っぱは、まだまだ取れそうです。

 

 

 『 絶対に不自然なことをしなければ

     自然がすべてのタイミングを

   教えてくれるんだよ 』

             吉本ばなな

 

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まさかな人生。

 

まもなく、園長なんです。

 

SNSでは報告させてもらいましたが

糸島に移住してから指導者をさせてもらっている

エリア伊都が保育園を開園することになりました。

 

2020年4月開園の「 エリア伊都グローバル保育園 」。

 

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そして、わたくし有坂

そこの園長を務めることになったのです。

 

「まさか」な人生が

またもや音もたてずにやって来ましたよ…

 

サッカーできるあてはない

言葉はわからない、知り合いはいない

そんなゼロの状態からスタートして

プロ契約してプレーができた

20代後半のコスタリカチャレンジでのまさか。

 

 

奥さん共々に仕事を辞め

先のことを何も決めずに2か月間の旅をした

コスタリカキューバから糸島移住へのまさか。

 

 

自分の人生には

大事にしているいくつかのキーワードがあります。

 

「サッカー」「教育」「旅」「読書」

「哲学」「ネコ」「多様性」「流れ」「自然体」

 

周りから見たらあっちこっち行く

わちゃわちゃした人生だと思うんですが

自分的にはこのキーワードからは外れてないので

とんでもない方向転換をしてる感覚はなく

でもそこで結果的に起きていることには

毎回ビックリで、ただただ「まさか」なんです。

 

で、そのまさかを運んできてくれるのは

いつだって、自分ではなく、他者なんですよね。

 

みんな、ありがとう!です、ほんとに。

 

もう6年も前のものになりますが

「ほぼ日」のコラムでの糸井重里さんの文章が

なんかドンピシャだったので掲載したいと思います。

 

 

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太古の昔の人間にとっては、
知ってる人ばかりの集団で生きていたわけだから、
あえて「人に会う」なんてことは、
たいへんな事件であり、胸が震える体験であり、
危険と隣り合わせの冒険でもあったと思うのです。

 

と同時に、新しく出あった人と、
まったくいままでになかったおもしろいことが、
始まっていくという可能性があるわけですし、
これまで離れて生きてきた見ず知らずの人と、
長年のつきあいのある仲間以上に
理解しあえるようなことだってあります。

 

とても恐々かもしれないし、
好奇心のおもむくままに
突撃していくようなことかもしれないし、
大きな利害を課題として
抱えるようなことかもしれない。
でも、とにかくたいへんに大きなことが、
含まれているということですよね。

 

とても人に会う機会の多い人生を送っているので、
そういうことの得意な人間だと思われていそうですが、
あんがいというか、もともと、
かなりの引っ込み思案なのです。
新しく人に会うことや、じょうずに打ちとけることは、
苦手といっていいような性格だと思っています。

 

ただ、いい人に会うということが、
ほんとうにうれしいことだということを、
しみじみ知っている人間であることはたしかです。
だからこそ臆病にもなりますし、
だからこそじぶんのおしりを叩いて一歩踏み出します。
そうやって、会えた人から
たくさんのものをいただいたり理解してもらえたりね。
こんなことをくりかえしてきたのだと思います。

 

とても直観的に感じているだけのことなのですが、
この2014年という年は会うこと関わることの質量が、
とんでもなくたっぷりしているように思えます。

 

今日も「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。

 

 

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ここ最近、サッカー指導の現場でも

柔らかで芯のある素敵な人との出逢いが多いのですが

保育園という新しい場所に関わることで

またたっぷりと増えていくんですよね

ほんとありがたい限りです。

 

そして自分にできることは

生きていくって楽しいことなんだって

子どもたちが感じられるような環境をつくること。

 

 

「 ちがうみんなで、みんないっしょに 」

 

 

そんな保育園を目指して。

 

 

 『 乳児はしっかり肌を離すな。

   幼児は肌を離せ、手を離すな。

   少年は手を離せ、目を離すな。

   青年は目を離せ、心を離すな。』

      ネイティブアメリカンに伝わる言葉

 

 

2020年へ。

 

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あけましておめでとうございます

今年もどうぞどうぞよろしくお願いします。

 

年末年始は東京に帰省しているのですが

新宿の街並みや渋谷駅の「明日の神話」に対して

今まで感じたことのない違和感がありました。

 

今まで日常だったものが非日常になって

今まで非日常だったものが日常になる。

 

移住してもうすぐ3年

いよいよ糸島が日常になったんだなぁと

東京に来て初めて感じることができました。

 

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2019年は2つの目標を掲げていました。

 

ひとつは「 配慮はしても遠慮はするな 」

 

んん、そのときはそう思ってなかったけど

いま思い返してみると遠慮してた気がするな…

 

もうひとつは

「 選択するとき、まずは枠の外に飛び出せ 」

 

これに関しては

枠の外から思いもよらぬことがやってきて

飛び出さざるを得ないことが多かったなと。

また別で詳しく書きたいと思います。

 

サッカー指導の方では

監督として関わっている中学生チームの

春先にあったメインの大会で

とんでもない悔しさを味わい

自分に対しての不甲斐なさを痛感。

 

大会の成績という

「結果」に囚われてしまって

選手の成長という

「過程」に無我夢中になれず。

 

自分の場合は

サッカー指導だけでなく

人生でのあらゆる選択も含めて

「結果から逆算して今をどうするか」

の順番で物事を考えていくと

自分の能力をまったく発揮できず

つまらない結果に終わってしまって

逆に「今に無我夢中になって進んでいく」

と気づけば面白い結果に辿り着く。

 

それをわかってるはずなのに

やれてないんだから

結果に惑わされちゃってたんだよなぁ。

 

いやぁ、弱い弱い、オレ弱い。

 

でもラストの大会で

中学3年生たちは大きく成長した姿を見せてくれ

進路も11人全員が県内外の学校から特待をもらい

( そのうちの2人は自らの意思で受験を )

1・2年生たちの成長も感じることができていて

素晴らしい1年になったと思います。

 

心理学者の河合隼雄さんが

著書の中でこんな言葉を残していました。

 

 

 「 生徒の個性を引き出すには

   先生の個性が生かされていることが

   第一の条件である 」

 

 

これ、絶対に忘れないでやっていこう。

 

チームとして洗練なんかされてなくて

いびつでデコボコな感じのチームがいい。

 

キャプテン翼みたいなチームがいい。

 

翼くん、岬くん、日向くん、若林くん

松山くん、若島津くん、石崎くん、滝くん

三杉くん、立花兄弟、次藤くん、新田くん

 

そんな選手たちがポコポコ生まれてきてほしい。

 

だから、まず自分が。目指せ、ロベルト本郷

 

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2020年の目標、これにします。

キャプテン翼の流れとまったく関係ないですが

自分の大好きな人の、大好きなこの言葉。

 

 

 「 言いたいことは言う。

   そのときは心を込めて言う 」

             -甲本ヒロト

 

 

みなさん、今年もよろしくお願いします!

 

フィデル号。

 

2年ちょっと前の話し。

 

糸島に移住して数日後

新しい我が家に

最初のお客さんをお迎えしました。

 

東京でお世話になっていて

その少し前に地元・九州に戻っていた

元「 footballista 」アートディレクターの長さん。

 

光葉シェフの手料理を食べながら

最近のサッカー界について

博多の街の移り変わりについて

子供が成長するということについて

などなど、いろいろな話しになり

とても愉快な宵となったのでした。

 

そのなかでちらっと

自分がこれからサッカー指導をする高校まで

自転車で行くということを話していました。

 

片道約50分。長さんビックリ。

土地勘のない自分はピンときていなく。

知らないからできるんでしょうね

なんて笑って話しが終わったと思います。

 

 

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翌日、長さんからメッセージが。

 

 

「 うちの母が乗ってる車が

  8月に車検なんだけど

  もういい歳なので運転やめようか

  って話してます 」

 

 

「 母は、そんないい夫婦ならあげる

  って言ってますので 笑 」

 

 

まさかの車プレゼントオファー。

 

あまりにビッグなものなので即答できず

光葉と数日あれこれと相談をして

ありがたく譲っていただくことにしました。

 

人生で初めて所有する車。

長さんからの提案もありこう命名されました。

 

 

 「 フィデル号 」

 

 

そのネーミングの由来は

うちら夫婦が糸島移住する前にした

中南米ジャーニーで訪れたキューバ

最高指導者フィデル・カストロから。

 

長さんも、光葉も、自分も

彼の思想と生き様に惹かれていた上に

うちらがキューバを訪れたときに死去という

何か感じざるを得ないタイミングもあり。

 

 

フィデル号がやってきてからのうちらは

行動範囲が格段に広がり、糸島や福岡だけでなく

九州各県や中国地方などの遠方にも

行けるようになっていったのでした。

 

それから2年ちょっとが経ち

フィデル号にも故障が目立ち始め

特にエンジンがそろそろ限界とのことで

この夏ついにお役目御免となりました。

 

残念だったのは

フィデル号を譲ってくださった長さんのお母さまに

直接お礼を伝えられなかったこと。

 

車をいただいたということだけでなく

会ったこともない東京から移り住んできた夫婦に

信じられないくらい大きな優しさを示してくれたこと

そして、そういう人が福岡にいるんだということが

とにかくたまらなく嬉しかったんです。

 

本当に本当に本当にありがとうございました。

 

 

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その後、中古で購入した新しい車に

フィデル号 」は無事に襲名されました。

 

で、それに伴って、車のカギにつける

フィデル・カストロのキーホルダーを

ネットで探しまくっていた光葉。

 

 

 「 いくら探しても

   フィデルのものがなかったから

   チェ・ゲバラのにしたよ。

   まぁ、キューバ革命の同志だしね 」

 

 

届いたものを見てビックリ。

 

 

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チェ・ゲバラ

ケンタッキーフライドチキンコスプレって(笑)

 

新しいフィデル号との旅がスタートです。

 

 

 『 小さいほど大きくて

   大きいほどちっぽけである。

   小さいものほど大きな理由がある 』

          まど・みちお( 絵本作家 )

 

流れ着いた旅。

 

目的地を決めずに出発した

光葉との当てのない日帰り旅。

 

糸島の海沿いの道を

唐津方面に向かいながら

ひとまずの目的地を

長崎県佐世保に決めました。

 

山頂からの棚田の風景や

 

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名物・佐世保バーガーを楽しみつつ

 

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208もの島があると言われる

九十九島 」全体が眺められる展望台へ。

 

ただただ、圧巻な景色。

 

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九十九島について少しだけ調べた光葉が

 

 

 「 この島のほとんどは無人島なんだって 」

 

 

ということと

島の歴史をひとつ教えてくれました。

 

 

 「 隠れキリシタンが潜伏してたらしいよ 」

 

 

それを聞いて、腑に落ちたのでした。

 

うちらはなんでこの日、ここに来たのか。

 

真実はわからない。

たまたまかもしれない。

でも、そう信じることにしました。

 

 

 

 

7月の終わり頃

東京のサッカー仲間から

突然メッセージが来ました。

 

 

 「 今朝8時ごろ

   Kくんが亡くなりました。

   先週の木曜日

   会社で倒れて、意識不明のまま

   今朝、息を引き取られました 」

 

 

何の予兆もなく突然に。

しかも、奥さんもいて、子供もいて。

 

胸が締めつけられました。

 

Kくんは

仲良くさせてもらっていた東京のチームで

指導者をしていました。

 

試合会場では

あまり一緒にならなかったのですが

そのチームの指導者が中心になって出場した

指導者大会でチームメイトとなり

厳つい外見とシャイな性格に隠された

優しさあふれる彼の熱い想いを知っては

仲良くなっていったのでした。

 

糸島に移住するちょっと前

指導者大会のオファーを

あらためてもらうことができ

Kくんと再びチームメイトになりました。

 

GKとして出場した彼はケガがありながらも

それを見せない積極的なプレーと

ポジティブなコーチングでゴールを守り

準優勝に貢献してくれたのでした。

 

チーム最後の

ミーティングが終わって着替えていると

Kくんが突然やってきました。

 

 

 「 テツくん、これあげるよ 」

 

 

渡されたのは、映画のチケット2枚。

 

それは「 TOHOシネマズ 」であれば

どこでも、どんな映画でも

観られるというチケットでした。

 

 

 「 糸島に移住する前に

   もし時間があったら行ってみてよ 」

 

 

なんでくれたのかの理由は聞くことなく

「 ありがとう、必ず行くね 」とだけ伝え。

 

その数日後、光葉と何を観るかを考え

最終的にうちらが選んだ映画は

マーティン・スコセッシの『 沈黙 』でした。

 

 

 

 

佐世保への日帰り旅に出る2日前

Kくんについてのブログを書き始めたのですが

なぜだか書き進めることができず断念しました。

 

その後も進行することはなく

でも、ぼんやりとKくんのことは考えていて。

 

そして昨日、光葉と休みが合ったので

行き先を決めることなく日帰り旅に出かけました。

 

そこで行き着いたのは

映画『 沈黙 』の主題として描かれていた

隠れキリシタン ” が潜伏していた

という「 九十九島 」。

 

真実はわからない。

たまたまかもしれない。

でも、そう信じることにしました。

 

きっと、Kくんが呼び込んでくれたんだ、って。

 

 

 

 

映画を観に行った後

『 沈黙 』を選んだことと映画の感想

それとあらためてのお礼をKくんにメールすると

彼はこんな返信をくれていたのでした。

 

 

 「 キリシタンのやつだね。

   なかなかマニアックだね(笑)

   俺も見てみたいってちょっと思った ♪ 」

 

 

 「 今度ゆっくり呑みながら

   サッカーの話をしよう😄

   奥さんも紹介してね ♪  」

 

 

うん、また会おう。

 

たくさんの優しさを本当にありがとうでした。

 

 

 『 耳が聞こえなくても

   “ 聞こえる ” ことばであり

   目が見えなくても “ 見える ” ことば

   それが “ 優しさ ” というもの 』

         マーク・トウェイン( 小説家 )

 

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